2009→10 年末年始
■ 年末年始TOP


皆さん。無事、年を越せましたか?
あにめチックな主宰の斬♪鮫です!
や〜、2010年! 10年ですよ!
ついに2000年が二桁台に突入しました〜♪って!
実感ねぇぇぇなぁ〜!!!!
現在、私たちは後世の歴史家どもがゆ〜トコの
21世紀初頭なる時間軸を必死コイて歩いてるワケですが
あらためて振り返ってみると、この10年間の間に
さっぱり21世紀らしい振る舞いをしたコトがない!
ただ21世紀とゆ〜言葉だけが一人歩きしてる気がします
でも。時代ってヤツはちょっとずつ変化してるよーで
去年は世間的には近年稀に見る激動の年でしたが
アニメ的にもいろいろありました!

2009年アニメ業界最大の話題は!
四国の徳島がアニメの新名所になったコトです!

ユーフォーテーブルの近藤代表が故郷・徳島に
地方スタジオをオープンしたコトをきっかけに

徳島を舞台にした劇場版アニメ『空の境界』を制作し
さらに封切り記念に、眉山山頂で行われた

『眉山山頂秋フェスタ2009×マチ★アソビ』

製作P、担当声優も乗り込むとゆ〜大々的なモノ
アニメ地方イベントとしては史上空前の動員数を記録!

なにせ帰りのロープウェイが終便までに処理できず
臨時便を出して支援にまわったとゆ〜ぐらい
です!
そんなキッカケとなったユーフォー徳島スタジオ自体は

かなりちっぽけなモンなんですが‥‥‥
(詳しいコトは『アニメスタジオへの道w』で!)
こーした徳島イベントの話題とゆい
こーしてみると、2009年にとってのテレビアニメの話題
番組以外の部分での出来事が多かった気がします
新聞の見出し風にまとめると、こんなカンジです
一面水樹奈々、声優初の紅白出場
総合面さらば春日部!『クレしん』作者・臼井氏逝く
政治面伝説の巨大ロボ、各地に原寸大を祈年建立
政策面話題作は劇場回収?『なのは』に続き『消失』も
国際面中国アニメ『心の窓』パクリ疑惑
経済面『けいおん!』DVD、関連商品売り上げ首位
経営面『咲』制作中にGONZOが倒産
くらし中村プロ、NHKニュースで貧困生活を曝す
地方面史上空前! 徳島で『マチ★アソビ』開催
芸能面こやまきみこ、吉本芸人へ華麗なる転身
文化面『ヤマト』復活にリアルタイム世代で賛否両論
社会面小清水『仏陀』でますます赦せぬ存在に
2009年のアニメ業界流行語大賞=『俺の嫁』

これまでアニメ番組でしか接するコトのできなかった
ヒトやモノ
が、まったく新たなアプローチ
私たち視聴者のもとにひょっこりと顔を出し
サプライズをした展開が多かったんですねー

ま。これまでは基本的にそーゆー時は
視聴者側からの仕掛けが多く
そのたびに業界側は踊らされてテンパるのが常道でしたが
2009年に関しては業界側からの仕掛けが大半で
その多くが参加するのにカネのかかるコトばっか‥‥
つまり。業界が既存収入以外の部分で
『回収の知恵』を試みた一年だったワケです


皆さん。ヤツラはアナタの財布を狙ってます!
情報は上手に見分けて、適切に祭りに参加しませう!
つーわけで! そろそろいってみますか!
2010年最初の税関調査、はじまり、はじまり〜♪
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
【脚本】吉野弘幸さん 【監督】神戸 守さん 【制作】A-1 Pictures
視聴日1月4日(月曜)26:00-26:30
放送局テレビ東京
第1話『 響ク音・払暁ノ街 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【OP】
大戦の戦禍で荒廃したヘルベチアの寒村
大破した屋根から降り注ぐ雨を避け、うずくまってるカナタ
戦争に巻き込まれ、母を亡くし、ただ泣くしかなかった
戸外に一人のラッパを持った女性兵士が立った
女性兵士は崖を凛とした態度で臨む‥‥‥
その姿に見惚れるカナタ
‥‥と、そんな追憶から目覚めるとそこは6両編成の貨車
傍らで賭け事をする帰還兵4人が、目覚めたカナタを見て
『お裾分け』と称してキャラメル缶を投げる
兵士A『半年前に大戦が終わった徴兵がなくなったのに、なぜ志願した?』
カナタ『私、音楽が習いたくて‥‥』
突拍子もない答えに帰還兵たちは爆笑する
貨車はやがて駅へと滑り込み、カナタは帰還兵たちと別れ
ローカル線に乗り換える。行き先は辺境の地・セーズ‥‥

【Aパート】
セーズに着いたカナタは、地元の駐屯兵のバイクに乗って
山道を急いでた。右へ左へと果敢に攻めるバイク
サイドカーに乗るカナタは、それに激しく耐えてると
やがて眼前に急峻な山岳に張り付く町並みが見えてきた
湖とガラスの街・セーズ‥‥
城門の前までくると、駐屯兵はバイクを止めてカナタを降ろす
セーズの町中にはバイク乗り入れ禁止のためだった
時刻は13:20。カナタの搬送任務を終えた駐屯兵は引き返す
カナタ『方向確認、良し、時刻確認、良し、装備確認、良し!
前へ進め!』と城門を入ると、そこにはレトロな町並みがあり
人々が酒を飲んでタムロしてた
今日はセーズは『水かけ祭り』の日。人々は年に一度の祭りのため
期待と興奮で活気に満ちてる
そんな光景を見ながらカナタが歩く。予定着任時刻は15:00
まだ充分時間がある‥‥と余裕をカマして広場に赴くと
少年『ありがと!』とゆって赤ペンキの水をかけてきた
同時に花火が鳴り、人々が赤ペンキの水の掛け合いが始まる
ノリの良いカナタもまた、それに参戦し服はグチョグチョ
そんな姿を見つけた第1121戦車小隊のラッパ師・リオが怒る
リオ『おい! バカか! しっかり巻き込まれて!』
ついてこい! とカナタを自宅の風呂へと連れてく
風呂でまったりくつろいだカナタが居間に出ると
ベランダの向こうに渓谷が。ふと、ベランダに出ると
フクロウが襲来し、リオの大事な鈴を掴んで跳んでいってしまう
カナタ『お風呂までいただいた上に‥‥ゴメンなさい!』
と謝るが、リオは口惜しそうに呟く
リオ『良いんだ。きっと、コレで‥‥』
現在時刻は午後3時。カナタ、着任早々、遅刻が決定‥‥

【Bパート】
着任予定の3時を過ぎたコトに気づいたカナタは
慌ててリオと別れて、赴任先の時告げ砦へ向かおうとするが
逆方向で鈴の音が聞こえる‥‥
赴任先に向かうか? 鈴を追うか?
リアルな社会だったら99パーで赴任先だけど
ココはアニメなワールド。カナタは鈴を追って谷へと降りる
一方、カナタと別れたリオは『水かけ祭』の司祭役として
山車の頂に立ち、人々に水をかけつつ、祭りの由来を視聴者に解説
その昔、この街の谷底に羽の生えた悪魔が棲み着いてた
悪魔は炎を吐き大地を揺らし、人々を苦しめた
そしてついに砦に棲んでた乙女たちをさらい
地下の迷宮へと閉じこめたが、娘たちは諦めずに
天主様から授かった
金のグニョグニョで呼び合い迷宮を脱出すると
強大なクモの力を借りて悪魔の首を討ち落とす
その首は激しく炎を噴き上げ、このままでは上にある街は全て燃えてしまう
娘たちは噴き出る炎を抑えるため順番に悪魔の首を抱きかかえた
燃えさかる悪魔の首と娘たち。村人たちは毎日水をかけるが
まる一年たって、よーやく炎は消えた。以来、村を救った娘たちの霊を
慰めるため、水掛祭りがはじまったとのコトです‥‥

そんな、吉野先生が壮大に造った『水掛祭り』の仕掛け
ほとんど意味をなさぬまま、カナタは鈴を追って渓谷へと向かってた
渓谷の急階段がモゲ墜ち、谷底へと落下するカナタ
渓谷に讃える水の下には、悪魔の羽と竜骨が岩にこびり付いてる
伝承はホンモノだった‥‥ただそれだけ
それが本筋にどー効果をもたらす?
やがて夜となり、すっかり迷子になったカナタは夜空を見上げる
カナタ『ダメだな。私、すぐ迷って。迷うのは楽しいコトもある
それって知らない誰かと逢えるからだよね‥‥』
まじまじと夜空を見上げるカナタ
カナタ『一人きりは‥‥ヤだな‥‥』
ふと、昨晩見た子供の頃の追憶がよみがえる
戦禍で出逢ったラッパ師の女性兵士はカナタに囁く
兵士『迷子?』
カナタ『おかーちゃんに逢いたい』
兵士『大丈夫。アナタがそー願うなら逢いたいキモチが伝わる
ええ、音は必ず響く、必ず響いて、そして‥‥』

追憶からハッと思い立つカナタ。持ってたラッパを構える
一方、そんなカナタのいる崖の上では、水掛祭りも宴たけなわ
リオが渓谷に鎮魂の祈祷をしてる最中だった
そんな時、渓谷の底から響き渡るラッパの音‥‥
人々は伝承の『金の角笛』と勘違いをし、悪魔が目覚めたと畏怖する
コレが、あの壮大な伝承の大仕掛け?
フツーに深夜にラッパを鳴らせば助けフラグはOKかと‥‥
リオは響き渡るラッパの音に、慌ててラッパで返すコトを決める
谷底ではカナタが救援のラッパを鳴らす
カナタ『届いて! 誰か! 私の音! 受け取って!』
すると崖の上からラッパの返答が‥‥
カナタ『届いた‥‥!』
と、安堵で脱力し気を失うカナタ‥‥
次にカナタが気づいたのは、砦の中だった
リオ『とっとと起きなさいよ。カナタ二等兵!』
リオだった。風呂、鈴、そして谷底‥‥
カナタ『昨日はご迷惑をおかけしまして‥‥』
全くだ、と一度は憤慨するリオ。だが
リオ『冗談だ。ムチャはするんぢゃない。こんな鈴のために』
鈴はリオの胸元にしっかりと戻ってた
二人は砦の物見台へと出る。時刻は夜明け前、薄暗い中で
リオ『教えてやる。なぜこの砦が時告げ砦と呼ばれるのか』
リオはトランペットを掲げ、シンと静まる渓谷に吹く
夜の静寂に響き渡る音色。同時に遠い山の鞍部から太陽が昇り
セーズの街並みを光輝かす。街に朝がやってきたのだ
カナタ『空の音だ‥‥』
ゆっくりと昇る太陽にひど感動したカナタに
リオ『私はリオ。ラッパ師としてお前を始動する』
リオはさっそく起床ラッパを吹いてみろ、と誘う
カナタはラッパを構え、そして‥‥‥
#$★↘♡♥?#@〜!*〜
そのヘタクソなラッパに街の人々は苦笑するばかりだった
(第1話END)

とゆ〜吉野先生のとある国の近代史講座でした
先生〜! 質問でーす! どこが重要なトコなんですか〜?

私、バカなんでさっぱりわかりませーん!

