2010年 夏季税関
■ 夏季税関TOP


ちわ! あにめチックな主宰の斬♪鮫です!
さあ! 皆さん、夏、夏ですよ〜!
エアコンとPCと冷蔵庫をフルマックスで走らせて
雷! ブレーカー! 熱暴走!
情け容赦なくオチまくったり
殺意に満ち溢れた炎天下の中、さんざん待たされた
イベント会場でヌルい司会と声優
『暑さ』を言い訳にして進行や歌詞をトチったり
アキバのメイド喫茶のビラ配りが物陰に隠れて
タオルで汗をコソッと拭う‥‥‥
そんな『日本の夏』がやってきます!
くっは〜! アレがまたやってくるのか!
思わずコメカミにシャドーが5本ぐらい入ってしまいますが
そんな苦痛な私たちの運命を共にしてくれる
夏アニメの初回視聴のお時間です
毎年夏季のアニメは
おや? こんなスタジオ、ひさびだな〜
こんなレーベルのCM、初めて見たぞ?

‥‥などウサん臭さに満ちあふれた
キワモノ企画の出現率の高いコトで知られてます
過去にも色々ありました‥‥
去年の『イヒ』 07年の『スクイズ』
05年の『GUN SWORD』 04年の『ニニンがシノブ伝』
思えばJ.C.STAFFもこの季節に萌え〜な作品を出して
栄光の階段を上がってきましたよね?
ウマく攻めれば栄光を勝ち取る夏季改編‥‥
逆に最後までショボいまま消えてく作品もあります
試しに、こんな問題解けますか?

Q1.『ぽてまよ』は何年にOAされたか?
Q2.『僕等がいた』の制作スタジオは?
Q3.『ぺとぺとさん』の脚本家の名前は?

この3問を検索しないで正答してみしてよ?
絶 対 ム リ だから!
なにせ絵すら浮かんでこないでしょ?
こーゆー無惨な運命もまたあるんですよ‥‥
このため今季は新たな基準を用意しました!
従来の◎○△×の4方式に
+とゆ〜評価を加えたいと思います
コレは○と△の中間で
『確かにフツーなんだけど、フツーすぎて地味だな』
とゆった、記憶に残らずに消えてく作品です
夏季に限らず、最近、この手の企画が多いんですよね‥‥
せっかくチャンスがあるってのに自ら試合を棄てて
まったく勝負をしてない造り方をしてるんですよ!
1話目の脚本の出だしでこんなカンジ‥‥‥

ローカル局深夜アニメのほとんどがこのパターン!
最近では『おまもりひまり』がこの形でしたが
まるで定形則とでもゆいたいかのよーなベタな展開
脚本家! ちっとは頭使えよ! 一応人間やってんだろ?
との抗議の声を出したいくらいです
今季では、この決め打ちを使った場合は則+です!
つーワケで。そろそろいってみませう!
あにめチックとしては2年ぶりの夏季アニメの税関調査!
不況極めしゼロサム・ゲームの栄冠は誰の手に!
ブラックラグーン Roberta's Blood Trail
【脚本・監督】片渕須直さん 【制作】マッドハウス
視聴日6月27日(日曜)25:00-25:30 (抜き打ち検査)
放送局テレ玉
第1話[単話特別番組]
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【Aパート】
1969年、ベトナム、クワンチ省作戦領域D446‥‥‥
ベトコンの支援組織の村を襲撃したLARP(海兵隊長距離偵察部隊)
キャクストン少尉は、捕虜となったベトナム少女をかばってた
それをラーキンと部下たちがため息をつく
ラーキン『カンベンしてくださいよ。なんでこの村で、そのガキだけ
いかしておいたと思ってるんです?』
ラーキンは戦時混乱にまみれて集団強姦しようという画策を意図してた
だが、キャクストンは銃を構える
キャクストン『この娘には指一本触れさせん。
こいよ、ラーキン、男の子だろ?
ムッとしたラーキンは銃を構える。同時にキャクストンも襲いかかる
乾いた銃声がベトナムの空に轟く
それから約25年後‥‥‥少尉から少佐に昇格したキャクストン
再び東南アジアへと戻ってきた
チャイナ・ピット作戦‥‥‥ミャンマー軍事政権の背後で暗躍する
麻薬王シュエ・ヤンの捕獲により、ゴールデントライアングル地域の
経済介入を企む国防総省の作戦に、当該領域を管轄するCIAが
政治的横車を押し
、特殊部隊はタイの港町で待機状態が続いてた
ホテルの客室のブラインドからキャクストンは外を覗く
キャクストン『この街の名は?』
ロイ『ロアナプラです。この街はサイゴンとそっくりだ。実に不快で
ヤなカンジだよ』
ふと、キャクストンは路上を歩くロックの姿を見つける
キャクストン『おい、日本人が歩いてるぞ?』
ロイ『ご丁寧にネクタイまで締めて。安全保障に関心がないのですな』
そのときロックはラグーン商会の商用で、銭の回収に廻ってた
途中、ガキに財布を盗まれるが、それをレヴィが奪い返す
ロック『別にいいのに。それっぽっちの銭、使い切らないよ
レヴィ『あんたの報われない慈善事業はいつまで続くんだ?』
財布に入ってた写真は、日本のヤクザの女組長の顔が映り
その顔に×がついてた‥‥
バラライカとの確執の末、組同士の対立を平和的に解決しようとした
冬の日本の想い出が蘇る。だが、そのロックの解決法は、双子事件など
結局は死亡するとゆ〜報われない結果ばかりが続いてた
次は誰も殺させない、円満解決を図る‥‥ロックは想いを募らせてた
その頃、ロアナプラの街はにわかに殺気立ってた
警察署はラグーン商会に『変わった客がこなかったか?』を聞いてきた
『これで何件目だ?』ダッチとベニーはため息をつくが
それほどまでに、この街が怖れる人物が何者であるのか、関心を寄せてた
そして、それはレヴィからの連絡でハッキリとわかった
レヴィ『メイドだよ。あのメイドがきてるみたいだ』
ダッチたちは目を剥く‥‥かつて依るのロアナプラの街で
壮絶な追走劇を演じた、あの人間ターミネーターか!
しかし、なぜメイドが再び? 情報交換のため4人は
イエローフラッグで追い合う約束をする

【Bパート】
イエローフラッグの店主バオはカウンターでレヴィとロックにボヤく
バオ『ふざけんな。78年にこの店を立ち上げてから
半壊15回、ほぼ全壊6回‥‥その最大級の損害が
メイド型キリングマシーンの現れたときのモン
だぞ』
そこに2Fの置屋を調べてたコロンビア・マフィアの
ロアナプラ分隊・グスターポ一味と落ち合い、さっそく情報を交わす
レヴィがメイドの特徴について語ってる最中に、背後の扉が開く
メイドだ! その姿にコロンビアマフィアは色めく
だが、それはロベルタではなかった。聞けば主人の命でラグーン商会を
訪れたが事務所が留守のため、ここに来たのだという
ロック『キミはラブレス家の関係者か?』
ファビオラ『はい。南米十三家族に列をなすラブレス家に使える
女中でございます』
レヴィ『その口調、あのクソメガネとそっくりだ!』
ファビオラ『婦長様はクソメガネなどではございません』
一方、イエローフラッグに向かってたダッチとベニーは
ベネズエラで何が起こったのかを知った
先月、ベネズエラのバリナス州で開催された第五共和国運動で
謎の爆弾テロが発生し、出席してたラブレス家当主が死亡
したのだ
何者かにより暗殺されたラブレス家当主‥‥
だが、それがなぜメイドがロアナプラにやってきたのか?
一方、イエローフラッグではメイドの話を耳にしてたグスターポが
部下に慎重にファビオラを捕まえるように命じる
ゆっくりと迫る部下。鋭い視線を馳せるファビオラ
にわかに緊迫感。それにつけこみ、酒瓶を床に落とすレヴィ
ガシャン! 同時にファビオラの両肩から二丁の銃が!
次々と火を噴く銃声。イエローフラッグは再び戦場と化す
応援に駆けつけたグスターポの部下の重機関銃が
イエローフラッグの正面を掃射。それをファビオラが隠し持ってた
対戦車用のロケット砲で応戦。駆逐しグスターポは敗走
ファビオラ『っっっったく! サイッッッッテーーーーなトコ!』
かくしてダッチとベニーと落ち合い、ファビオラはその足で
ラブレス家新当主の待つサンカン・パレスホテルへ向かう
ダッチ『この街ぢゃ一等豪華なホテルだ』
とのお約束なセリフをキめ、エレベータを上がり
スウィートルームの扉を開くと、そこには新当主となったガルシアと
トレンチコートを着込んだ三合会の張が転がり込んでた
なお冬でも25度以上ある亜熱帯地方のロアナプラで
張やバラライカはトレンチコートを着込んで暑くないのか?
‥‥とゆった物理的ツッコミは基本的に御法度だ!