なんで水掛祭りの説明をクドクドしてるんですか?
この説明だと、のちのち悪魔が復活するって方向になりますが
それで合ってますかー? おそらく違うんですよねー?
おまけにカナタがラッパ師を志すキッカケの追想と合わして
カットバックを2回使ったにも関わらず
何の威力も効果も発揮できてませ〜ん。むしろ
学生達によけーな混乱をもたらすだけだと思います!
別にもっとあっさり進めても全然OKだと思いマース!
それと。この授業の前フリで、やったらと
『文明レベルが後退した』と強調してますが
たとえ戦争で高度文明が破壊されたとはゆえ
人類が一度獲得した科学技術が、生活様式までも後退する場合
『ヘルベチアが戦時中、鎖国状態だった』と定義するしか
文化人類学的に有り得ないかと思いますが
そこの文釈がなされてませーん!
試験に出たら何と書いたら良いのか途方にくれまーす!
そして何より、この史書を書いた人物について
どーゆった思想を持ってるのか? を考えたとき
過去の作品群から紐解く答えは
『女の子を悲惨な戦禍にさらす制服フェチ』
とゆ〜特殊な共通項が見いだせまーす
そのコトから『この史書を書いた人物について論ぜよ』との設問
『かつて教鞭をとってた時、教育実習か何かで
女子生徒にひどくイビられた経緯を持つ』

との答えが導き出されますが、当てますか〜?
さらに疑問なのは、この史書を映像化したA−1
小道具の描き方についてですが、『文明レベルが後退した』
とゆ〜トコにやたらと神経を使ったデザインをしてる反面
『水掛祭り』のアタリは『ラピュタ』演出を完全にパクってて
『ジブリ』の大御所連中から著作権侵害を訴えられても
おかしくない構図
をしてましたが、このアンバランスな
演出
に対して、どーして責任ある制作PはOK出したのか
理解に苦しみます! さらに付け加えて
リオ担当の小林ゆう水掛祭りの説明過程
『金の角笛』とゆうべきトコを『金のグニョグニョ』
マトモに発音できてないのに音響監督の清水がOKを出したのか?
もしかして後退したのは文明ではなく
スタッフの力ではないのでしょーか?

吉野先生! これらの明確な回答、待ってます!

おまもりひまり
【脚本】長谷川勝己さん 【監督】ウシロシンジさん 【制作】ZEXES
視聴日1月6日(木曜)25:30-26:00
放送局テレ玉
第1話『 猫と少女とアレルギー 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
皆さん、今年の元旦はどんな初夢を見ましたか?
今年の私の初夢は
何かの勝負に負けてアニメイト全店舗を巡る罰ゲームでした
ちなみに去年の初夢
創作料理大会で大間マグロを青森リンゴジュースにぶち込んだ
『津軽海峡イタコグラタン』なるモノを披露して
500万円の賞金を得てました
から
正夢になる確率はゼロなんで、そこは安堵してますが
悲惨ですよ‥‥‥北海道から沖縄まで、電車や飛行機で回って
ゴールは台北の正門店ですよ? やってもやってもゴールが
見えなくて
涙がこぼれたトコで目覚めました‥‥‥
いったい何店舗あるのか知らないけど、アレはヤだな〜
何の恩恵がないんですからね〜
ま。仮にアニメイト各店舗の店頭で独自のスタンプが置いてあって
そこに一つ一つ押してくスタンプラリー形式みたいにして
全店舗制覇したら、景品や金券をくれたり
証明書みたいなモンを発効
してくれれば
こっちとしてもやりがいがあるんですけど?
あ。そーなったら『あにめチック』どころか
各アニメファンのブログで始めるか‥‥
四国のお遍路さんとか、七福神巡りとか
日本人の蒐集癖は筋金入りですからねー!
ホント。アニメイトやゲーマーズはメンバーズ・カード販売しか頭になくて
そーゆーセルフ・アピール形式の企画に関してはダメダメです
ナニゲな企画を地味にやってけばブログで話題になって
やがてアニメ化する‥‥そんな大胆な戦略を立てられない!
頭をヒネればカネを使わずにカネは生まれるモノなんですよ?
‥‥てなワケで。良いカンジにザレゴトを並べ立てたトコ
あらすじを手抜きして贈ります! なぜなら!
今夜はもー1本、深い時間帯の作品があるからです!

【Aパート】
朝。とある町の一軒家に住む天河優人の寝室に
幼なじみの九崎凛子が起こしに来る
凛子『おはよーございまーす』
と勝手にあがりこみ、寝室のドアを開けると
ベッドで眠る優人の姿が‥‥‥
凛子『おきなよー』
すると優人は寝ぼけて凛子を抱き寄せて
凛子『やだ‥‥優人。どこ触ってんのよ』
肢体と肢体がエロエロな体勢
優人『違う。凛子はこんなに重くない‥‥』
凛子のハートに5cmの傷が入り
凛子『ランマル、いっけー!』
ネコのランマルが優人の顔に突進し耳を舐める
優人『ハクション』
優人はネコアレルギーだった‥‥
優人は7年前の誕生日に両親が他界し一人暮らしをしてた
そんな優人を守るのは、幼なじみの凛子と
幼い頃に婆さんから貰ったお守りだった‥‥
そんな状況説明がなされる登校途中で
いきなり緋鞠が登場し
緋鞠『ヌシが天河優人か?』
突然、優人の耳をペロリと舐める‥‥
こんな無策に近いヒロインの登場シーン
いまだに見たことがありません‥‥

突然の朝っぱらから見知らぬ痴女の乱入でパニクる優人
凛子『遅刻、遅刻、はい、さよーなら』
と優人を引きづり、脱兎のごとく学校へと遁走
昼休み。クラスメイトの泰三が優人を学食に誘うが
凛子がひっつかまえて屋上へと引きずってく
凛子は今朝の痴女がナニモノかを問いつめる
凛子『秘密の許嫁とか?』
ないです‥‥優人もさっぱり心当たりがない。そこへ
泰三『見つけたぞ。末裔、ふふふ‥‥』
アヤカシが乗り移った泰三が優人の前に立ちはだかる
泰三『ひと思いにキモを喰ってやろー』
凛子『キモ? タンキモならこの間食べたけど?』
凛子のボケは空振りし、優人と凛子に襲いかかる
ナニゲにエロい体勢となる二人
泰三『我等の積年の恨み‥‥』
そこに背後から緋鞠の声
緋鞠『それは困る!』
緋鞠は優人と泰三の間に立ち、刀を抜く
緋鞠『コレは私の獲物なのでな』
緋鞠は泰三に刀で挑み、一戦を交える
緋鞠『ワレ斬り倒せるのはアヤカシのみ!』
優勢の緋鞠が泰三を殺戮にかかるが
優人『待ってくれ。それは友達なんだ』
緋鞠『ち!』
緋鞠は泰三に憑依してるアヤカシを分断
アヤカシの正体はベンジョコウロギだった
緋鞠はベンジョコウロギを刀でブチのめし一件落着
夜‥‥寝室で一人、今日の出来事を振り返る優人
優人『今日のコトは何だったんだろーな‥‥いーや、明日にしよ』
寝入ろうととすると、布団の中から緋鞠が現れる
緋鞠の巨乳に興奮する優人
緋鞠『ヌシがしたいのであれば遠慮しなくても良い』

人間を誑かすヒデェヤツです!
優人『待ってよ。いったいどーゆーコトなのか説明しろ!』
緋鞠は優人の胸のお守りが枯れてるコトを指摘する
婆さんから貰ったお守りの力が失われてきたため
アヤカシが集まるよーな状況
となってるらしい
緋鞠『いにしえの盟約により今日よりヌシを守る』
緋鞠。彼女はネコのアヤカシだった
そこへ、深夜だとゆ〜のに昼間のコトを謝ろうと
凛子が優人の寝室のドアを開けて、さあビックリ!
エロい体勢な二人の姿
に凛子は叫ぶ!
凛子『なにしてんのよ!』
つーか。凛子よ、お前こそ、なにしにきた!

【Bパート】
翌日、優人らの教室に緋鞠が転校してきた
緋鞠『若殿の隣が良い』
と強引に優人の隣の席に座る緋鞠
そもそも優人の天河家は『鬼斬り役』の家系で多くの妖魔が憎んでた
だがある時、天河家の当主がアヤカシを召し抱えた。それが緋鞠だった
緋鞠『すでにアヤカシは若殿の存在を知ってる』
だから優人に降りかかる全ての災いから守る、と語る緋鞠
一方で、巨乳キャラ・緋鞠の登場で存在感ピンチとなった凛子は
緋鞠に対して勝負を挑む
緋鞠『良いだろう』
短距離走、鉄棒、剣道、柔道、テニス‥‥すべて凛子の負け
ガヤ『運動部最強助っ人の凛子が負けた‥‥』
人々がドヨめく中、緋鞠が凛子の前に立つ
緋鞠『コレでわかったか? ヌシに若殿を守る力はない』
凛子『何よ! バケモノの存在で! ネコのクセに
私たちの生活に入ってこないでよ!』
緋鞠『‥‥‥承知してる』
緋鞠は寂しげな背中をし、屋上へと消える
そんな緋鞠の後を追ってきた優人は
優人『凛子を赦してやってくれないか?』
緋鞠『気にしておらん。それよりヌシはどーなんぢゃ?
私はヌシのキモチが聞きたい。迷惑か?』
優人『俺にはわかるんだ。緋鞠のハナシがウソぢゃないと
そんな女のコを追い返すなんてできないよ』
緋鞠『ならば‥‥私を受け止めてくれ』
と緋鞠が抱きつく。倒れる二人。優人は緋鞠を抱きしめて
優人『あれ? いつか‥‥こんなコトを‥‥?』
緋鞠『覚えておらぬのぢゃな。若殿‥‥
‥‥まあ良い、いずれ時が解決しよう』
翌朝。昨日のコトを謝ろうと凛子が優人の寝室を訪れると
優人と緋鞠が下着姿で抱き合って寝てた
ブチッ! とキレる凛子
凛子『なにをやっとるかーーーーーー!』
そうして人間二人とネコのアヤカシによる生活が始まった
だが、そんな優人に迫る影があった
ミズチカ『鬼斬り役は活かしておけないなの!』
(第1話END)

とゆー赦せない声優の『ヌシ』第二章でしたとさ
ま。確かに緋鞠役=小清水しかあり得ませんね!
この配役に間違えはない!
で。内容的には私が予想としてたよりも
はるかにライトに仕上げてきたな〜と思いました
歴代のゼクシズ関連の作品って、どこか影の濃い
ヒトクセあるモノが鼻について、どーにもこーにも
受け付けない『なにか』を秘めてるケースがほとんどでしたが
今回は、ひじょーにマトモに攻めたな、と思います
おまけに幼なじみv.s.オシカケキャラとゆ〜
構図で、パンチラ、鉄拳制裁、貧乳寄りのストーリー
深夜アニメの鉄板ネタをオンパレードしたコトに
さぞや男性視聴者の皆さんはご満悦でしょ〜
何より。この第1話に関してキャラ立ちしてたのが
ヒロインの緋鞠でも主人公の天河優人でもなく
サブキャラな九崎凛子だったコトが
小清水嫌いな私にもスンナリ受け付けるモノでした
や〜。凛子のベシャリ、立ってたわ〜
一度、新宿駅東口の電話ボックスに監禁して
衆人環視のもとで優人にまつわる思いのタケを
心ゆくまで語らす『24時間耐久・凛子の単独
トーキングライヴ』をヤラしてみたいですね〜

や。24時間ぢゃたらないかもしんない‥‥
食料と酸素がある限り永遠に続く気もする‥‥
『イレアイ』とゆい『そら』とゆい最近、幼なじみが
凶暴なまでに主人公を溺愛する
とゆ〜構図‥‥‥

ハヤってんですか?

バカとテストと召還獣
【脚本】高山カツヒコさん 【監督】大沼 心さん 【制作】SILVER LINK.
視聴日1月6日(水曜)26:50-27:20
放送局テレビ東京
第1話『 バカとクラスと召喚戦争 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
ところで。大学生の皆さんはご存じですか?
社会人の深夜アニメライフにとって
けっして越えてはならない時間の壁があります‥‥‥
それは! 『深夜3時』とゆ〜ボーダーラインです!
仮に、この深夜3時を越えた時間帯に放送する
アニメ番組とマトモにつきあった場合
ほぼズタボロの1日が待ってます!
ま。たとえてゆったらtvkエリアな皆さんですよね?
土曜深夜一本勝負!とばかりに命知らずな縦布陣
夜明けまで連なる百物語に挑むチャレンジャーどもが
側面からの睡魔の不意打ち完全無力化され
日曜の横浜方面のアニメイトがガラスキになるとゆ〜
『横浜の血の日曜日』は慚愧に堪えません!
一方、私の視聴区域な埼玉エリアにおける深夜アニメは
ラッキーなコトに深1:30始発を各曜日に均等に分配する
非常に紳士的な編成をしてくれるので助かってましたが
まさかテレ東側が謀反を起こすとは思わなんだ‥‥
今日は横浜の惨劇を覚悟しなければならないよーです‥‥
では! ひさびさにホンキ出していってみますか!
良い意味で重度のアニ♥パリスナーな大沼心監督
シルバーと称して白いビルでリンクしたくてもH.P.がない
シルバーリンク
を持ち駒にして贈ります!
はたして! チーム新房の右腕『心ちゃん』
メンタル破壊な前作『ef』を超えるコトができるのか!