張『ラグーンの御一行様か。ずいぶん遅い到着だな』
南米十三家族に列をなすラブレス家の当主に
張のようなチンピラが‥‥‥!!!!!!
焦ったファビオラは張に挑みかかる

【ED】
『どうしたバオ、今日も休みか?』
道行く街の人にイヤミをいわれながら全解したイエローフラッグに佇み
バオ『クソ!クソ!クソ!クソ!』
自棄になってるパオ。そこに客がやってくる
店主『見てのとーり何もないぞ』
客‥‥それは復讐に燃えるロベルタだった
ロベルタ『戦争に必要なモノ、すべてを揃える店を教えてください』
その姿にゾッとするバオ
(第1話END)

とゆ〜待ちに待ったイエローフラッグ7回目の全壊でした
コレが単話特別放送だというコトが悔やまれます
原作でゆートコの6巻〜9巻までのうち、6巻と7巻の頭プラス
挿話
ってワケで原作を忠実にアニメ化してるな、と思いました
ただ、この『ロベルタリベンジ』はこのシリーズの中でも
もっとも各キャラクター心理描写を総当たりでやってて
この後に控えるバラライカの嗚咽、エダの暗躍
米兵どものロアナプラ脱出行、そして最終的にガルシアが
ゴールデン・トライアングルでロベルタに空砲を撃ってEND‥‥
とゆ〜壮大なハナシわずかOVA5巻で
どーやって編集するのか? 疑問ですね

(その壮大さは原作9巻の厚みをみればわかります)
ま。この1話では、イエローフラッグの銃撃戦の最中
酒を喰らってせせら笑うレヴィが物足りなかったかな?
原作ではアゴが外れる勢いで爆笑してて
思えばこの頃から悪徳を背負うヒロインという描き方から
『愉快なドンパチ姐さん』になってきましたからね
むしろ人間を駒のように使って自己中なゲームをする
ロックの本性こそ悪党だとする新解釈を、この先描ききれるのか?
それと豊口姐さんのレヴィ役に関して賛否両論あるよーですが
確かに最初は違和感があるけど
総じて良いんぢゃないですか?
低い声だってのに良く声が通ってますよ?
ヒマな時に耳鼻科に通って鼻詰まりを解消してるだけはあります
あとはダッチの斜に構えた物言いが
ことごとくカット
されてる?  あれがちょっと‥‥‥
本当。26話でじっくりやってもらいたいトコです
ただ、逆に原作ではムリだったコトもあります
とくに原作9巻のゴールデン・トライアングル、ミャンマー関係の
広江さんの知識ってモンはオソマツ
そのもので
シュエ・ヤンって‥‥タン・シュエぢゃん。安直な!
え? コレが
ゴールデントライアングル?
‥‥ってトコが随所にあり、取材してないコトがモロバレです
ホーチミンの忠実なロケハンでロアナプラを描く
『ブラックラグーン』にしてはやってくれたな!
‥‥な9巻の汚名をぜひ、アニメでリベンジしてください

なんだかんだゆって、『ブラックラグーン』好きだな〜

アマガミSS
【脚本】平池芳正さん 【監督】高島大輔さん 【制作】AIC
視聴日7月1日(木曜)25:40-26:10
放送局TBS
第1話『 アコガレ 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【O P】
それは2年前のクリスマス・イブの夜‥‥
恋人たちがチチクリ逢う公園に橘純一は立ってた
約束の1時間前にやってきた橘。だが、いつまでたっても
待ち合わせをしてた彼女は現れなかった
やがて冷たい雪が降り始めた。見上げれば空には冬の星座が瞬く
寒空の下、煌々と輝く星座は橘の心を凍らせた

【Aパート】
なぜ彼女はこなかったんだろう?
‥‥自宅押入の中に蛍光ペンでプラネタリウムを造り
一人ストイックにトラウマと格闘する橘。そこへ
美也『ニイニ! 遅刻するよ!』
妹の美也がたたき起こしに来た
二人は学校へと向かうと、クラスメイトの梅原と遭遇
梅原『新作が入ったから持ってきた
エロい写真集をカバンから出す
梅原『スゴかったぜ!
放課後、その新作写真集を借りる算段をした橘は
梅原とともに学校へと向かうと、前に森島はるかの姿があった
梅原『森島先輩絵になるな〜。写真集がかすんぢまうよ
との梅原の言葉通りの美人先輩な森島はるか
今回は彼女がターゲットのハナシだった
昼休み、ジャンケンで勝負に負けた橘はパン買いのパシリ
購買部へと向かうと、美也の同級生の中多紗江が
あまりの殺気だった購買部にマゴマゴしてた
橘は紗江から注文を聞き、牛乳と甘パンを買い与える
紗江『あの、オカネ‥‥』
橘『360円だったよ。次はガンバって』
ちょっとした男気を魅せつける橘の姿をはるかは目撃してた
かくして教室へ帰ろうとする橘、ふと廊下でコケたとき
はるか『コレ、落としたよ。大食いクン』
とはるかは橘に接近してくる。マジマジと橘を見つめ
はるか『あなたはかわいらしい目をしてる! ねえ、キミ
1年のコにパン買ってあげたよね? Good!
キミって優しいんだね!』
とゆって、いきなり好感触のよーだ
かくして無事教室にパンを送り届ける任務に成功した橘だが
そこへクラス委員の詞が進路表を提出するように、と命じる
放課後、詞に進路表を提出した橘は、梅原から写真集を借りるべく
梅原の後を追って図書室へと向かったら、山積みに本を借りたはるかと
ぶつかってしまう
お詫びに図書室から荷物運びをする橘。そしてはるか
そんな二人に親友の塚原響と遭遇する
可愛い犬の本を大量に借りてご満悦のはるか
響『ゴメンなさい。はるかが迷惑かけたみたいで』
と様子を察して橘にわびを入れる響
響『ところで、彼の名前は?』
ハッとするはるか。まだ聞いてなかったのだ
響『呆れた。名前も聞かずに荷物持ちしてもらってたの?』
そこでよーやく橘の名前を知ったはるかは
はるか『橘くん。優しいもん。赦してくれるよね』
そんな様子ではるかを見送る橘はふと思う
ボク‥‥また取り戻してみようかな?
校内アイドルみたいな人だけど‥‥でも、ボクは‥‥

【Bパート】
あれから数日が過ぎた。はるかとは逢ってない
2年前のクリスマスの失恋のショックから
二度とあんな想いはしたくない、と誓って臆病になってたが
でも‥‥
そんな葛藤をしながら、男子のダチどもと馬跳びでジャレあってると
はるか『私も入れて!
と突然乱入し、男子どもがドギモをヌく
はるか『橘くん、優しいから。橘くんがいるんな大丈夫かなって思って』
二人きりになり、馬跳びに乱入してきた理由を聞いた橘は
その規格外な行動を前向きに受け止める
そんな二人に美也と遭遇。橘は美也にはるかを紹介すると
美也は嫉妬しムッとして行ってしまう
はるか『嫌われちゃったかな? でも橘くんの妹ってネコちゃんみたい
一緒にお風呂に入ってみたいな〜
お風呂? 高校生・橘純一にバストアップ体操の妄想がよぎる
一方、美也の嫉妬はほぼ頂点に達してた
美也『何よ。デレデレ鼻の下のばしちゃってさ。バカニーニ!』
最近、この手の劣等感キャラばかりの阿澄佳奈だった‥‥
にわかにルートが決定してきた橘のもとに
いよいよ第二ステージへとあがる試練が待ってた
下校途中に池の縁で佇むはるかの姿にウットリする橘は
寒いコトを良いことに、おもむろに懐炉を手渡す
はるか『水を見てたの。水を見るのが好きで
橘『似合ってますよ』
はるか『優しいのね。私にだけ優しいのかな?
もしかして私のコト、好きなのかな?
橘『そんな‥‥』
はるか『そうよね。残念‥‥』
ハッとする橘。ヤバい! 返事の選択を間違えた!
このままでは『良いトモダチEND』となってしまう!

橘『好きです。ボク、先輩のコトが好きです』
はるか『ホンキ?』
橘『はい。ホンキです』
はるか『そーなんだ。男らしいのね。ありがと
でもダメ。年上で頼りがいのある人がタイプなの。ゴメンね』
ハードルを一つあげて去ってくはるか
あれ‥‥‥? ボク、フラれたのかな?
いや。でもルートはあれしかなかったし。このまま続行!
と家に帰るが、あまりの寒さに2Fの押入に籠もってしまう
橘は思う
別なルートだったら、今頃、誰かとデートしてたかな?
(第1話END)

とゆ〜先輩攻略ルートの第一話でした
このストーリー。一言でゆえば伊藤静攻略ルート!
性格からセリフから、すべてイコール!

対男女関係において、このアンテナの感度の悪さ!
他人がどー思ってよーが関係なく自分がOKなら良しとする
その生き様! まさにあんなカンジですよ! 静御前は!
これほどまでにキャラと中の人の相性が
バッチリ合った作品見たことありません!

ツン80%、アルコール13%、アルパカ5%、デレ2%
が静御前の成分表だとすると
アルコール=可愛い犬アルパカ=水と置き換えれば
完璧に森島はるかとなってしまう、この見事な調合!
音響監督の飯島里樹の大勝利です!
とまあ、CVレベルではほぼ完璧で
ではストーリーはどーかとゆ〜と
まさに恋愛シュミレーション! クソのよーにわかりやすい!
ただ、あまりにもゲーム感丸出しで、ちょっとね‥‥‥
や〜。この作品、AICが制作するってんで、ヤツラのコトだから
どんなエロ武装してくるのか? どんなロボを出撃させんのか?
と思ってたら、意外とフツーにやらかしてくれました
ま。平池監督&木村鴨脚本ってゆ〜と
先月末までOAされてた『WORKING!!』のチーム
『WORKING!!』は私の中ではトップクラスに面白くて
春季に税関があったら、絶対1位を取れてました!

ホント。アニプレにしては非常に心を撃たれて
続編が出たら絶対に見るんだけどな〜!と思いました
そんな平池&木村ペアなんですが
今回のに関しては、あまりにも原作ゲームを大事にしすぎ
冒険が足りなかったのかな? と思った次第です

ま。男子連中が見るぶんには良いかもしれないけどね

伝説の勇者の伝説
【脚本】吉村清子さん 【監督】川崎逸朗さん 【制作】ZEXCS
視聴日7月1日(木曜)26:15-26:45
放送局テレビ東京
第1話『 昼寝王国の野望 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【Aパート】
かつて歴史上、世界を覆い尽くしてた魔王が何度か存在し
毎度ながらに滅びかけた時に伝説の勇者が現れ
魔王どもを滅ぼしてしまった‥‥‥‥
世界を滅ぼすほどの力を持った勇者とは何者なのか?
それを探し求めるライナ・リュートは
勇者の遺跡があるとゆ〜情報を掴み、護衛のフェリス・エリスとともに
ネルファ国へと越境侵犯したところで、ネルファの警備兵に取り囲まれた
ライナ『クエイヤ・バースト!』
複写眼(アルファ・スティグマ)の魔法を使って威嚇するライナ
そしてフェリスの規格外な剣裁きに、警備兵たちは撤退する
ライナ『あ。俺たちはただ勇者の遺跡について調べに‥‥』
と弁解するライナに、フェリスが剣先を突き出す
フェリス『キサマは隠密行動とゆ〜意志がわかってないよーだから
これ以上余計なコトを喋らないよーサクッといくか?
かくして二人はネルファ国境付近の茶店で一服をする
3色団子を満足げに喰らうフェリス
古文書の記述と地図を照会するライナ
そんな二人に茶店のババアが語りかけてくる
ババア『ローランドからきたのかね? 昔はねー
ローランドの王様がやったら戦争を仕掛けてきたけど
2年前にからアスタール王になってからねぇ〜ずいぶん平和になった
何よりあの王様ときたら、英雄だし、イケメンだし!
英雄だと? このババア‥‥二人はカチンとくる
フェリス『英雄ではない、悪魔だ。団子を人質にするバカだ!
ライナ『そうだ。何かとゆえば仕事仕事と、仕事バカだ!
初めて意見があった二人‥‥二人の過去に何があったのかが
なんとなくだが垣間見える‥‥

そんなバカもの呼ばわりされたアスタール王
ローランド王国の帝都にいた
地方から凱旋したアスタール王は、パレードを受けながら
ローランド城へと帰還し、腹心たちから次々と報告を受ける
仕事づめの王に腹心は気を遣うが、王は聞き入れない
そして報告の一つに、フェリスとライナがまだ国境付近にいるコトを聞き
国王『まだそんなトコに? なにやってんだか』
と物憂げに帝都を見下ろす
一方、よーやく遺跡へとたどり着いたフェリスとライナは
遺跡の城門を前に悪戦苦闘してた
魔法で城門の錠を分析するライナ。だが
フェリス『下がれ』
自慢の剣で城門を一刀両断二人の相性は良いのやら悪いのやら
かくして勇者の遺跡へ入ってく二人
そんな二人の姿を見つめる謎の部隊が影に潜んでた

【Bパート】
遺跡へと潜入したライナは
ライナ『トラップ解除。あ〜、だるい‥‥
と魔法で進行するが、側面からは槍が突き刺し、何を解除したのか
フェリスが槍を裁くが
フェリス『くる!』
ノータイムで今度は水攻めを喰らい、溺れるライナ
フェリスは天井に逃れてて『だからくるってゆったのに』
やっはり二人の相性は悪かった‥‥
そのころ、帝都で仕事詰めだった国王が馬車を走らせてると
何を血迷ったのか、小僧が馬車を襲撃してきた
馬車内にいた国王の姿に人違いを悟り、捕まる小僧
小僧『何もかも終わりだ! 殺してくれ!』
と自暴自棄になる小僧。聞けば帝国貴族のクラースベル公に
妹を拉致され、奪還するために馬車を襲った
のだという
それを聞いた国王は小僧にいう
国王『そこで諦めてしまうのか?』
一方。遺跡内で水が引いたライナに忍び寄る影があった
『忌破り』追撃部隊長のミルクがライナを忌破りと判断し
ライナとフェリスの身柄の拘束を叫ぶ
そんなコトはお構いなしに奥へと進む二人
ライナ、フェリス、ミルクの痴話喧嘩が繰り広げられたとき
そっちのけとなった遺跡が暴発し、勇者の遺物ロボが出現!
遺物ロボの攻撃! ライナは術式を分析するが
ライナ『構造が読めん!』
フェリス『しょせんライナはライナか!』
ライナ『ムカつく!』

遺跡ロボのビーム!ビーム!ビーム!
ライナ『本気で逃げるぞ!』
フェリス『あっったりめぇーだ!』
そんなクライマックスの最中、帝都クラースベル邸に
国王の馬車が到着。小僧は妹と再会を果たす
国王『貴族どもは、この国をまた腐らせてる』
クラースベル公の舞踏会へと招かれた国王が罵ってると
クラースベル公が挨拶にやってくる
クラースベル公『今日、街で花を拾いました。質素な野の花ですが』
拉致した妹に満足したか? と暗に示唆
クラースベル公『王とローランドの未来のために!』
とグラスのワインで国王を讃える
国王『ゲスが!』
そんなドス黒い舞踏会とは打って変わって
遺物ロボの追撃をかわして丘に逃れたライナとフェリス
暴れまくる遺物ロボに『俺たちの力ぢゃどーしよーもない』と判断し
放置して帝都に帰ろうとするが、そのとき
フェリスが遺跡でナニゲに拾った宝石が光り天から閃光が!
爆発する大地。爆圧で周囲一帯は粉々。遠くの山まで破壊した
コレが勇者の力‥‥‥
ふと、ライナの心中に一つの想いが去来する
ヒトが死ぬのはキライだ。殺されるのもキライだ
泣かれるのだって、泣くのだってヤだ
人生が選べないというのは、どんな気持ちだろ?
例えば家族が死ぬのは? 好きな人が死ぬのはどーだろ?
誰もそんなコト望まないハズなのに
なぜか世界は、そんな無意味な悲しみを笑いながら欲しがる
何かをムリヤリ変えたいと思ったコトはなかった。けど
変えなきゃ悲しいし、もう何も失いたくなかった‥‥
メンド臭いハナシだが、そろそろ前へと進もうと思う