【OP】
ココ文月学園は最先端の設備と世界初の特殊なシステムを導入してる
それは成績を振り分ける試験召還戦争なるモノがあり
その結果によってAからFまでのクラスわけがなされるが
クラスよって待遇、設備が極端に異なってしまう‥‥
そのクラスワケがなされる1年の終わりの試験の日
主人公・吉井明久は自信に満ちてた
吉井『良し! コレならいける!』
彼の自信は自家製の難関突破エンピツ
ひとたび振れば何らかの答えが出させる優れモノだ!
全てを運任せにし、いざ試験へ!
そんな傍らでAクラス候補の秀才・姫路瑞希が
エロい声で呻った上で、床へと倒れてしまった
慌ててかばう吉井。試験官は、姫路を途中退席と見なす
かくして試験が終わり、春がやってきた
鉄人『遅いぞ! 吉井!』
鉄人に異名を持つ西村先生が吉井に封筒を渡す
先のクラス振り分け試験の結果だった
鉄人『ひょっとしてお前はバカぢゃないかと、ずっと思ってた
すまなかったな‥‥』
吉井はその言葉に期待を抱き、封を開ける
鉄人『お前は疑いようのない正真正銘のバカだ!』
結果は最低のFクラス確定。すごくガンバリましょ〜の印

【Aパート】
2年となって初の登校日。吉井はFクラスへと向かう
システムデスク、リクライニングシート、ノートパソコン支給‥‥
その夢のよーな光景はAクラスだった
対してFクラスは畳!座布団!チャブ台!がお出迎え〜
吉井『先生。すきま風が入って寒いんですけど?』
ガマンしてください
吉井『先生。座布団がペラペラなんですけど?』
ガマンしてください
吉井『チャブ台の脚が倒れたんですけど』
ガマンしてください‥‥冗談です
と差し出されたのは木工ボンドだった
悲惨などん底へと突き落とされた吉井のFクラスには
男勝りな島田美波、フテクされてる坂本雄二
女だったらピカイチな男・木下秀吉などの学力最低な面々が集う
が! そんな絶望的な状況に
姫路『おくれてすいませーん』
とAクラ候補にして途中退席処分となった姫路がやってきた
かくして美女と冴えない面々たちによるFクラの生活が始まる
授業が終わり、清掃する姫路は埃だらけの教室で
病弱キャラを良いコトに咳き込む姿。それに触発された吉井
雄二を廊下へと連れ出し、状況打破を画策する
雄二『つまり姫路の哀れな姿を何とかしたいと?』
下心を指摘された吉井。だが雄二はマンザラでもない様子で
雄二『学力だけが全てぢゃない』と試験召還戦争を提案する
試験召還戦争。それは先生立ち会いのもと各クラスが
召還獣を使って戦争を行い勝利すれば教室を交換できる
‥‥
この学校ならではの競争原理を用いた学力強化システムだった
雄二『我々は底辺だ! クズの集まりだ! だが逆にゆえば
失うモノは何もない! ダメもとでやってみよーぢゃないか!』
Fクラ連中の前でアジる雄二
雄二『我々にはコイツがいる! 観察処分者だ!
と吉井を指すと、Fクラはザワめく
ガヤA『あれが観察処分者か?』
ガヤB『俺、初めて見た』
ガヤC『絶望した!』
雄二『観察処分者。それはバカの代名詞だ!
 何の役にも立たない!

Fクラはその意味のない秘密兵器にドヨめく
雄二『こんなオンボロ教室とは今日でオサラバだ!』
雄二は緒戦の相手としてEクラスに対し宣戦布告を画策する
その布告の役目に吉井を推挙する!
雄二『ダマされたと思ってやってくれ!』
かくして予想通り、Eクラにフルボッコにされた吉井が還り
雄二『覚悟は良いか?』
吉井『ああ、いつでもこい!』
校長室に召還戦争の開戦申請書が届けられる
校長『新学期早々から召還戦争とは。今年はゲンキが良いな
さて。どーなるのかね〜。みしてもらおーぢゃないか!
校長、熱血調で承認印を押す
つか。この学校、どーゆーワケかオール熱血調‥‥

【Bパート】
開戦を前にFクラでは雄二が戦術を構築してた
島田を先頭に立て、得意な数学で切り込みをかける!
あとはなだれ込むだけ‥‥何の戦術もない!
そしてFクラはたまたま通りかかった先生をラチり
Eクラへと出撃開始! 廊下ではラチられた先生の立ち会いのもと
Eクラ代表の中林宏美と三波美子らが迎え撃つ
島田『試験召還戦争、召還!』
秀吉『キャノン!』
魔法少女の変身ばりの演出がなされ
二等身キャラな召還獣が出現! 激しいバトルとなる
島田は得意の数学で三波を撃破。すると鉄人西村が三波を捕獲し
補習室へと強制連行し地獄の補習が始まる‥‥
島田の開戦を皮切りに、FとEは次々と召還し両クラスの戦線は拡大
このまま勢いで押し切り、相手クラスの代表を倒せば勝利‥‥
だが、やはりそこはEとFの実力差。ジリジリと押し切られる
島田も持ち点が不足し、学力向上のために回復室へと退き
Fクラを切り崩すEクラ中林は、攻勢に乗じて突撃開始
Fクラの防衛線を突破し、残るは雄二と吉井のみ!
吉井『どーする! 何か作戦とかないのか!』
雄二『作戦はない。おっと。一つだけ作戦があったっけ』
と中林の前に吉井を差し出す
中林『まさか、そいつ‥‥』
雄二『コイツは観察処分者だ! お前の力、魅せてやれ!
観察処分者には他の生徒にない特殊能力がある‥‥
一つは物体が触れる。もう一つは打撃時に痛みを感じる‥‥
って。まったく逆転する要素がない!
吉井は案の定、自爆して、残るは雄二のみ‥‥そこへ!
姫路『姫路瑞希、いきます!』
回復室にいた姫路が乱入し、一気にEクラ連中を殲滅
中林『なんでFクラスにこんな生徒が‥‥』
中林もあっけなく倒れ、かくして試験召還戦争は
Fクラスの勝利で幕を下ろしたのだった
戦後処理に臨む雄二。だが、当初の目的だった教室交換は
雄二『設備は今のままで良い』
と言い出す。さらにそこへAクラの大使として木下の妹が訪問と
AクラがFクラに対し宣戦布告する
混乱する状況下で、雄二が一人ほくそ笑む
(第1話END)

とゆ〜深夜3時のマシンガントークな第一話でした
クッソ! 速記が追いつかねぇ!
ヤバい! 早く書かないと朝日が昇る!
てなカンジで文月学園の説明から
Eクラとの戦闘
まであっとゆ〜間に書き抜けました!
ま。心ちゃんが力を入れたとゆ〜
格差社会の設備の違い=畳、座布団、チャブ台には
思いっきり笑かしてもらいました
何より、この物語のキモとなるバトルシーン‥‥
2等身召還獣によるゲームモード
シャフトで醸成した新房教育がフルに活かされてます!
もし。このバトルシーンを視聴者に飽きさせず魅せるとしたら
こーした模擬店形式の省エネタイプでいくか
あるいはサンライズかIGが得意とする
とても高価な3DCGですからね〜

ひじょーに廉価で実をとったシャフト演出法
新房監督の教育のタマモノとゆえましょ〜
ま。第一話に関してゆえば、どこに力を置いて
どこで流すのか
、とゆった緩急のポイントが視聴者寄り
前作の『ef』よりかはるかに優れてると思います!
うんうん! 心ちゃん、すっごく成長しました!

さあ〜て! 仕事にいくべかな!

ひだまりスケッチ×☆☆☆
【脚本】与口奈津江さん 【監督】新房昭之さん 【制作】シャフト
視聴日1月7日(木曜)25:29-25:59
放送局TBS
第1話『 真っ赤点 』『 ようこそひだまり荘へ 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【『真っ赤点』を報道ステーション風にアレンジ】
古舘『こんばんわ。2010年の年が明けて、ますます混迷を深める日本社会
それを象徴する事件がまた起きました‥‥‥
ユノっち、ダブりの危機です。市川さん』
市川『はい。私立やまぶき高校1年A組のゆのさんが
2月に行われた英語の期末試験で24点をとり、赤点が決定的となりました
今後の状況次第では2年生に進級できず、落第する可能性があります』
古舘『24点!』
市川『はい。25点以下が追試で、1点足りなかったようですが
一部情報によると実は22点だったのではないかとの疑惑も』
古舘『それはなぜ?』
市川『スペル間違えを学校側が見抜けなかったようです』
古舘『学校側も?‥‥‥受験戦争、学歴社会の歪みを見直そうと
授業日数のの削減をした途端、今度は学力不足
‥‥
ココにも日本の教育制度が抱えた矛盾が押し寄せてる
そんな一面が垣間見えます
。次のニュース』
市川『あ。いま、その続報が入りました』
古舘『続報? 聞きましょう、どうぞ
市川『お伝えします。期末試験で赤点となった緑市浅葱町4-16
ひだまり荘在住のゆのさんが、3月4日に行われた追試の結果
見事100点をとったコトがわかりました。ユノさん、進級できたようです』
古舘『え? 百点? ホントですか?
市川『はい。下宿先の人たちの協力でとったとの情報です』
古舘『朝日新聞解説でおなじみの星さん‥‥ずばり聞きます!
ユノっちはバカなんですか? それともアホなんですか?
星『いや、その二択は‥‥‥』
古舘『いま、お茶の間にいる納税者の皆さんが
その疑問に呵まれ、苦しんでると、そう思うんですが?

星『まあ、もともと、このユノさんは数学Iのほうに力を入れて
英語を落とした、とのハナシですからね。一概に判断できませんが』
市川『ユノさん。固まってましたよね?
星『ああ、赤点決定の時、長方形にね
市川『あんなユノさんは初めて見ました』
古舘『でも星さんね。24点をとったコがわずか数日でいきなり100点
私なんかが思うにね。24点と100点‥‥‥
あまりにも、あまりにも格差がありすぎて
おかしくないですか?』
星『まあ、確かに言われてみればー』
古舘『あまつさえ学校から徒歩30秒とゆう
庶民感覚では考えられない、ホントにすごい立地条件とゆい‥‥
まさに裏にゼネコンの影があるような、それこそ不正取引のような
きな臭いモノを感じてならないのですが‥‥』
星『まあ、本当に出来るコなら赤点はとらないでしょうね』
市川『天然なんでしょーね
古舘『天然?』
市川『天然だから極端に出来るときと出来ないときがあって‥‥』
古舘『ちなみに市川さんは天然ですか?
市川『違います』
星 『動画が大破綻してましたね。私はそれが気になりました』
古舘『まさに走る顔面伝説、大山鳴動にして動画破綻
さすが新房、まさにシャフト‥‥
心なくまとめたトコで、CMのあと、お天気です』

【『ようこそひだまり荘へ』を
報道ステーションの中継→古舘実況魂復活風にアレンジ】

古舘『おっと、ココで?
ひだまり荘で何やら大きな動きがあったよーですね
現場とつなげます。富川記者?』
富川『はい。ひだまり荘です。現在、空室となってる1−C号室と
2−C号室に、新たな住民が入る
、との有力情報が入り駆けつけました
ご覧ください。報道各社のカメラ、カメラ、カメラ
スゴいコトになってます!