そう思って、辿り着いたのが勇者の伝説とアルファスティグマだった
『俺がこの国の王になって全てを変えてみせる
オマエがかつて望んだ世界を造ってやる。だからライナ、俺についてこい』
と言い放ち、シオンは国王となったが‥‥やっぱり、やっぱり‥‥
ライナ『クダラナイ』
(第1話END)

とゆ〜クダラナイ世界の煮え切らないファンタジーでした
まるでアニメ製作のプロデューサーのようなハナシですね
何かを変えたい、とハリキッて入ったものの
視聴率10パー以下の世界
萌えとロボにしか関心を示さないオタクどもを相手に
報われない企画ばかりを連発してるウチに
こーなってしまう‥‥そんなカンジ
ま。趣旨としてはわかりやすかった!
確かに今的です。つーか、リアル社会の無気力病理
ついにファンタジーワールドにも転移したアタリが
狙い目としては面白いかな?
メッセージ性としては良いんですけど
カタルシスがねぇ〜んですよ‥‥‥
遺跡ロボにしても、遺跡宝石と勝手にやり合ってたし
国王の兄妹への救済策も政治力でしょ?
地味な解決法ばっか‥‥
『クダラナイ』と世界を罵りながらも
すげぇ力を実は持ってて
『ま。今に見てろよ』との前向きな方向性
を示すよーな
魅せ方、終わらし方で『次回へつづく』としてくれてたら
深い時間の視聴者的には寝心地が良かったんですが?

イケメン声優どもを勢揃いさせたんにもったいない

黒執事II
【脚本】岡田磨里さん 【監督】小倉宏文さん 【制作】A-1 Pictures
視聴日7月2日(金曜)25:55-26:25
放送局TBS
第1話『 クロ執事 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【OP】
ズタボロの身体のアロイスがベッドに横たわってる
闇‥‥闇‥‥闇‥‥闇がオレに絡みついてくる
闇に絡まみとられたオレは血の一滴までも遺さず
吸い取られてしまう‥‥‥それでも欲しい‥‥‥
そのとき、闇の中から声が‥‥
声『闇を切り叫べ!』
アロイスは窓に向かってコブシの効いた声で叫ぶ
アロイス『欲しい! キミが欲しい!

【Aパート】
19世紀、イギリス某所‥‥‥
広大な庭、屋敷のトランシー家の邸宅の寝室で
当主・アロイスはベッドから起きる
そこへやってくる執事のクロード
クロード『旦那様。今朝の紅茶はハーマジェスティック
ブレンドでございます』
紅茶を継ぎ、アロイスの身支度をする
クロードが丁寧につけたボタンをアロイスは次々と外し
アロイス『ムカついた?
クロード『いえ‥‥』
と顔色一つ変えずに再びボタンをつける
次は広間で朝食。今朝はパンと目玉焼きの
アメリカン・ブレックファーストが卓上に並ぶが
アロイスは目玉焼きを突きながら、傍にいたメイドに語る
アロイス『目玉焼きって惨めだよね。ムリヤリ殻を割られて
あられもない姿を晒されて、挙げ句、オレに刺される‥‥』
目玉をナイフで刺す。ぐちゅっと潰される黄身
アロイス『ホント、惨めだな‥‥!』
次の瞬間、アロイスはメイドの左目を指で抉る
滴り落ちる鮮血。他のメイドたちの声なき悲鳴‥‥

慌てて駆け寄るクロード
クロード『速やかに片づけろ!』
クロードの指示でメイドたちは朝食を片づける
クロードは血で染まったアロイスの指を拭う
執務室に戻ったクロードはアロウドに本日の予定として
伯父のアーノルドと神父との面談がある、と報告する
おそらくトランシー家の家督相続の是非を問うつもりだろう
そう察したアロイスは動揺する
アロイス『どうしよう。オヤジの品なんて棄てちゃったよ!』
クロード『ご安心を。すべて解決します。速やかに』
アロイス『ホント?』
クロード『Yes, your Highness
大広間を見下ろす回廊に立つクロード。1,2,3.....タップを踏む
メガネを上へと投げ‥‥いざ!
回廊からシャンデリアに飛び移り、大広間へジャンプ!
衝撃でテーブルが宙をゆっくりと舞う
すかさず側面を走りフォークと皿を次々と投げ
父親仕様のテーブルにセットチャンジしてく
ラストにメガネがクロードの顔に納まりセット完了
一方、アーノルドと神父が馬車で屋敷に向かってた
父と母が亡くなり、失踪してたはずのアロイスが奇跡的に戻り
その後兄弟が謎の死をして、トランシー家の財産が全て
アロイスに引き継がれた‥‥
アーノルドはその不自然な騒動を疑問視してた
アーノルドは神父に告げる
アーノルド『あの子供の本当の姿を暴けば良いのです』
かくしてトランシー家のエントランスに到着すると
アロイス『アーノルドおじ〜さま〜』
無邪気な声で抱きつくアロイス
大広間は父の品で溢れかえり、父への愛情をアピールする
さらにアロイスは、最近起こった騒動の中、一人孤独で
その上父も母も死んでしまい、同情を誘って
アロイス『でも大丈夫です。僕にはアーノルドおじさまがいるし』
すべてが完璧な『悲劇の当主』だった
夜となり帰途に就こうとするアーノルド
アーノルド『あのクソガキ!
忌々しく馬車に乗り込もうとしたとき、屋敷のバルコニーで
アロイスが叫ぶ
アロイス『アーノルドおじいさま。オカネが欲しいんだよね?
だったら全部持ってきなよ!

札束や土地の権利書をばらまく
アーノルドは慌ててよつんばになり、それらを拾う
それをアロイスはあざ笑う
アロイス『見て。惨めったらし〜
対してクロードは表情を変えない。イラだつアロイス
アロイス『クロード。お前も笑えよ』
ふと、そのとき風が吹く
アロイス『嵐がやってくる‥‥』
風はみるみるうちに強くなり、横殴りの雨が降ってくる
そんな嵐の中、屋敷の扉を叩く一人の男の姿があった

【Bパート】
屋敷を訪れた男を訝しく思うクロード
クロード『このような夜更けの中、何か?』
男 『一晩、宿をお借りしたい』
警戒するクロード。そこにアロイスが割って入り
アロイス『何て汚い男なんだろ。でも良い匂いがする。名前は?』
男 『‥‥‥』
変わり者のアロイスは男を気に入り、室内へと招き入れる
男は広間で夕食を出されるが、皿に付いたシミを指摘する
ムッとするクロード
クロード『食事中にコートも脱がぬ方にそのような感性が
お持ちとは。恐れ入ります

食後にメイドが紅茶でもてなす
男 『その目はどーなされました?』
メイドの左目の包帯をジッと見る男
メイド『いえ‥‥』
その様子を見てたアロイス
アロイス『包帯などして旅人さんの気を惹こうとしてたんぢゃないの?
出てけよ! この売女!
メイドは慌てて出て行き、アロイスが男に近寄る
アロイス『そのトランク、何が入ってるの?』
男の傍らの大きなトランクに関心を寄せる
アロイス『羨ましいな。色々旅をして。屋敷はつまらない』
男『つまらない? 聞けばこの屋敷の地下には面白いモノがあるとゆいますよ』
自分に見せてくれたら、トランクの中を見せる、との交換条件を呑み
アロイスは地下へと案内する
地下の倉庫に入る二人。棚に置かれてた紅茶箱をさす男
男 『アレです』
アロイス『ただの紅茶だけど』
男は紅茶箱を手に取る
男『ニュームーンドロップ。魂の音頭と呼ばれてます』
そこに駆けつけてくるクロード
クロード『その前にトランクを渡していただこう!』
男はコートを脱ぐ
ファントムファイヴ家の執事・セバスチャンだった
というコトは‥‥! クロードはトランクを開ける
そこにはシエル・ファントムファイヴの身体が!
セバスチャン『あなたのよーな品性のない方には
坊ちゃんを渡せません』
セバスチャンはトランクと紅茶箱を持って
カートに乗って逃走。慌てて追うクロード
エントランスに出たセバスチャンはシャンデリアを落とす
同時に照明が消え、屋敷は真っ暗となる
なおも追おうとするクロード。だが
アロイス『怖い‥‥闇が、怖い!
怯えるアロイス。クロードは明かりを付ける
同時にセバスチャンは窓を割って外へと脱出する
アロイス『いかないで。一人にしないで、クロード、お願い』
クロード『旦那様。貴方は昼と夜、砂糖と塩、いつも隣り合わせだ』
アロイス『いや。ただの薄汚い小僧さ』
クロード『貴方は私の旦那様。私は旦那様をあくまで貪りたい』
アロイス『もういいよ。みんな、闇に溶けてしまえば良い』