古舘『富川記者。入るのは2人と見て良いんですか?』
富川『はい。2−Aのユノッチ宅では、ユノッチ、宮ちゃんが
緊張して待機しておりピリピリした空気となってます!』
古舘『わかりました。さあ新房、ココで満を持してのテコイレ!
ニューカマー登場となるのか?
いったいこの急展開の背景に何の思惑‥‥
何の下心が蠢いてるのか?
 星さん』
星『そーですねー。ひだスケはずっと4人体制でしたからねー
どんな新住民なのか、予想もつきませんねー』
古舘『現場の富川記者。新住民について情報は何か?』
富川『はい。大家さんのハナシでは、新住民2名のうち1名が
インターネットを使用したい、との要請で、新たにネット回線を
繋げる工事をしたとの情報です』
古舘『とゆ〜コトはアレですか? ひだまり荘IT革命?
富川『古舘さん。ユノッチも同じコトゆってました
古舘『そーですか‥‥。おっと、画面に何か映りましたか?』
富川『トラックです。トラックがきました。ミドリ引越社のトラックです』
古舘『それは新住民の荷物を載せたトラックですか?』
富川『確認します。あ、トラックの前に2人の人影があります!』
古舘『富川記者。コチラも映像、確認しました
星 『二人いますねー』
市川『でも。夫婦のようですが?』
古舘『彼らか? 彼らが新住民なのか? おっと。ココでひだまり荘の
4人と対面した! しかし相手は大人、夫婦だぞ?
夫婦で良いのか?夫婦で大丈夫なのか?
新房監督の思惑やいかに!

市川『あ? 4人が夫婦と一緒に、どこかに消えましたねー』
古舘『富川記者。何か情報、入りましたか?』
富川『お伝えします。ただいま、ひだまり荘住民の4人が
この謎の夫婦に食事に誘われて、ひだまり荘を後にしました
古舘『星さん。コレはいったい‥‥』
星 『いや、わかりませんねー。まさかの展開です
古舘『おっと。その間にひだまり荘前に一台のチャリが
到着した‥‥チャリから降りたのは幸薄そーな女の子
女の子はひだまり荘を見上げて期待を抱きながら
階段を上る! そして各部屋の呼び鈴を鳴らしてく‥‥
しかし部屋には誰もいないぞ、次第に涙目になってく‥‥

市川『彼女が新住民ですか?』
星 『そのよーですね』
古舘『さらに新たなトラックが到着した
飛び出したのは別な女の子、女の子は引っ越しの挨拶に
各部屋を回ってく、しかし部屋には誰もいないぞ
ついでにさっきの子の部屋にもいく
さっきの子は誰もいなくてショゲて居留守

富川『ただいま情報が入りました。いま、ご覧になってる女の子たちが
新住民です。最初に着いたのがなづなちゃん、次に到着したのが乃莉ちゃんです
ともに年齢は16歳、やまぶき高校の新入生です!』
市川『ぢゃ、さっきの夫婦はいったい?』
富川『どーやらなづなちゃんのご両親だったよーです。乃莉ちゃんの
引っ越しを手伝おうとやってきましたが
自分たちのほーが先に到着したよーです』
星 『なるほど。そーきましたか』
古舘『振り向けば阿澄佳奈、忘れたころの新谷良子
金の切れ目が仕事の切れ目=水橋かおり
実年齢がようやく見た目に追いついた=ゴトゥーザ‥‥
まさに4者4様、入り乱れてのトークバトル!
そこに割って入った赤いポディウムを背負う
無敵のスーパールーキー=小見川千明
一度やってみたかったラップ・リーダー=原田ひとみ‥‥
はたして。ホッケンハイムの森に住む妖精は
誰に微笑むのか?2010、ひだスケ三期目!
いまスタートです!

(第1話END)

なんか‥‥『ひだスケ』はどんどん記号化してって
人間離れが著しい状況です!

おおかみかくし
【脚本】待田堂子さん 【監督】高本宣弘さん 【制作】AIC
視聴日1月7日(木曜)25:59-26:29
放送局TBS
第1話『 嫦娥町 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【Aパート】
とある田舎道を白の庶民セダンがかっとばしてきます
この日、九澄家は新天地・嫦娥町へ引っ越してきた
嫦娥町‥‥山に囲まれた寒村で、最近再開発が進む
この街の新興住宅街の団地が、彼らの新天地だった
脚を患うマナを車イスにのせ、部屋へと向かう正明
ふと博士は背後に視線を感じて振り返ると
見知らぬ女のコ=摘花五十鈴がえへっと笑ってた
五十鈴は博士に歩み、いきなり抱きつき
五十鈴『ボク五十鈴。名前は?』
博士『九澄博士』
五十鈴『ヒロちゃんか。ぢゃ、コレからよろしく』
と、意味深なモテ具合で去ってく
九澄家の引っ越しも一通り澄んだトコで朝となり
食卓で正明が現在執筆中の小説の
ワンフレーズを自信あり気に発表
だが、マナは手厳しく評価する

一方、博士は『さ。今日から授業がはじまる』と
いそいそと食事をカタし始める
マナ『五十鈴ちゃんもいるしねー』
図星をつかれた博士。正明は博士に家族一丸で協力すると宣言する
そしてガッコへ。マナが車イスででかけよーとするが
階段から滑り落ち、あわや転倒‥‥のトコを博士が助ける
マナ『余計なコトしないでよ。一人で大丈夫だから』
兄にガールフレンドができたコトに嫉妬心を燃やすツンデレちゃんです
で。その絶好のタイミングで五十鈴が登場
博士に抱きつき朝からデレデレモードに嫌気がさします
三人は揃って登校する中、街の至るコトで八朔祭のポスターが彩ってる
五十鈴『マナちゃんもヒロくんのコト大好きなんだね
五十鈴と同じだ!』
マナ『(ムッとする)』
マナと別れた博士と五十鈴は嫦娥高校へとへ向かう
二人が教室に入ると、クラスメイトたちが心待ちにしてた様子で
博士を歓待し、ノリノリの態度で自己紹介してく
そんなコトに負けじと五十鈴が猛アタックなデレデレ
そこへ担任の先生がやってきて
担任『こら。転校生を独占するな。九澄はみんなの九澄だからな
担任もろともエコヒイキな態度。男女分け隔てなく
モテモテな様子に違和感を覚える博士

そんな博士と距離をおいて櫛名田眠が静かに席についた

【Bパート】
昼休みになると、博士のもとにクラスメイトたちが一緒に食事に誘う様子
それをクラスメイトの一人のかなめが
かなめ『九澄さんって人気者なんですね。きっと私には
わからない魅力があるんでしょーね?』
と、かなめは博士フィーバーから一線を置いてるコトを
視聴者にさりげなくアピール

博士『なんでだろ? 前のガッコぢゃ目立たなかったのに』
かなめ『モテ期がきたんでしょーか?
そこへ五十鈴が菓子パンを持ってやってくる
博士『なぜに菓子パン?』
五十鈴『放課後はケーキ食べにいこ! おいしいケーキ屋があるんだ
ついでにこの街の案内する!』
かくして放課後となり、教室で五十鈴を待つ博士
そこに各部活が果敢に勧誘をしてくる
中でも小笠原は強引に自分の部活に入るよーに連れだそうとし
ある種のヌケガケ行動をとった途端
それまで片隅で黙ってた眠が、スクッと席を立ち
眠『小笠原くん。いい加減にして‥‥』
瞬間、ザワとする一同。みんなが慌てて去ってく
教室に取り残された博士と眠
博士『あの‥‥』
眠『迷惑なのよ。アナタの存在は迷惑なの
と去ってく。初対面から存在を否定するヤツもまた‥‥
かくして五十鈴、かなめと合流した博士は街へと向かう
ふと、街路でハッサクのニオイを感じた博士
五十鈴『ハッサクはこの街では有名なの
なんでも狼が着ぐるみで踊るCMは知名度があるらしい
五十鈴『八朔の豊作を狼様に捧げる祭りが、この街の祭りの八朔祭り
八朔はこの街ではなくてはならないモノなの』
ハッサクがね‥‥ふと、博士は街の外れの崖にそそり立つ集落を発見
イイ感じで荒んだ風景に
博士『見てみたいな』
五十鈴『あんなトコ、いくトコぢゃない!
いきり立つ五十鈴。あそこに棲むのは旧市の住民で
旧市は街の再開発に反対してハナシが折り合わないらしい
かなりキモとなる部分を、さらりと説明したトコで
五十鈴『そんなコトよりはやく!』
と慌ててアイスクリームを食べに誘う五十鈴
その後にケーキを食べ、街を歩き、と大忙しなスケジュール
博士『そんなに急がなくても』
五十鈴『ダメ。この街、7時にはシャッターが閉じて
8時には人がいなくなる
んだから!』
7時にシャッターストリートで8時に眠る街‥‥
まるで金沢ばりのクソ田舎だが、そこにはワケがあった
夜となり、赤い月が出て、すっかり寝静まった頃
バケモノたちが跋扈して新市へと進出してきた
街にいたのは小笠原。バケモノは小笠原にナタで斬りつける
そんなコトになってるとは知らず、自宅の博士は
『はっさく〜はっさく〜嫦娥の八朔〜』
と画面の中で踊りまくる、ウワサの狼CMを目撃してた
翌朝、登校して教室に入った博士は
小笠原が席ごといなくなってるコトに気づく
しかし。そんなコトなど誰も気にとめない様子
むしろ初めからいなかったかのよーな態度をとってる
そこへ眠がやってきて
眠『九澄くん。小笠原君は引っ越したの』
アキラカにウソをのたまうのでしたとさ
(第1話END)

とゆ〜雛見沢村の姉妹都市で行われる残虐事件でした
ヘタクソ! ブザマですね!
なんでこーゆー描き方をするのかなー!
この物語の一番オイシいトコに、入植する新市住民に対する
旧市住民の反発がある
としたら
もっと街に対して何かあるんでねぇか? とゆー
都市伝説的のメインフレームたる
グロい悪意に満ちたおどろおどろしい偏見を
前面に出して進めるべき
でしょ?
7時にシャッターが閉まるとゆ〜のなら、実際に
何かに怖れるよーに、示し合わしたよーな
態度で新市住民がシャッターを閉じて
主人公たちが取り残される
‥‥そんな
写実的描写をフルに出さなきゃ
こっちもワクワクできません! それを、だ!
『この街では主人公がモテモテです。さあ、なぜ?』
とゆ〜どーでもいーよーなトコにスポットを当ててやがる!
とても猟奇殺人が行われるイワク付きの
ミステリアススポットとしての病理的品格がありません!

ぢゃ。なんでこんなブザマな進行となったのか?
企画会議に出席したヘタレ要人どもの立場で考えたとき、実は
『深夜アニメで主人公が女性どもにモテる理由はなぜか?』
とゆ〜、アホな原因解明を出発点にしたかったのではないか?
との疑惑が浮上します
モテモテの理由→受け入れる側の事情
→街の事情→
あ、ひぐらしだ!
こんな安易な流れで構築されたんぢゃないの? だとしたら
高本監督にしても、コナミの製作Pにしても
しょせん、その程度の男だったとゆ〜コトですね!

人間関係でゆえば、九澄一家が、いまどき有り得ない
昭和なフレンドリー
だったトコのほーが、むしろ不気味!