【ED】
トランシー家を脱出したセバスチャンはトランクを開け
シエルの身体を取り出し、頭をなでる
セバスチャン『坊ちゃん‥‥‥』
紅茶箱の中から契約の指輪を抜き取り、シエルの指にはめる
同時に指輪は輝きを取り戻す
セバスチャン『さあ、坊ちゃん。お目覚めの時間ですよ‥‥』
かくしてファントム・ファイヴ家の第二章が始まる
(第1話END)

とゆ〜トランシー家の旦那様&執事は完全な出オチな1話でした
なるほど。そーきたか‥‥岡田姐さん
さんざんアニメ雑誌やCMなどで
水樹奈々姫と櫻井執事が1期の名場面を再現して
『なんだよ。アニプレ、またハガレンのよーな
クソ焼き直しをすんのかよ
‥‥』って思わせといて
それは壮大な出オチでした、チャンチャン‥‥と
ま。アニプレの自虐ネタとしては面白いんですが
ただね‥‥‥トランシー家側にちょっと問題が
や。奈々姫はガンバってた。問題は
櫻井のほーですね‥‥
コレは『裏僕』でもゆえるコトなんですが
ヤツがカッコイイ役をやると
全てギャグの前フリになっちゃうんですよ

それは、私が『玉ニュー』や『こむ●ゃ』に
順応しすぎてるせい
なのか
あるいはヤツが低い声を出すときに
声に艶がないせーなのかわかりませんが
『僕はキミを裏切らない』
と毎回冒頭で語った瞬間、爆笑しちまう‥‥
つまり。私の中ではギャグ要員なんですよね?
だから、今回岡田姐さんが壮大な仕掛けをラストで明かしても
あ、櫻井出オチ? やっぱね‥‥って
そうビックリしなかったってのがホンネです
もしコレが福山潤さんあたりを起用してれば
おそらく『くっそ〜! ヤラレタ〜!』って
大絶賛してたと思うんですね‥‥残念でした!

私の中では櫻井はダメオ・ポジション

祝福のカンパネラ
【脚本】中村浩一郎さん 【監督】駒屋健一郎さん 【制作】AIC
視聴日7月3日(土曜)25:30-26:00
放送局テレ玉
第1話『 流星群の夜 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【Aパート】
ノストラム地方最北端の海洋貿易都市・エリタリア‥‥
この街には世界中の商人や品々が集まり『世界の宝物庫』とも呼ばれてた
街では、間近に迫った収穫祭の準備で人々は大忙し
しかも、今年は7年に一度の流星群の年だけあって
より一層、街は人々の活気で満ちてた
そんな街の片隅に一つのクラン(集団)があった
OASISと名乗るクランの宿舎に棲むイケメン技術士・レスターは
昨晩遅くまで全自動皿洗機の開発に没頭し寝坊して起きてきた
居間で事務をしてたニナに挨拶をしたとき
クランの長であり、貴族令嬢のカリーナがやってきた
カリーナ『もう起きてしまったんですか?』
カリーナはガッカリする‥‥せっかくレスターの寝顔をぷにぷにしたり
それで起きたら『おはよー、カリーナさん。寝顔がステキでした』
『カリーナさんがステキですよ』『もう、レスターさんったら』
『ホントのコトをいったまでで』‥‥とゆ〜私の計画が!
カリーナ『それで、おはようの挨拶は?』
レスター『もうニナさんに‥‥』
愕然とするカリーナ。朝一の挨拶まで‥‥私の、私の計画が!
肩を落とすカリーナの姿を見届けてたレスターは
レスター『大丈夫です』
カリーナの手を握る

レスター『ほら。今日、朝一番に
手をつないだのはカリーナさんですよ』

ふわふ〜〜〜〜とクタバるカリーナ‥‥てヤなカンジ!
この主人公、自分がカリーナにモテモテなコトを鼻にかけてます!
街へと出たレスターとカリーナは店を見て回る
街は、いよいよ今夜となった流星群の準備で盛り上がってます
ショーウィンドウに飾られてる人形にウツツをヌカすレスターに
ムッとするカリーナ‥‥わかったって! 見せつけるな!
広場では人形による大道芸が行われてた
大道芸を見てた人々が、カリーナとレスターの姿を見て
ガヤA『あら、カリーナ様!』
ガヤB『レス坊も一緒か。仲良しだな』
ガヤC『この間、時計直して貰ってありがとう!』
などと、まるで二人を街の英雄のよーに讃えやがってます!
『世界の宝物庫』ってのは、お人好しの集まりなのか?
そもそも世界中から集まる都市なのに
どーしてみんな二人を知ってる?
すでに二次元の世界ではワールドワイドなスターなのか?

そんな疑問はお構いなしに、『ジャジャーン』と叫ぶ声
自動人形のオートマタを操る自称『世界一の大道芸師』
アニエスが白ネコ型オートマタの『タンゴ』を操りご挨拶
アニエスはカリーナをアシスタントに雇い、タンゴを踊らす
最初、失敗したのはご愛敬、ゆっくり踊って人々は喝采
アニエス『これでお開きで〜す』
と銭をかき集めて、その銭でオープンテラスへ突撃し
ケーキをバクつくありさまです
旅の大道芸人・アニエスと親睦を深めたカリーナとレスターは
彼女が今夜泊まる場所がないことを知り、自分たちの
OASISに招待する
そんな様子を隣の家屋の屋根から覗く人物が二人‥‥
OASISとはライバル関係にあるトルティエカンパニーの姉妹・
サルサとリトスだった
二人はカリーナたちの動向を知り、現場を離脱しようとするが
サルサが屋根から滑り落ちる
リトス『姉さん。そこらへん、滑りやすいから』
サルサ『そーゆーのは早くゆって』
絵に描いたよーな色物芸人っぷりです

【Bパート】
夕方、カリーナとレスターはアニエスを連れてOASISに戻る
シェリー『おかえり〜』
といきなりレスターに巨乳を押しつけ抱きつくのは母のシェリー
レスターはアニエスを紹介すると、なぜかレスターはすでに
アニエスの名を知ってた。さらにシェリーは
神殿騎士団の女騎士のチェルシーを紹介し
みんなで今夜の流星群パーティー会場へと向かう
パーティー会場はレスターの父、つまりエルタリアきっての大富豪に
頼み込み、街で一番高い大聖堂の屋上を陣取ったとゆ〜
特権階級ならではのやり方に、どーして街の人々は彼女を讃える?
そんな街の体制に異を唱える声が‥‥
サルサ『みんな! ダマされちゃダメよ!』
おお! よーーやくハナシが始まるのか?
サルサ『この人はレスターの恋人ではなく、儘さんよ』
と、レスターの横でデレデレするシェリーを指さす
そっちかい!
カリーナ『そう、そこはしっかり否定して貰わないと』
リトス『レスターさんの嫁は私だと、姉がゆってます』
カリーナ『嫁? 嫁は私よ!』
そして痴話ゲンカ‥‥もはや何もゆ〜まい‥‥
そんなゴタゴタの末にレスターたちは大聖堂の屋上へ
エスタリアの夜景が広がる中、天を見上げれば
いよいよ7年に1度しか見られないとゆ〜
本日最大の見せ場! 流星群
‥‥‥‥って!
ウッソ! ダッッッッッッッッッサ〜〜〜〜!
なんだ! この緑色の蛍光ペンで描いた軌跡は!
みーーんな同じ大きさ! 遠近感がありゃしない!

まるで横殴りの雨のよーなヘナチョコ蛍光ペンの軌跡
レスターたちは望遠鏡で見ながらウットリしてます!
二次元の世界の住人って‥‥ある意味かわいそう‥‥
そんな蛍光ペンの中でも、一際大きな光の穴が‥‥
作画に失敗したのか? へ? こっちに向かってる?
全然進んでないぞ! どーした! 動画担当!

ぶつかるーーーー! と叫ぶ人々ですが
三次元的にも! 運動力学的にも! 動線的にも!
絶対ぶつかる遠近法になってませ〜ん!

案の定、光は隣の望楼へと反れてしまいました
好奇心からなのか、ご都合主義からなのか
レスターだけが望楼に向かって走り出す
望楼の扉を開けると、そこにはベッドの上に眠るオートマタ
光速でぶっとんできた物体だとゆ〜のに
なんのためらいもなくレスターはベッドへと近づき
そっとオートマタの顔を撫でる
するとオートマタは目を開け、レスターをマジマジと見つめ
ミネット『あー! パパ!』
起きあがり、レスターに抱きつく
(第1話END)

とゆ〜立ち上がれ×2 ミネット!の起動実験でした
そーそー。こんなカンジですよ
1年もすれば人々の記憶から消える作品ってのは

優柔不断な主人公がなぜかやったらモテモテ
ヒロインがイヤミのない超スーパー金持ち
そんなヤツらを街の人はみーんな慕ってる‥‥‥
まるで素うどんのよーな、味も素っ気もない花園です
ま。世の中のギトギトした人間関係の衝突
人間不信になりかけの病んだ体質な人が現実逃避するには
もってこいの病院食なのかもしれないけど

あいにくと私の胃は正常に機能してますから
この手の『お花畑』作品は宗教臭く見えてしまう‥‥
しかも制作してるトコがオタクスタジオのAICしょ?
あの18禁アニメにしては毒気のない
『プリホリ』(転がるりんご亭千夜一夜)でも
再現しよーとしてるのか?
 と思ってしまいました
あ、そーか。このヒロインどもを最終的に剥けば
それなりに価値があるのかも知れない‥‥‥
となると、この企画の今後の命運を握ってるのは
今年の冬コミ出店を狙ってる同人誌な皆さんなのか!

それぢゃ私はお呼びでないな‥‥

セキレイ〜Pure Engagement〜
【脚本】吉岡たかをさん 【監督】草川啓造さん 【制作】セブン・アークス
視聴日7月4日(日曜)23:30-24:00
放送局東京MXTV
第1話『 静ナル予兆 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【OP】
とある海岸で陸海部隊合同の極秘演習が行われてた
波打ち際の射爆場の上空を遊弋する哨戒ヘリのアパッチ
コードネームC2は索敵範囲を広げると崖の上に人の姿が‥‥
女‥‥?
それは鶺鴒計画・懲罰部隊の鴉羽だった
鴉羽が手を掲げるとヘリは落下
哨戒ヘリの落下を知った陸戦部隊のマングース隊は慌てふためくが
戦車の前に刀を持った灰翅が‥‥一瞬のうちに殲滅してしまう
さらにヘリの落下とマングース隊の壊滅を知った水上の揚力艦と護衛艦
ふと、海岸を見ると紅翼の姿が‥‥
紅翼は艦隊に向かってソニックウェーブを巻き起こし
3隻の艦は衝撃で轟沈してしまう
かくして鴉羽、紅翼、灰翅の懲罰部隊の演習能力に
MBIの御中広人社長が感銘しながら叫ぶ
御中『素晴らしい! 私は今、とても素晴らしいコトを思いついたよ
神々のよーに奇蹟の神話を我々の手で蘇らせてみよーぢゃないか!』

【Aパート】
鶺鴒計画によって厳戒体制下にあった新東帝都では
御中が『テロの脅威』の名目で政治力で議会を動かし
帝都閉鎖と24時間の監視体制とゆ〜ほぼ戒厳令に近い状態を
無期限に延長させてた
そんなニュースを出雲荘のテレビで見てたミナトだが
結が台所で棚から鍋をとろうとしてコケてミナトに
巨乳を押しつける
‥‥とゆ〜お約束を演じてる平和ぷり
昼食をつくる結をミナトが手伝おうとしてる様子に
草野が嫉妬する
草野『くーもお手伝いするの〜〜〜〜〜!』
草野のパワーでタマネギの芽が触手化する
ミナト『くーちゃん! お野菜、ゲンキにしちゃダメ!
触手が結、ミナト、草野の身体を巻き込むのを
天井で傍観してた松が笑ってたが
松『あ〜〜れ〜〜〜〜〜』と巻き込まれて拘束プレイ
緊縛の妻たち! 昼下がりのキッチンなトコに
月海『ナレら! 真っ昼間から何をしとるか!
ミナト! ナレは本妻の我を差しおいてそのよーな淫らな遊びを!』
月海は水祝を喰らわすが、逆にコレが触手を成長させ
5人は触手の餌食となる
そんなどーしょもない様子を見かねた大家の美也は
美也『出雲荘ではそーした不純で退廃的な遊びは禁止です!』
とミナトに対してイエローカード
そんなミナトたちの茶番を余所に細女が出かけよーとしてた
細女を見送るカガリは
カガリ『困ったことがあったら、いつでも‥‥』
細女『もし私が突然いなくなったら、もう細女はいなくなったと思って』
とゲンキなく細女は出てく
その様子を自室でモニターしてた松に
ミナトが昼食を呼びにくるが
松『せっかくですから‥‥』と絡みつく
ミナト『せっかくって何?』
松『またまた〜。アシカビとセキレイでせっかくとゆったら‥‥』
そのとき、背後のドアから美也が入る
さっきイエローを喰らったばかりのミナトに
美也『二人ともお昼抜きです!』

【Bパート】
細女は病院へと向かって走ってた
そこへ鶺鴒計画の関係者が待ち伏せしてた
細女が1期のラストでNo.95の脱出を幇助したコトを言及し
細女は怯える。だが今回はお咎めなしのようで
関係者『近々、新たな指令が下ります、そのつもりで』
と、クギを刺して行ってしまう
細女は入院してるアシカビのチホを見舞う
チホ『今日も空が青いね。窓の外から見られるよーになりたいな』
フラグを立てまくるチホ
細女『なれるよ』と励ますが状況は芳しくない
一方、演習を終えた懲罰部隊はシャワーを浴びてた
灰翅は1期ラストに結が突然変身したNo.08のユメについて
調べたコトを紅翼に報告する。ユメはかつて存在した二代目懲罰部隊の
筆頭で、現在筆頭の鴉羽とともに活動してたとゆ〜
つまり、紅翼の所属する懲罰部隊は三代目‥‥
だとしたら初代は? そしてユメは結なのか?
鴉羽『安心しろ。初代は引退した。そして結とユメは別物だ』
鴉羽が入ってきて嗜めるが、紅翼は納得できない
自分にはわからない思惑が背後で蠢いてるコトに
紅翼はイライラする
そんな中、帝都脱走を企てるアシカビとセキレイがいた
先のクノの脱出成功例を噂で聞き、自分たちも続こうと思ったのだ
そんな彼女らの前に紅翼は立ちはだかる
アシカビ『コイツをブッ倒して逃げるしかない!』
紅翼『ブッ倒してみなよ!』
とアシカビを一瞬にして伸してしまう
紅翼『弱すぎんだよ!』
セキレイを睨むが、すっかり怯えてるセキレイを見てるうち
ユメが登場したコトを思い出し、いつもの調子が戻らない
紅翼は月に向かって叫ぶ
紅翼『あー! もう! イラつく!』
一方、出雲荘ではイエロー2枚で昼飯ヌキとなったミナトが
夕食を前に風呂に入ってた。いつの間にかウトウトと眠ると
草野、松、月海が全滅してる悪夢を見る‥‥
ハッ! と起きると、そこには一緒に風呂に入る結の姿が
ミナト『こんなトコ、誰かに見られたら‥‥』
月海と草野が風呂場のドアを開ける
月海『もしやと思ってきてみたら‥‥』
草野『むーーーーーーーーー!』
月海の水祭り炸裂。風呂場は修羅場と化す
その混乱に乗じて松も積極的に仲間入り
そーした出雲荘の平和な光景の中
ラストは恒例の御中社長の雄叫びでシメです
御中『ついにセカンドステージの幕が開いた! もはや途中退場は許されぬ
さあ、運命に従い、抗い、そして紡ぐが良い! 新たな神話を!
奇蹟のラヴストーリーを! ハハハハハハハハハハ‥‥‥』

(第1話END)

とゆ〜2年ぶりに再開した草川監督の巨乳プレイでした
ホント、コレを続ける意味がわかりませんね‥‥
そもそも108羽のセキレイって設定自体からして
欲張りすぎ、数が多すぎます!