デュラララ!!
【脚本】高木 登さん 【監督】大森貴弘さん 【制作】ブレインズ・ベース
視聴日1月8日(金曜)26:25-26:55
放送局TBS
第1話『 開口一番 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【Aパート】
おそらく宮崎県の田野町あたりから東京に出てきた主人公・竜ヶ峰帝人は
その日、東武東上線・池袋駅中央口で待ち合わせをしてた
帝人にとって初めての東京。人の多さに戸惑ってると
小学時代の親友・紀田正臣がノコノコとやってきた
茶髪とチャラい格好、そして軽口を叩く紀田の姿に
コレが東京だべか! 帝人は躊躇する
紀田は転校後、中学は東京で過ごし、東池袋高校へと進学した
帝人も東池袋高校に入学したため、久々の再会となったのだ
同郷のよしみで紀田は、帝人に夜の池袋を案内する
とりあえず池袋駅の中央コンコースを西武口(東口方面・池袋では
東武と西武が名前とは真逆の方面に乗り入れてる)
にプラプラしながら
紀田『で。ドコいきたい? サンシャインとか?』
帝人『IWGPは?
紀田『あー。西口公園か』
帝人『IWGPって地元ぢゃ呼んでないの?』
呼ぶわけがありません! アレは堤監督の妄想です!
紀田『ブクロも一時期カラーギャングがウロウロしてたけど
埼玉との抗争で撃滅したよ。ただやっぱ危ない連中は多いけどね』
ウソツキが! 埼玉にカラギャンはいたためしがない!
二人は東口広場からグリーン通りを経て60階通りへ
一本路地をヌケてサンシャイン通りへとさしかかったとき
帝人がぶつかる。慌てて『すいません』と謝ると
そこにあったのは制作元つながりな『わっちII看板』だった
『わっちII看板』を持ってたのは紀田のダチの遊馬崎ウォーカーと
狩沢絵理華だった‥‥
紀田は二人に帝人を紹介すると
遊馬崎『竜ヶ峰帝人‥‥?』
PNともコードネームともつかない名前に困惑する
紀田『本名だよ、本名』
遊馬崎『すっげー! マンガの主人公みてぇだ!』
好印象を持たれ、遊馬崎と狩沢は『わっちII看板』を車に撤収し
去ってゆく。そんな雑踏の傍らに立つ一人の男の姿があった
男はマゼンダを尾行し、その情報を携帯で電話してた
電話を受けてたのは南口公園の横に停車してたワゴンの中の
3人組。今夜のラチるターゲットが決定した模様です
マゼンダは待ち合わせの場所にいくと、南口公園へと案内され
ワゴンの中から一人出てくる
男A『どーも。廻り大丈夫?』
マゼンダ『ええ』
男A『ぢゃ、ダマしちゃってすいません』
とマゼンダを車に引き込み睡眠薬で眠らせ、車をスタート
そんな睡眠拉致の一部始終を見てた矢霧誠二は
矢霧『ココに一人いるちゅーの』
と携帯電話でナニモノかに連絡する

【Bパート】
一方、紀田と帝人の池袋探検ツアーは続いてた
サンシャイン通りを南下し、ハンズ前へとやってくると
黒人板前なサイモンが客引きをしてた
サイモン『オニーサン・ヒサシブリ』
紀田『よ! サイモン。ひさしぶり!』
自称・黒人ロシア人‥‥とゆ〜ものの
ロシアに黒人はいるハズもなく
アメリカ人家庭に生まれたが両親が帰国し、現在ロシア寿司で働く
日系ロシア人だった
紀田はサイモンの寿司の誘いを丁重に断り、別れると
紀田『アイツは敵に廻すなよ
こっそり帝人にブクロの掟を告げる
帝人『他に危険なヒトっているの?』
紀田『そーだなー』
と考えたとき、路地で自販機が宙を舞った
紀田『あ、ウワサをすれば、だな! 平和島静雄もヤバいぞ
ま。フツーに暮らしてたら何の問題もないけどな』
そのころ、地下駐車場ではマゼンダを拉致った男3人が
タバコをふかしてまったりしてた。人身売買の取引の待ち合わせだ
が。そこに黒いバイクに乗るライダーがいつの間にか参上
男A『あの、上のヒトっスか?』
男B『どーみても違わね?』
男C『つーか、ナメてね?』
男Cは都合良く、そばにあった鉄パイプをつかみ取り
男C『ボクたちちょっとオトリコミ中なんだ。ジャマすんだったら
ヤラしてもらいます!

と、やたら丁寧口調で鉄パイプで殴りかかるが
ライダーは前輪を持ち上げ、男Cをのす
慌てて逃げ出す男AとB。車へと襲いかかるライダーを
ショックガンで攻撃するが、すぐに回復して男Bを殴打
慌てて男Aはエンジンをスタートし、マゼンダを乗せて
駐車場を後にする。だが、ライダーはバイクに乗り追撃開始
男A『な‥‥なんなんだよー』
すっかりビビリを入れる男A。やがて5号池袋線へとの遁走
しかし、バイクの猛追に耐えきれず
男A『チクショーが!』
フルブレーキング! 同時にバイクが追突し
ライダーは道路上に放り出され、メットが転がる
男A『やった! ザマーミロ! コンチクショー!』
まさに悪役の王道たる捨てゼリフを吐き、ライダーに近寄ると
男A『‥‥‥‥!』
ライダーには首がなかった
首のない身体はゆらりと起きあがり、身体からマサカリを出して
男Aに襲いかかる!
男A『うわー!』
一刀両断。蒼い月が煌々とあたりを照らす
そんな5号線の高架下では、騒動を知らない帝人と紀田が
立ち話をしてた
帝人『あのさ。他にも危険な人はいるの?』
紀田『折原臨也には関わるなよ。もっともヤツは新宿主体だけど
あとはダラーズにも関わらないほーが良い。線が一本ブチギレてんだ
カラギャンらしいけど、どんなカラーなのかもわかんない集団だ』
そんなブクロ・ハザード・マップをレクチャーしてたとき
帝人は、また誰かとぶつかる
帝人『すいません。大丈夫ですか?』
それは首に切り傷のある女だった
女『イヤー! イヤー!』
と絶叫して、逃げ去ってく
そんな意味不明なヤカラが跋扈する街・ブクロ
紀田『うれしいよ。この街でお前と学校にいって
一緒に遊べるからな!』
紀田の言葉にジーンと胸打つ帝人
そのとき頭上から轟音が鳴り響き、紀田は歓喜してサンシャイン通りへ
紀田『黒バイクだよ! 首なしライダーだ!』
黒いバイクに乗るライダーの姿を見る帝人
ああ‥‥帝人は自分の身体が震えてるのに気づいた
怖がってたのではない、感動してたのだ
スゴいモノを見た
‥‥このときはそー思ってた
(第1話END)

とゆ〜G-Boysなきあとのブクロ観光案内な第一話でした
すんげぇ! ブクロの街を完全に再現しやがった‥‥
ちなみに今晩、帝人&正臣が歩いた道は
東武東上線・池袋駅中央口→中央コンコース→60階通り→
サンシャイン通り→ハンズ前交差点→サンシャイン60横

‥‥と歩いたのか! わかりやすい!
完璧なまでの背景です! 取材に力が入ってます!
ただ、そのぶんハナシのほーはかなり犠牲にしてて
チャットの女性キャラ『甘楽』がやたらと伏線を張ってたり
敵に回したくない系登場人物が不出だったり
基本、説明がウンタラカンタラしてるだけなのかもしれませんが
それをマイナスしても。ブクロのアニメ的再現はスゴかった!
きっと地方の連中は、コレを見たら
『東京にはおっかねぇ街があるんだ!』などと
また根拠のないブクロ恐怖思想が生まれるコト間違いなし!
ホントは意外と平和なんですけどね。昼間だけは‥‥
そんなワケで! 意外と好印象な第一話目でした!

きっと明日の夜からブクロの雑踏を走るんだろーな‥‥
首なしライダー仕様の痛バイクが!

はなまる幼稚園
【脚本】小黒祐一さん 【監督】水島精二さん 【制作】ガイナックス
視聴日1月10日(日曜)25:30-26:00
放送局テレビ東京
第1話『 はなまるな入園式 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
たいして面白くもない内容だったので
まずはガチンコ風のとんでもないアレンジ
ヤラれちゃってください!
自信たっぷりに語る斬♪鮫だった‥‥

【OP】
朝。四畳半のクソ汚いアパートの中で目覚ましの音が鳴り響く
ムサい布団から這い出た土田は
怒りを露わに目覚ましを叩き壊した
『俺様の眠りを妨げるヤツは、どんなヤツでも容赦しねぇ』
土田の愛の一撃で、四畳半の室内は静寂を取り戻す
ふと土田は目覚ましの残骸に見入ると、時刻は7時45分‥‥
土田『ヤバいヤバいヤバい! 社会人1年目でコレぢゃ
先が思いやられる!』
部屋から飛び出した土田は、慌てて自転車で職場へと向かう
『俺様としたコトが。こんなコトでホンキを出しちまうとは‥‥
まだまだ人間ができてないな』

未熟な己を攻める土田。誓いを新たに自転車を漕ぎ始めた
その時!  すさまじい光景が!
幼稚園児・杏が他人の家の前で犬と遊んでるではないか!
痴漢、通り魔、誘拐事件‥‥この危険が蔓延る日本の街角で
か弱い女の子がたった一人! 黙って見逃すコトができるのか!

熱く情熱が漲る正義感が、土田の自転車を止める
土田『お嬢ちゃん。どーしたの? こんなトコで?』
杏は振り返り、しばし物思いに耽る
杏『コレって‥‥ナンパ? ナンパよ、ナンパ!』
『ふ‥‥キサマも大したガキだぜ
その年で俺様の魅力がわかるとはな』

土田は女殺しの異名を欲しいままにしてきた己の罪を悔やむ
しかし! 杏の口から意外な言葉が!
杏『でも。アナタとは結ばれない運命かもしれない』
『おいおい、笑わせるぢゃねえか、クソガキ風情が!
そこまで言うんなら戒名の準備はできてんだろーな』

あたりがピンと張りつめた空気に変わる!
そのとき! 予想だにしない驚愕の事態が!
杏の母がやってきたのだ
土田『うわ、こんな時間、お兄ちゃんいくから!』
冷静さを取り戻した土田は自転車へと戻る
『弱い犬ほど良く吠える‥‥今に見てろ! 吠え面かくなよ!』
紳士に振る舞った自らの勇気を鼓舞し職場に急ぐ
一方、杏の母・桜は杏が見知らぬ男にナンパされたコトを聞き
桜『ナンパ? ママに似て杏はモテモテだね!』
『やるぢゃないか、若造。次はただですむと思うなよ』
と過ぎ去る土田をジッと見据える
このあと、信じられない展開が!

【Aパート】
何人たりとも寄せ付けない! そんな威圧で周囲を圧倒しながら
杏と桜は幼稚園へと向かった
はなまる幼稚園。今日からここが杏の戦場だ
杏『うは〜! スゴ〜い!』
蛇口、タオルかけ、ジャングルジム‥‥見るものすべてが
目新しく、歓喜を覚える杏。だが
『ヌルい、ヌルすぎる‥‥ココは真夏のビニールプールか?』
その心中は穏やかではない。ジャングルジムの頂上に登り
下界でタムロする幼稚園児たちを
『キサマら、こんな器で満足か? 笑わせんぢゃねえ
狙うは世界一、違うか?』
と、ゆわんばかりに見下ろす
そんな杏の咆吼で、職員室では厳しい現実が待ち受けていた!
寝坊した土屋に校長が怒鳴りつける!
『初日から遅刻? ずいぶんナメたマネさらしてくれんぢゃねえか
やる気のないヤツはとっとと失せな! 目障りだ!』

これまで味わったコトのない屈辱に耐え凌ぐ土田!
『なんて、なんてバカだったんだ、俺は!
これまでの自信は何だったんだ、しょせん俺は井の中の蛙だった』

自らを律し、二度と同じ過ちを犯すコトのないよう誓った土田は
校門前へと歩み、先輩の先生に頭を垂れる
土田『おくれてすいませんでした!』
『俺も男だ。言い訳はしねぇ、煮るなり焼くなり
好きにしてくれ!』

そう覚悟を決めた土田は歯を食いしばる
そのとき! 予想だにせぬ光景が!
土田にいったい何が起こったというのか!