1期のストーリーはMXTVの再放送を時々チラ見して
何となく把握
してゆいますが
まず108羽のセキレイが新東帝都に放たれてるとゆ〜
バックボーンが見えてこないんですよ
良いですか? セキレイは犬や猫ぢゃないんです
ちゃんと言葉を喋れて、それなりの知識教養がある
108羽もの特殊能力を持った種族
市民権を持って人間とともに生活してんですよ?
当然、新東帝都は他の都市との違いが出てくるハズです
そんな共同生活の面白さを都市レベルで魅してから
初めて、都市閉鎖、バトルロワイヤルっていくんぢゃないの?
その一手間がないんですよ

だからセキレイ4羽を保有するミナトが特殊事例
いかに大変か、とゆ〜背景がまったく見えてこない‥‥
そこなんですよ、この作品に入り込めない部分は!
ま。『なのは』とゆい『いぬかみ』とゆい
セブン・アークスは主人公周縁のミクロアングルから
物語をスタートさせるクセ
が染みこんでて
こーしたマクロレンジから説得力を持たす描き方については
これまでまったくやってないから、あえてゆいますが
これから先、セブン・アークスが元請けで制作するにあたり
必ずこの問題が壁となってきます!

ちゃんとした背景制作スタジオと契約し
美術監督と綿密な美打ちするように心がけてください

努力なくして『二匹目のドジョウ』を得るコトはありません

みつどもえ
【脚本】あおしまたかしさん 【監督】太田雅彦さん 【制作】ブリッジ
視聴日7月4日(日曜)24:00-24:30
放送局東京MXTV
第1話『 丸井家! 良い子 悪い子 恐ろしい子!! 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【Aパート】
春‥‥鴨橋小学校に新入生と新任の先生がやってきた
晴れて教員試験をパスした矢部智と
メガネ、メガネと床を這う保険医・栗山愛子
矢部は早速6−3を受け持つコトとなり
矢部『どんなクラスになるんだろ?』
期待に満ちて教室に入ったら‥‥そこは暴力の嵐!
ヤラれる前にヤレ! 殴り合って殺戮し合う子供たち
互いに自分の生命を賭けた壮絶な闘いを演じてる
おかしい‥‥矢部は思う。『何でもバスケット』をしてたハズだが
何でもバスケット。それは、かつてイス取りゲームと呼ばれ
子供達にイスを奪い合わせて戦闘意欲を学ばせる
来るべき社会人生活を想定した戦闘訓練だった!

3回鬼になった者は罰ゲームとして宿題3日分を付与されるとゆ〜
世にも恐ろしい戦闘訓練に、果敢に挑む3名の勇者がいた!
一人目は丸井ふたば!
幾千もの戦闘を運動能力のみでかいくぐってきた強者だ!
だが、そんなふたばを踏みつけにする者がいる!
みつば『土下座ってのはこーするのよ! ハッハハハ!』
丸井みつば! ふたばの姉という立場で女王様のような振る舞い
そんな二人を無視して、地味だが着実にイスに座る者!
丸井ひとは! ふたばとみつばの妹で読書と知謀に長けてる
ヒト呼んで丸井三姉妹! 顔が似てないのは三卵性だからだ!
戦闘は波乱と狂気に満ちたモノだった‥‥
みつばは旧友をイスとして蔑み、ひとはは移動せずガン無視
もしひとはを移動させよーモノなら恐ろしい視線を浴びるコトとなる
だが、それらはルール違反。見渡せばひとはが鬼となる
ひとはが命じる『私のトモダチ』
誰も立たない!
 それはマズいと察知し、矢部がイスを立つ
矢部は命じる『丸井って名字のヒト』
ふたば『よっしゃー!』
みつば『かかってこいやー!』
長女と次女の対決
みつば『あ、外にオッパイが!』
ふたばの視線がそれる。その隙を付いてみつばがイスを狙う!
一方、矢部はひとはのイスを狙うが
ひとはは矢部に本をぶつけ、矢部は戦力喪失
矢部『こ、この本は‥‥‥』
かくして矢部が3罰となり、宿題をするハメに‥‥
矢部『みなさん、僕はこの1年、無事にやってけるのでしょ〜か』

【Bパート】
教室では矢部がふたばとみつばの餌食にされてた
ふたば『一緒に遊びなさいよ!』
みつば『担任らしくサービスしなさいよ!』

そこに栗山先生がやってくる。ひどく御就任な矢部の態度に
ふたばは矢部と栗山をくっつけようと画策する
みつば『ダメよ、童貞だし』
そんな二人の間に、ひとはが頭脳を貸す
ひとはプランは、矢部の股間を野球でヒットし、それを栗山に診せる
すると栗山は『なんてステキな南国スイーツ』と貪りつく‥‥
かくして作戦が定まり、丸井三姉妹は矢部を追撃する
次々と股間を狙って攻撃するが、なぜか今日の矢部は逃げが早い
矢部『なんで三つ子がオレの股間を狙う?』
廊下を走る矢部。そこにメガネ、メガネと床を這う栗山が!
矢部、栗山の頭に股間をヒット!
ふたば『さあ! 股間を緊急治療よ!』
と栗山の前でチャックを開けさせる。すると栗山はゆう
栗山『で。何年生? えっと、4年生?』
メガネを亡くした栗山の目に映るモノの答えに
矢部は窓辺でいつまでも夕日を黄昏れてましたとさ
コレではクラス崩壊する、と悟った矢部は情操教育を思いつき
6−3ハムスターを飼うこととなる
ハムスターの登場にクラス中が和む中、名前を決めるコトとなる
ふたば『はい。名前はチクビが良いです!』
その一言でハムスターはチクビと命名、世話はひとはが行う
熱心に世話をするひとは。普段読書しか関心を示さないひとはの
顔に、よーやく人間らしい笑顔が戻ってきた。だが
ふたば『矢部っち。チクビがヘンなんだけど?』
ふたばとひとはは弱ったハムスターを診せる。病気のようだ
ひとはは、必死にチクビを守ったが、それも限界らしい
そして栗山が廊下を通りかけたとき、ひとははクラスに宣言した
ひとは『チクビは自分チで飼う』
えーーーー! クラスはパニックだ!
ガヤA『もっとチクビを触りたいよ!』
ガヤB『ふざけんな! 独り占めかよ』
ガヤC『もっとネットリ、チクビさわりてーよ!』
ガヤD『私もチクビみたいぞー』

ひとは『みんなが、よってたかって触ったり、つねたりするから
敏感になって
‥‥私のチクビを弄ぶから!
ガヤA『私のって何だよ! みんなのだろ?』
ガヤB『ちゃんとネットリ、優しく触ってたろ?』
ガヤC『チクビが大きくなるまで見たいんだよ』

矢部はゆう『もっとみんなを信用しても良いんぢゃないか?』
ガヤA『お前のチクビ、オレに委ねろ!』
ガヤB『チクビをみんなで守るぞ!』
ガヤC『チクビ、チクビ、チクビ!』

その様子をみて、矢部はひとはに語る
矢部『みんなチクビが大好きなんだよ。もちろん、オレも
そのとき! 突如、チクビがそそり勃つ!
ガヤA『勃った‥‥』
ガヤB『チクビがビシッと勃った!』

みんながチクビに駆け寄る
ガヤA『チクビ‥‥触っても良いだろ?』
ひとは『うん‥‥‥』
ワーと歓声を上げるクラス。矢部はそれを見届け
一件落着とばかりに廊下に出ると、聞き耳を立てた栗山が
栗山『ヘンタイ学級ーーーーーーーー!』
(第1話END)

とゆ〜東京MXTVで『クイブレ』の乳首ネタな1話目でした
バカなハナシ! サイアクですね!
アニプレの夏目公一朗! AT−Xの井上健次、三上康博!
少年チャンピオンの沢考史! コスパの松永芳幸!