山本『土田先生ですね? 山本です。これからよろしくお願いします』
茶髪と巨乳と優しさの美女・山本は笑顔で迎える
土田『先生なんて、そんな‥‥』
『裏街道を歩いてきた俺に、このお天道様は
あまりにも眩しすぎる』

土田は山本とともに記念品とバッジを園児たちに手渡してると
校庭スピーカーから恐るべき言葉が!
『桜組とモモ組に別れて整列してください!』
それを聞いた杏は、己の耳を疑った
『幾多の生死の境を彷徨ったこのアタシに指図するだと?
はなまるだか薬丸だか知らないがぶっ潰してやる!』
幼稚園のグラウンドで静かな闘志が燃え上がる!
杏は校長先生の長々としたハナシをシカトを決め込み
隣に並ぶ園児・柊に共闘を持ちかける
杏『アタシ、杏。アンタは?』
柊『シッ。先生、話し中は黙る、それが大人のマナー』
『ヌかしてくれるぜ! マナーなんかクソ喰らえだ!
てめぇは、それでも人類のハシクレか!』

そう毒気づき、今度は逆側の園児・小梅に軽くジャブ
杏『アタシ、杏、よろしく!』
小梅『(震え上がる)』
『場に呑まれて震え上がってやがる‥‥青い、青すぎる!
このクソガキ。ママのオッパイでもシャブってな!』

そんな杏の想いとは裏腹に、土田が壇上に立つ
土田『やあ、みんな、こんにちわ。コレからよろしくお願いします』
そんな土田の第一声に、父兄がザワつく
ガヤA『男の先生なんて珍しいな』
ガヤB『この前まで学生だったんだって?』
ガヤC『大丈夫か? ウチの子を託して』
父兄のザワつきに、獣のような鋭い視線に変わっていく土田
『おいおい、初心者に対してずいぶんなご挨拶ぢゃねえか!
コレからオメーラのクソガキどもに本格的に教えてやるよ!
三途の川は一方通行だってコトを!』

緊迫の色合いを深めてく中、杏の一言が静寂を打ち破る!
杏『土田先生は杏のコトをナンパしたんだよ!』
その一言に父兄の顔は一瞬にして凍り付く!
慌てて土田は声高らかに説明する
土田『いや、そんな、ナンパするなんて!
ボクは子供にそーゆーキモチは持ってません
ボクの理想の結婚相手は、ちゃんと大人の女性で
できれば胸の大きな人が‥‥』

慌てふためく土田の姿が、大人たちの失笑を買い、場を和ませる
父兄『悪い人ではなさそーだな』
そんな嘲笑をウケながら土田は杏を睨む
『ガキがナメんぢゃねえ! コレが大人の対応だ!
俺がホンキになったらキサマラなんぞ赤子同然だ』

かくして一つ間違えば流血の惨事となった入園式を
果敢に乗りきった土田は、ハードな闘いを振り返る
土田『シドロモドロの言い訳。先がおもいやられる』
そんな土田を見守った校長が腕を組む
校長『あらあら。男性の先生を入れるとオモシロいコトになると
想ってたけど。ホントにオモシロいわね』

『少年よ。ヨワネを吐くには100年早ぇよ
キサマの覚悟がホンモノなら指の一本や二本くれてやる』

そんな校長の意図を垣間見た土田は
改めて己のふがいなさを痛感する
が! そのとき更なる修羅場を予感させるあの園児が動き出す!
突如舞い上がった突風で、小梅のリボンが桜の枝に流された!
小梅『小梅のリボン。お兄ちゃんがお祝いにくれたの〜』
泣きじゃくる小梅。まさに世界中の不条理が押し寄せたようだ!
そんな小梅のリボンを園児たちは見上げる
高い桜の枝の上に絡まるリボン‥‥誰もが言葉なく見上げるばかり
高い、高すぎる‥‥
この問題は園児たちが未だに解決の策を見いだせない
極めてハードルの高い難題の一つだった
その時! 未だかつてない最大の転機が!
杏『とれるよ! 任して!』
周囲の落胆をよそに杏が桜の木に立ち向かう
『コレが難題? ふ‥‥アクビが出るぜ
お遊戯会のほーがまだ難関だ!』

それを知った土田は、果敢に桜の木に挑む杏を叱る
土田『何やってんだ! はやく降りてきなさい!』
『コレだから素人の怖いモノ知らずは‥‥
今のキサマラはどこまでいっても負け犬だ!』

そんな土田の声を振り切り、果敢に攻める杏
『上等ぢゃねえか! これで天下がとれんなら
私の身体なんか壊れちまえ!』

両者の相容れない想いが激突し、弛緩が一気に緊張へと変わる!
そんな不安定な渦中で山本がクッションを木の下に敷く
杏は枝に手を伸ばす。もう少し、あとちょっとでリボンが!
だが、意外な光景が!
掴んだ! と同時に滑り落ち、落下する
杏『うわ〜!』
落下する杏の瞳に浮かぶ走馬燈‥‥その光景に一人想う
『コレが私の人生の結末か。想えば短すぎる人生だった』
そんな覚悟を決めた杏を、間一髪、抱きかかえる土田
そこへ杏の母・桜が現れ
またもやとんでもない言葉が!
桜『コラ! みんなに迷惑かけたらダメでしょ!』
杏はその一喝にたじろぎつつ、小梅にリボンを渡す
小梅『ありがとー』
一方、間一髪で間に合った土田に山本を激励する
山本『良かったですね。土田先生』
かくして危機は去った、と想った土田が桜を見た瞬間
壮絶なバトルが待ちかまえていた!
土田『ひょっとして、桜先輩?』
桜『アナタ、やっぱりツッチー?』
どーーーーーなってしまうのか!

【Bパート】
入園式が終わった後、職員室では反省会が開かれてた
絶対君主・校長先生のもと、年長を受け持つ草野、川代の
錚々たる歴戦の勇者たちがガンクビを揃える
山本と土田が微力に挑む
土田『あの、お母さんたちが、男の先生は珍しいと言ってましたが』
川代『文科省の調査では50人に一人ぐらいだってハナシよ』
土田『50分の1ですか。それでは珍しいかも』
と土田は訝しげに見渡す。女ばかりの職場に男一人か‥‥
『キサマらは最高にラッキーだな! 外人部隊の傭兵すら色めく
この鍛え抜かれた俺様の肉体美と巡り会えるなんて!』

はやくも色目を使い先輩たちの悩殺の一手を企てる土田
一方、帰宅した杏は、土田が母とは幼なじみだったコトを告げられる
かつて同じ高校にいた二人。だが美術教師の夫を契りを交わし
卒業間近に中退を余儀なくされた想い出‥‥‥
甘美な追憶に浸る母・桜に対し、杏はふつふつと対抗心を抱く
『いつになくご機嫌ぢゃねえか、クソババア
夢に溺れるには年を取りすぎたんぢゃねーか?』

一方、手痛い社会人の初日を体験した土田は
アパートへと帰り、一人寂しく博多とんこつラーメンに湯を注ぐ
『コレが社会ってヤツか。なんてこったい
敵はあまりにも大きすぎる』

弱音に背中が縮こまる。そんな土田は慌てて奮起
『俺ならやれる! 思い出せ! あの辛い日々を!
幾千もの死線を乗り越えてきたぢゃないか!』

土田『良し。明日は早起きして山本先生に色々と教えて貰おう』
色々と‥‥色々とか‥‥土田は自分の言葉に勇気を持つ
『しょせんヤツは胸だけの素人
ホンモノのスゴさはこんなモンぢゃねえ』

闘志を漲らせる土田。のびきったラーメンを戒めに
明日の健闘を誓いベッドに入る土田に
緊張とゆ〜悪魔が音もなく忍び寄る!
土田『眠くなるまでちょっとだけ‥‥』
『眠気なんてクソ喰らえ! 男なら寝起きダッシュだ!』
そう意気込み、土田はゲームをスタートさせる
しかし。翌朝、信じられない修羅場に!
土田『ヤバい! 寝坊した! 遅刻だ!』
二日間連続の寝坊! シャレにならない事態だった
『ちっ! やらかしてしまったな!
神様ってヤツはほとほとイタズラ好きだな』

そんなニヒルな想いを噛みしめ自転車を漕ぐ土田に
さらなる試練が待ち受けていた!
土田の行く手に杏と桜が立ちはだかる!
あたりがピンと張りつめた空気に変わる
杏をジッと見据える土田
『かかってきやがれ! 地獄でたっぷり後悔さしてやる!』
対して杏
『アタシをナメんぢゃねえ!』
無言で威圧しあう二人。もはや激突は避けられない!
そしてしずかに杏が口を開く!
杏『昨日は杏を助けてくれてありがとうございました』
頭を垂れる杏。一方の土田は
『しょせん今のキサマラはどこまでいっても負け犬
負け犬なら負け犬らしく保健所で傷の舐めあいでもしてろ』

そんな意欲さえ感じられる‥‥しかし! 次の瞬間!
杏の口から恐るべき言葉が!

杏『杏‥‥ツッチーのお嫁さんになる!』
土田『俺の?』
杏『杏、ツッチーのコトが好き‥‥』
渾身の一撃に前後不覚。土田がのたうち廻る!
『このクソガキ! いったい何を企んでいやがる!』
その言葉の真意を求め、桜に救いの眼差しを向ける
だが! 桜の言葉が土田を追いつめる!
桜『大丈夫。どんな手を使っても私が結婚させてやるから!』
土田『でも。相手は子供‥‥』
桜『年の差なんて。たかが十いくつかの違いぢゃない!』
挑発するかのよーに不気味な笑みを浮かべる桜
土田『マズい! この人ならホンキでやりかねない!』
さらに! そこに園児と山本が意気揚々とやってくる!
園児良太『おー、おアツいね』
山本のもとへと向かう杏に、土田は最後の雄叫びを心の中で吐く!
『小僧。大口を叩いていられるのは今のうちだぜ!
俺のコメカミがキレないウチにとっとと失せな!』

杏はほくそ笑む
『コレでシマイだ! 成仏しやがれ! クソジジイ!』
杏『私たち結婚するの!』
そして! 山本から衝撃の言葉が!
山本『まあ、良かったわね〜』
意気消沈し崩れ落ちる土田
はたして土田はこのピンチをどー戦うのか?
土田にさらなる試練が巻き起こる!
(第1話ぢゃあの)

■コメント
垂木さんのナレーションは最高ですね!

ダンス・イン・ザ・ヴァンパイアバンド
【脚本】吉野弘幸さん 【監督】新房昭之さん 【制作】シャフト
視聴日1月11日(月曜)25:00-25:30
放送局テレ玉
第1話『プロムナイト』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【OP】
その事件は平凡な住宅街で突如として起こった‥‥
西武新宿線・井荻駅付近を歩いてた女性・Aさんは
何者かに付けられ、井荻森公園まで逃げ延びたが
吸血鬼『お前の血を吸わせろー』
Aさん『きゃー!』
かくしてAさんは吸血鬼に血を吸われてしまった
それをカメラで証言するAさん
Aさん『ホントも〜やめてってカンジですよー
あーって想ったときには血を吸われてて』
とAさんは首筋に噛まれた跡を見せびらかす
コレで夜道で襲われたのは全部で7人、しかもすべて女性!
あるウワサでは
証言『コレは吸血鬼のシワザではないかと‥‥』
杉並区連続吸血鬼事件! 女神の天秤は今夜!
それを追求する!

(副調整室)VTR明け、スタジオへ
司会のトミタユキノブ・略して小倉は叫ぶ
小倉『ファーストジャッジ! 吸血鬼はいる、いない?』
スタジオ観客たちがボタンを押す
小倉『判定は‥‥全員いない!』

【Aパート】
(フロアD)スタジオQ!
小倉『さて。吸血鬼はいない、との最初の判定でしたが
詳しく意見を聞いてみたいと想います』
ジャッジメント席へと歩む小倉
小倉『まず最初はエビカワイサオ教授・略して大槻教授!
大槻『どーも』
小倉『教授はいないと解答しましが?』
大槻『いるワケないでしょ。いたらぜひ逢ってみたいよ』
小倉『次に出っ歯が目印のWAHAHA本舗のウバヤマヒロエこと
略して久本雅美!
マチャミ『ども! ども!』
小倉『マチャミもいないと判断した?』
マチャミ『いないよー! いたらこぇぇよー!』
小倉『そしてゲストです。最近、元事務所の後輩の森川由綺に
彼氏をめぐるスッタモンダがあったMMミュージックの歌姫!
緒方理奈ちゃん!

理奈『よろしくお願いします』
小倉『理奈ちゃんはいるって想う?』
理奈『はい。ドラキュラとかいたらセクシーぢゃないですか?』
小倉『あー。確か中のヒトレベルでカプッチュ〜でしたしね?』
理奈『なんですか? 中のヒトレベルって?』
小倉『あれ? 中のヒト、あのヒトぢゃないの? あ、そうかゴメンね
次に相撲に対するコメントばかりで
メタボ四コママンガはさっぱり
とゆ〜
漫画家のタマキノボルことやくみつるさん!』
やく『朝青龍死すべし!』
小倉『土俵の上には吸血鬼はいない?』
やく『当然です。あんなのフィクションです』
小倉『でも。桟敷席にはいますよね?
やく『桟敷席って?』
小倉『相撲協会の、あの脚本家、内舘‥‥』
やく『小倉さーん!』
小倉『次にスペシャルゲストです! 近日映画ブラッディ・ワルツで
主役を務めるコトとなったイケメン俳優・ヒライセイイチこと三浦春馬くん!』
三浦『はじめまして。よろしくお願いします』
小倉『へー! ブラマンって映画、まだ公開されてない?』
三浦『ブラワルです! ブラワル』
小倉『あ、そう? で。いると想うんだ?』
三浦『ええ。ボクはリアルにいるモノと信じてます』
小倉『ブラディ・マンデイにも吸血鬼でてくるの?』
三浦『だからブラマン!』
小倉『以上の審判員たちの判定は‥‥』
中野アナ『3:2の判定です!』
小倉『とゆ〜結果となりました今夜のアストライヤの天秤
司会はトミタユキノブこと小倉智昭と!』
中野アナ『ササヌマアカネこと中野美奈子がお贈りします』
『アストライヤの天秤』は
『薬害事件は赦してくれりゃれ』のロレンツォ製薬
綜合警備のウルフパックと
ご覧のスポンサーの提供でお贈りします

(CMあけ!)
小倉『では。まずは吸血鬼事件の証言者をお呼びしましょう!』
中野アナ『証言者は、数々の怪事件で時空間を彷徨う自称・未来人!
田中ネロさんこと朝比奈みくるさんです!』
みくる『はぁ‥‥い。みくるで〜す‥‥さ、最近ん‥‥』
小倉『なんか震えてますが、大丈夫ですか?』
みくる『で‥‥だ‥‥大‥大丈夫‥‥でぇぇす‥‥』
小倉『誰か助けを呼びますか? おい、SOS
みくる『禁則事項です!
小倉『はい?』
みくる『なんでもないでぇぇぇす‥‥』
小倉『大丈夫なよーなので、続けてください』
みくる『最近、きゅ、吸血鬼のじ、事件があ、世界中で増えてまあす』
小倉『それは涼宮さんが望んだため?
みくる『ミクルビーーーーーム!
大槻『不景気だからでしょ?』
小倉『はい?』
やく『不景気の時に吸血鬼が流行るといいますしね』
(メインモニター)秤が『いない』に傾く
小倉『おや? 理奈ちゃん、いないに変更?』
理奈『大槻さんとやくさんの説明聞いてたら
そっちのほーが、なんか説得力あるかなーって』
小倉『さすが緒方プロからの華麗なる転向!
中野アナ『現在、1:4でいないが優勢でーす』
スタジオの片隅でカタン‥‥と音が鳴る
中野アナ『何ですか? 今の?』
小倉『ちょっと大道具! 移動は静かに!
音拾っちゃってる! 編集点つける?
あ、コレ、生放送か‥‥

中野アナ『では客席の皆さんにも聞いてみましょう』
中野アナ、客席の一番端っこに座るミナにマイク
中野アナ『アナタは外国人のヒト? どこから?』
ミナ『ルーマニア』
中野アナ『吸血鬼の本場だ。アナタはいると思う?』
ミナ『ねぇ、おねーさん。ホンモノってどんなの?
大槻にしてもやくにしても、それが本当の理屈って
証明されてるワケぢゃないでしょ。だったらこの議論』
おい、誰か、あの小娘をつまみ出せ! 進行のジャマだ!
中野アナ『さらに別の証言を紹介します! あの杉並連続事件を
番組で独自に追跡取材した結果、新たな証言を得るコトに成功しました』
小倉『新たな証言?』
中野アナ『はい。何でも、バンパイアの女王の使いと呼ばれる人物で
事件の背景に姫殿下と呼ばれる人物が関わってるとのハナシで
今日は、バンパイアの女王をスタジオにお呼びしました!』
小倉『あ。一端CMです』

【Bパート】
中野アナ『先ほどは失礼しました』
小倉『生だとね、いろいろあるよね』
中野アナ『では。改めましてスペシャルゲスト!
ベラトゥースさんです!』
ベラトゥースが板に立つ(バミリ位置・ベラポジ)
小倉『何か外国人のよーだけど日本語通じますか?』
ベラトゥース『(頷く)』
中野アナ『今日はベラトゥースさんに吸血鬼の
証拠品をお持ちして頂きました』
小倉『証拠品?』
バイオジェルで凍結された吸血鬼の腕を披露
小倉『これは?』
ベラトゥース『吸血鬼の腕』
小倉『腕? 吸血鬼の? まさか!』
中野アナ『連続吸血鬼事件の最後の事件、井荻森事件の現場で
押収したものだそーです!』
小倉『押収って。アナタ、警察関係の方?』
やく『これって冷凍保存か何か?』
大槻『バイオジェルだよ。生態保存の最先端技術』
小倉『あー。スポンサー、ロレンツォ製薬だったよね?』
ベラトゥース『大槻教授。あなたはさっきから吸血鬼はいないと
やたらに理論を語ってますが、ホントは怖いのでは?』
大槻『怖い? 失敬な!』
ベラトゥース『我々にだって選ぶ権利がありますから
怖れる必要はありませんよ』
大槻『我々?』
マチャミ『これってモノホン?』
やく『遺伝子鑑定してみたらわかる!』
中野アナ『その前に、街のヒトの意見も聞いてみましょう』
小倉『渋谷109前!』
(渋谷街頭)リポーターが道行く人・アキラを捕まえる
リポーター『あの、吸血鬼はいると想いますか?』
アキラ『いるワケねーだろ?』
小倉の声『あの、ちょっと! 今のヒト?』
アキラ『なんだよ!』
小倉の声『アナタ主人公のヒトだよね? 一話目でしょ?
ほとんどバラシぢゃない。アナタ、それで良いの?』

アキラ『しかたねーだろ! 吉野と新房だろ!
素直に出してくれるワケねーだろ!』

リポーター『やはり信じるヒトはいないよーです』
渋谷中継からスタジオにチェンジ
小倉『さっきのヒトに伝えといてお疲れさんって‥‥』
三浦、ステージの上に立ちベラトゥースと対峙(バミリ位置・三浦ポジで)
三浦『さっきの我々って‥‥アンタがもしかしてバンパイアの女王とでも?』
ベラトゥース『フフフ‥‥』
三浦『そこまでつきあってられねーよ!』
三浦が怒って『いない』に変更
小倉『しかし、なんで吸血鬼が最近でまわってるんでしょーね?
昔からいたんでしょ? だったら別に最近急にでなくても』
ベラトゥース『常識をわきまえないゲスが最近顕れたモノでね
とりわけ井荻の犯人は下の下、野良バンパイアってトコかな?』
三浦『このクソアマ!』
三浦がゲスト席から飛び出し腕を掴む
三浦『誰の力も受けるモノか!』
(スタジオ照明)暗転
(小道具)スモーク出し
(合成班)2カメの絵にのせバンク@の合成画像
(音声)ガヤ悲鳴強化
(スタジオD)観客パニクる様子

みるみるウチに三浦の腕が接合される
三浦『口づけを貰う!』
三浦、中野アナを奇襲し、首筋を噛む
中野アナ失神。観客、一斉に逃げ出す
(合成班)3カメの絵に乗せバンクAの合成画像
三浦、服を引きちぎり、吸血鬼(野良)に変身
野良吸血鬼『何が女王だ! 死ね!』
(効果)電撃
(1カメ)カメラ倒す、しばらく映像、固定
(小道具)1カメにスモーク強化
(小倉)戸惑う様子、進行不能をアドリブで
(副調整室)スタジオ生放送から録画V屋上シーンへ

小倉『現在、放送局屋上にいます。えー、なんといったら良いのか』
野良吸血鬼に観客・ミナが歩む
ミナ『ココは私が始末をつける』
ミナはベラトゥースを従えて野良吸血鬼に失笑
ミナ『こんな茶番であぶり出せればオモシロいかと想ったが
まこと世の中オモシロいな‥‥』
野良吸血鬼『黙れ!』
ミナ『我が名において命ずる。死ぬが良い!』
ミナ、正体不明の力(波動的なモノを発注)で野良吸血鬼を潰す
野良吸血鬼は屋上から落下する
(副調整室)録画V明け、屋上中継シーン
(小倉)ブルブルと震える様子
月をバックに1カメにカメラ目線

ミナ『聞くが良い。ヒトのコら! 我々は闇の血族
ヒトの世の影の存在。でもそれもコレまでだ‥‥
見えるか? 東京ゼロ号埋め立て地‥‥』
(2カメ)東京湾のロングショット
ミナ『(オフショットで)闇の王国・バンパイア・イン・ザ・バンドの
設立を宣言する!』
(1カメ)ミナのカメラ目線
ミナ『一緒に踊ろうぞ!』
(第1話END)

とゆ〜某バラエティー番組のヤラセ台本流出劇でした!
ちなみに。この日の放送で視聴者からクレームがあり
BPOの判断で製作会社は倒産、局Pは左遷だってさ‥‥
とゆ〜ぐらいのオチはつけて欲しいな〜!
ま。楽しめたから良いか!
なるほど! この凝ったバラエティー番組を作るため
シャフトは全制作をこっちに注ぎ込んで
『ひだスケ』は動く顔面伝説で動画破綻してたワケね!
妙に納得!と同時に何かだしヌかれた感が‥‥‥
あにめチックがやろーとしてたコトをされたって‥‥
なんかハナシによると脚本は吉野が完全に書いて
新房監督はほぼスルー状態で通したってハナシだから
この構成の勝利は吉野ってなるワケか‥‥
あのヒト。こーゆー魅せ方は力を発揮するけど
歴史とか宗教とか授業的なニュアンスが絡んだ時
やったら設定をクドクドしすぎるクセがある!
コレぐらいの作品がヤツには一番良いかも?

制作Pな皆さん!コレから吉野を使う時は
歴史以外のジャンルで!

聖痕のクェイサー
【脚本】上江洲誠さん 【監督】金子きらくさん 【制作】フッズエンタテインメント
視聴日1月11日(月曜)25:30-26:00
放送局テレ玉
第1話『 震える夜 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【Aパート】
私立ミハイロフ学園の聖堂で二人の少女が祈りを捧げてた
まふゆ、とも‥‥二人は『オジさん』の前理事長に育てられてたが
ある日突然前理事長は『心配するな』との置き手紙を遺して失踪した
そんな二人は大の仲良しで、お互いを『王子と姫』のよーに扱い
自分たちが不幸な物語の主人公、との妄想に酔ってた
そんな二人が祈りを終えて、花壇へと歩いてくと
特待生のテレサがチューリップの世話をしてる
だが、テレサは『お勤め』のため今日も授業をサボるとゆ〜‥‥
どんな学園なんだか!
二人が教室にいくと、ともの机の上に花が添えてある
クラスメイトのカツラギのシワザだった
カツラギ『ずっとともがこなかったぢゃん。で、最近の
連続通り魔事件だろ? 理事長失踪と関係あるんぢゃねーかと想ってさ』
そんなブラックジョークなカツラギに怒ったまふゆは
カツラギの胸ぐらを掴み、殴りかかるが
とも『大丈夫だよ。いつも笑顔でいる人を神様は助けてくれるって
お父さんもいってたでしょ?』
まふゆ『うん‥‥』
まふゆは矛を収める形で、その場を後にする
下校時刻となり家へと帰る二人
ともの回復祝いに何かつくってあげよう、と申し出るまふゆ
ともはそれを喜ぶが、まふゆは内心
まふゆ『でも。神様は助けてくれないしオジさんも失踪したまま
私がともを守らなきゃ‥‥』と固く決意する
そのときともが道に倒れてる人物を踏みつける
銀色の髪で緑の瞳をしたサーシャだった。二人は家へと連れ帰り
ベッドに寝かせるが、はたしてこの人物は男なのか、女なのか?の
議論となり、確かめてみよー、とすると、いつの間にか消えてた
まふゆは慌てて家を飛び出し、サーシャの行方をおう。だが
まふゆ『学園の聖堂が‥‥おじさまの絵が‥‥』
顔アップ。学園が火事らしいのだが‥‥

【Bパート】
慌てて学園の聖堂に走るまふゆ
確かに内部は青い炎が至るトコについてて火事らしいのだが
そもそも聖堂が火事になったら入れないのではないのか?
その視聴者の疑問を遺しつつ、仮面の女が登場し
仮面『ヤマノベユウダイの隠した聖乳の場所を教えろ』
と言いだし、マグネシウムでまふゆを磔にする
あ。マグネシウムの火をチラホラと投火したから
大火事にならなかったのか
‥‥と想いつつ
だったらなぜ、まふゆは家から離れた聖堂の中の火を
遠くに見つけて火事だと想ったのか?

とゆ〜新たな疑問に視聴者の関心が移る
だが、そんなコトはお構いなし! とばかりに画面では
磔にされたまふゆはSMチックな仮面の女のイタブリ
まふゆ『顔を見せろ!』
仮面『もー用はないや。イグナイト、燃やしなさい!』
とマグネシウムの火で大事なイコン(絵)に火をつけるか?
仮面『なーんてね。チビっちゃった?』
あ。そーか。上江洲がこのシーンに力を入れるために
尺が足らなくて聖堂火災をカットしたのか
‥‥と妙に納得
一方。まふゆは誰も助けてくれない、自分が強くならなきゃ‥‥
との想いを募らしてると
仮面『またその目! そーゆーのが鬱陶しいんだよ!』
とマグネシウムを放つ
またその目? てコトはまふゆと仮面の女は初対面ぢゃないの?
との、視聴者の関心が伏線の方へと反れだしたとき
鉄の炎がマグネシウムの火を阻む
鉄の炎を放ったのは、まふゆが助けたサーシャだった
だがサーシャは傷だらけで負傷してロクに闘えない
いったい、この前に何の戦闘があったの?
と、さらに視聴者の関心が反れだしたとき
テレサが駆けつけて、いきなり服を脱ぎ出す
お。コレは!‥‥と男性視聴者の関心が一気に高まるが
なぜかテレサの脱衣シーンはオフカットにされセリフだけが進んで
サーシャは回復した‥‥らしい!
いったいオフシーンでテレサはどーなっちまってるのか?
唯一、それを目撃したまふゆは『これ。どっかで‥‥』
以前に見たよーな口調をのたまう
もはやココまでくると伏線の貼りすぎでしっちゃかめっちゃか!
かくして謎の儀式の末にサーシャはクェイサーに変身し
クェイサー『震えよ! 恐れとともに跪け!』
との、あまりインパクトのない決めゼリフを吐き
仮面『ゲスごときが! 聖乳の質の差か?』
仮面はノックアウトして退場しました
まふゆ『助けてくれてありがとー』
クェイサー『別に助けたワケぢゃない。俺はマグネシウムを
追ってただけだ。明日が欲けりゃ自分でつかめ‥‥』
との、アクの強いヤなカンジ感を出して退場
あー。何だか。シッチャカメチャカだったな‥‥と
すっかり終わりかと想ったら、その翌日!
えー! まだ続きがあんの? 尺残ってたぢゃん!
昨夜の聖堂はキレーに修復されてて、まふゆは神父を捕まえて
クェイサーとは何か、を問いただすが
神父『それは然るべき人が知ってるキセキです』
また謎な言葉を遺す始末にウンザリです
つーか。この神父ときたらロシア正教のクセになぜ黒衣?
さらに1−Aクラスでは
先生『今日から転校したアレクサンドル・ヘルくんです』
とサーシャが転入してくる始末
まふゆ『何なの? 昨日のこと、説明してよ!』
てか、伏線だけのストーリーを洗いざらい吐け!
サーシャ『無能なら無能らしくおとなしくしてろ』
とのキャラ設定を固持するものの、ともの巨乳をタッチし
サーシャ『ハラショー‥‥』
まふゆ『いったいどーゆーつもり?』
サーシャ『黙れ! 俺に近づく者は災いが起こる』
(第1話END)

とゆ〜シッチャカメッチャカ・カムチャッカな第一話でした
そっかぁ〜‥‥ガンバって作ったんだ〜
とゆ〜シドロモドロ感が目立つ第一話
ま。ブザマなコト、この上ありません!
男性視聴者の求めるパンチラもなければ
テレサ&サーシャの『合体らしき』シーン
まるっきりオフってるあたりが
テレ東枠か、U局枠か‥‥ギリギリまで
どの系列でOAするか決まらなかった
弱小スポンサーの悲しいサガを印象づけますね

仮にパンチラあり、合体ありとした場合でも
このストーリー、この構成の仕方ではね‥‥
つーのは。構成面でゆえば欲張りすぎて
全体的にタラタラと、やったら設定がウザい
吉野原作の悪いクセを、長ゼリフで処理してるし
かと想えば、Bパート中盤まで不幸なハナシで進んでたのを
ラストの学園のくだり‥‥サーシャ編入からENDまでが
ギャグ化
してるバランスの悪さ‥‥
いったい何をしたいんだか‥‥感が丸出しです!
別にクェイサーが仮面の女を撃退するまでで
シメてたらOKだったんぢゃない?
あるいは学園のギャグパートを1話にするか?
そこらが、上江洲の『なんか暗くしすぎたんで
ラストぐらい明るくシメるか』
との余計な色目
すべてをダイナシにしてます!
それに。舞台設定もロシア系の学校のクセに
ロシア正教らしい点が何一つないとくる!
(ロシア正教の神父クラスは白の礼服を着るハズなのに)
名前もサーシャ、テレサって。ギャグのつもりか‥‥?
コレでスターシアが出れば、宇宙戦艦です!

しっかし。コレで埼玉エリアの月曜深夜
吉野弘幸ワールドで逃げ場がない!

のだめカンタービレ フィナーレ
【脚本】横谷昌宏さん 【監督】今 千秋さん 【制作】J.C.STAFF
視聴日1月14日(木曜)24:45-25:15
放送局フジテレビ
第1話『 Lecon.1 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【OP】
パリのアパルトメントでのだめはピアノと格闘してた
ふと、のだめはピアノの上の『プリごろ太時計』を見る。時刻は午後3時‥‥
さっきも3:00‥‥いまも3:00‥‥‥
のだめ『ヤバい! 電池切れ!』
のだめは慌てて戸外に向かって走り出す
一方。シアターBLANCでは千秋がパリ凱旋の初演として
マルレ・オケを指揮しよーとして出番を待ってた
そこへのだめからメールが届く
『NODAME DESU CHIKOKU SHITA KONSATO OKURASETE KUDADAI』
(ノダメです。遅刻した。コンサート、遅らしてください)
千秋『まってられっかー!』
千秋は指揮台に向かって歩み出す
千秋『俺はもっと‥‥先にいく!』

【Aパート】
翌日、のだめはコンセルバトワールでオクレール先生に
昨晩の千秋の自慢を前置きにした上で
のだめ『のだめ、コンクールに出ようと想う』
と、焦るホンネをブチまく

対してオクレール先生は軽く笑いとばし
オクレール『ダメだよ。ベイベーちゃん。コンクールは許可できません
そんなコトゆ〜んなら課題増やそうかな? もっとたくさんの
作曲家に触れると良い。マジノ先生にもゆっとくから』
と相手にされない
一方。千秋はミナ先生と電話し
ミナ先生の自宅で密かにピアノの自主トレしてた
このところ音楽詰めの千秋。ついに38.5度の熱を出すが
それでもスコアを手放さず、必死に次の公演への勉強を続ける
ミナ『若いんだから彼女を作って遊んでれば良いのに
何を先急いでるのかしら?
心配するミナ先生。しかし、千秋はそれを承知で
千秋『別に焦ってるワケぢゃないのに‥‥でも‥‥』
そんな千秋の焦りとは別に、のだめもまた焦ってた
アパルトマンで必要以上に課題曲に取り組み
オクレール先生の鼻をあかしてやろう、と画策するが
僚友のターニャとユンロンはバルデス音楽コンクールに
出場するコトを決意し
ますます自分だけが取り残される想いを募らす

【Bパート】
そんな渦中で動きがあったのは、やはり千秋だった
千秋はシアターBLANCでマルレオケ二回目のコンサートを開催する
アパルトマンの人々、オクレール先生、マジノ先生や
千秋の父・マサユキの旧友・長田が立ち会う中
ライティングが明らかに3DCGなトランペット、ホルンを従え
チャイコフスキー幻想序曲『ロミオ&ジュリエット』を演奏する
そこに、またしても遅刻したのだめ
その演奏を聴いたオクレール先生は
オクレール『優しいけど甘すぎず、ちょっと頑なだけど誠実だ』
と千秋の指揮を評価する
しかし。今日の千秋にはもう一つの隠し球があった
千秋はタクトを置き、今度はピアノに自ら座って
バッハのピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052を演奏しはじめる
人工的な千秋の手が、人工的なピアノの鍵盤を奏で
やたら重量感のないバイオリンが伴奏‥‥‥

そんな一時に魅了された観客たちは拍手喝采
かくして大成功を納めた千秋がアパルトマンに戻ると
のだめがノコノコとやってきた
千秋『晩飯、くってくか?』
のだめ『ズルいです、先輩は目標に向かって確実に階段を上がってて
ピアノまで見事に弾いて‥‥全部一人でやったら良いです!』
のだめは飛び出してく。一人部屋に遺された千秋
ふと、千秋は父・マサユキを思い出す
演奏づけの日々で索漠とした毎日‥‥
マサユキ『子供の面倒なんか見てられるか!』
常に音楽と向き合い、ひたむきだった
家庭の父としては最悪だったが、音楽家としては一流だった‥‥
千秋はそんな父の背中を必死に追ってたのだ

翌日、千秋がスコアを返しにくるとヴィエラ先生に捕まった
『ミーナの涙は玉虫色』とゆ〜シュトレーゼマン作曲のスコアに
ヴィエラ『フザけた曲だったろ?』
千秋『ああ。壮大に‥‥知ってるんですか?』
ヴィエラ『初演の時、生で聞かせて貰った。シュトレーゼマン‥‥
あれほどフザけたドイツ人も珍しかったけど、音楽は素晴らしかった
私もマルレ・オケに憧れて、いつか団員になりたいと想ったよ』
千秋『‥‥‥』
ヴィエラ『お前はこのオケを踏み台にしか想ってないかもしれないが
私の夢は、このオケをお客さんに愛される活気あるモノにしてくコトなんだ』
と、最近やたらマルレで自己アピールをする千秋にチクリ
千秋は判らなくなってた。自分はこの先、どんなビジョンで
音楽と向かい合ってくべきなのか‥‥何のために、誰のために‥‥?

そんなヴィエラ先生の最終課題へとさしかかった千秋とは別に
まだデビューすらしてないのだめは、焦りまくってた
そんな焦りっぷりに耐えきれなくなったマジノ先生は
マジノ『のだめをコンクールに出してあげたら?
あのコだったら、もしかして‥‥』
オクレール『それが怖いんですよ。せっかくいま
一つ一つ積み上げてるんだから。今がベイベーちゃんの正念場です』
オクレールはあくまでも慎重だったが、もはや事態は避けられなかった
前シリーズの中で、サンマルノ城で出逢ったランベール女史から
初サロンコンサートの依頼がのだめに舞い込んできたのだ
(第1話END)

とゆ〜、ハッピーエンドフラグ立ちまくりな第一話でした
ホント。ベタもベタ。クソマジメに枷を積み上げてるな〜
と想って、本書いたヤツを見たら横谷昌宏とくる!
クソ谷なんかに書かせるなよー!
『ボクの引き出しはもっと多いんだ! それをわかって欲しい』
とばかりの勢いでしたが‥‥そーゆわれても
『アンタにときめくよー努力するのは時間のムダなんだよ!』
とゆー他ないですよね? どーあがこーと
ヤツの才能は『アニ横』で枯渇してんですから!
ま。そもそも『パリ編』以降は蛇足なんですよー
『のだめ』シリーズは千秋が飛行機に乗れたトコで
すでに終わってる
と想うし、ここまでくると
あとは二人が大舞台への壁をどー突破するのか?
とゆ〜極めてプライベートで些末な問題
大舞台に飛び立つ前の段階にある私を含めた多くの視聴者にとっては
『何を贅沢な問題を‥‥』なワケ‥‥
シンパシーがまったく持てません!
いくら実写劇場版が公開されるからとゆって
お家芸のメディアミックス戦術でテコイレするしか手のない
フジの局Pの手詰まりが何とも見え透いてて無能です!

企画と脚本がそんなカンジでしょ?
では。絵はどーだったのかとゆ〜と
前々回は『演奏パート』の動画を省き
前回はパリの寺院の背景がヘタレ‥‥
ときましたが
今回は確かに指は動いてたし、背景もしっかりしてた
でも。基本的に指と楽器の3DCGのライティングが
『あさっての方向。』で人工感丸出しです!

あの演奏をしてたのはホントに人間なの?

ココらが『動きベタ』なJ.C.の限界なのかな〜?

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