コイツらですか! このアニメ化の責任者たちは!
ダメダメです! センス悪すぎます!
シモネタは悪いとはいわないよ
過去にも安い筆とか、いろんな連中が
いろんな作品をつくってきましたが
コレに関してはものすごい悪意を感じます!
『こじか』の悪ノリを確信的にやって
銭儲け
をしようとゆ〜魂胆に腹が立ちます!
ある意味、モザイクや湯煙よりもタチが悪い!
ちなみに、三つ子が同じクラスになるコトはありません
各教育委員会の指導で、クラスわけの時に
まず双子や三つ子は別々に分離するコトから始まるよーです
なぜなら、双子や三つ子は普段から一緒なので
単独で社会に接する機会を多く持たせるため
だそーです
コレは教師をしてる友人からの有力情報です

ま。そんな現実をヌキにしてまでもやりたかったんでしょけど!

生徒会役員共
【脚本】小山知子さん 【監督】金澤洪充さん 【制作】GoHands
視聴日7月4日(日曜)25:00-25:30
放送局テレ玉
第1話『 桜の木の下で/毎回続くのこの感じ!?/とりあえず脱いでみようか 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【OP】
朝、妹にたたき起こされた津田タカトシは
板宿行きの通学電車に乗り込んだ
女子高生どもが大量に乗り込んだ車両に詰め込まれ
『この人、チカンです』と間違われて人生を
棒に振るワケにはいかない
、との防衛本能を巡らせ
諸手をあげて降伏しながら通学するヘタレ主人公の津田
それもそのハズ。今日は彼にとって初めての高校生活なのだ
列車は山田急相模原の隣駅・『桜才学園前』に停車し
女子高生どもを先に行かせて、安堵の息をついて後から降りる
私立・桜才学園‥‥‥今日から始まる津田の高校生活
だが、地獄のような日々は、すぐに幕を開けるコトとなる

【Aパート】
津田『女の子ばかりだな』
桜才学園は今年から共学になった高校だった
校門へと入ろうとした津田に
シノ『コラ! そこの男子生徒!』
眼前で指さす人物がいる。生徒会長の天草シノだ
シノ『キミは新入生だな』
津田『はい』
するとシノはグッと睨んでカメラが寄る! 寄る! 寄る!
寄りすぎて校内を駆け抜け、校門前の二人のもとに戻り
シノ『制服の着こなしがだらしないぞ!
ネクタイをしめろ! 私はちゃんとリボンを絞めてるぞ
シマリの悪い女とは思われたくないからな
津田『はあ‥‥』
シノ『私が絞めてやろう。だが、同時に校則違反の罰だ』
と津田のネクタイを思いっきり締め上げる
でも、どーせここで直しても、教室では戻すんだし意味がない
と言いのける津田に、背後から声がかかる
スズ『全く、呆れたモノだわ。理想に向かって行動できない
ナマケモノの逃げ道。アンタみたいな小さい人間、キライよ!
と、態度はデカいが物理的に小さな会計の萩村スズ
津田『あの、このお子さんは?』
スズ『きっキサマ! 私を怒らせたらどーなるか
思い知らせてやる! うりゃ〜』
スズのキックが炸裂‥‥したつもりだがコンパスが足らない!
だが、靴が脱げて津田の顔面ヒット! ロケットパンチみたいだ!
その様子を影からおもしろがって見てた書記の七条アリア
アリア『なんでウチの学校に入ったの?』
津田『ウチから近かったから』
アリア『ウチの学校、共学が決まったとき、男達が
ハーレム目的で入ってくるって噂があったから‥‥
でも、ウチのコたちはみんな女のコにしか興味がないから
女のコが女のコに? つまり『マリア様』な学校‥‥ゾゾッとする津田
シノ『彼女は重たいジョークが好きなんだ』
そんなコトをやってるウチに始業のベルが!
津田、高校初日から遅刻決定!
シノ『それはすまなかったな。お詫びにキミを生徒会に入れてやろう』
津田『オレには荷が重すぎる』
シノ『私なんか月一で重い日があるんだぞ?』
津田『知ったこっちゃありません』
シノ『入ってくれれば、私個人としてうれしいんだ
キミ個人に興味がある
津田『え‥‥‥』
シノ『保健体育の授業だけでは限界がある』
そうですか‥‥
シノ『キミには副会長の席をやろう。私の右手として
ガンバってくれ!』
アリア『右手ぢゃ恋人よ』

【Bパート】
放課後となり慌てて生徒会室へと向かう津田
津田『遅くなってすいません』
シノ『遅いぞ。今日は大事な会議があるってゆっただろ?』
と三人しかいない生徒会室
アリア『津田クンは入学したてだし』
シノ『そうか。ぢゃ、学園を案内してやろう!』
かくして大事な会議の存在は消え、4人は学園内を歩く
保健室、女子更衣室、無人の教室、体育倉庫‥‥
シノ『どうした? 男子生徒がドキッとする場所を優先して
紹介してるのだが、不満か?
津田『不満です』
そんな意見は通らず、音楽室ではグランドピアノの上が使い所
紹介され、次は女子トイレ
シノ『男子は教員用トイレで! なお、ココでは用を足すとき
ナプキンを装着してたりする!
アリア『ちょっとシノちゃん! 私はタンポンよ!
シノ『すまない。自分を基準に語ってしまった
アリア『ちゃんと覚えて! 私は‥‥‥
津田は思う。ずっとこの調子で続くのかと
だが、校内でのシノは人気で女子生徒たちから挨拶される
津田『さすが会長、生徒から慕われてますね』
シノ『副会長として尊敬されるよう、キミもガンバれ』
津田『そーゆーのは苦手で』
シノ『蔑まれるほーが良いのか? Mなんだな?』
極端すぎます‥‥
次は屋上。校内を見下ろしスズが呟く
スズ『私、高いトコが好き。人を見下ろせるから』
津田『‥‥‥』
スズ『笑いたければ笑えば良いぢゃない?』
一方、シノはとゆ〜と、ドアから出てこない
シノ『膝が楽しくて笑ってるのさ!』
あー、会長は高所恐怖症ですか‥‥
生徒会室へと戻った4人は、重大な会議を始める
シノ『今年から共学になったワケだが、共学ともなると
様々なモノを共有するコトになる
アリア『たとえば?』
シノ『プールの水、とか?
次の議題はイジメ問題。アリアはイジメについて異を唱える
アリア『私の父は毎晩、母にイジメられて喜んでますけど?』
シノ『それは仲むつまじいぢゃないか!』
ともかくより良い学園を造るコトが必要だ、となり
目安箱を設置するコトをシノは提案する
スズ『前にもやったけど誰も入れてくれなかった』
シノ『入れたくなるよーに一工夫をしてみよう』
会長が箱に書いたのは‥‥フジテレビの旧ロゴにそっくりのアレ
さすがにモザイクが入っちゃいます

シノ『そんな‥‥マヂマヂとみられると
スズ『会長が書いたんでしょ? 何で照れる?
津田『さすがにコレは不信任モノだろ?』
アリア『そう? 入れたく‥‥‥(ブチ)
数日後、目安箱を開けると色々な意見が入ってた
アリア『数学の白井先生がヅラ疑惑?』
シノ『(あっさり)ヅラだな!』
津田が手に取ったメッセージは‥‥
会長に手を出したら穴ブチヌキます
との津田への警告だった
津田『神様‥‥‥

【Cパート】
津田が生徒会に入って数日がたち、大分為れてきた頃
シノ『今日は全校集会でスピーチをする。津田君にも立って貰うぞ』
津田『大勢の前だと緊張するな』
シノ『情けない。私は大勢の人々に見られると非常に興奮するぞ
会長、それはマズいでしょ?
さらにシノは廊下で財布を拾い中を見る
シノ『コレはゴムが入ってないから女モノだな』
と見事な慧眼で持ち主を見抜くが
隣では津田が生徒手帳に書かれた校則に悩む
津田『ココってずいぶん校則、厳しいんですね』
シノ『当然だ。学校は学びに来るための場所だ』
スズ『しかし、何でもダメだと決めつけると生徒の積極性に支障をきたす』
シノはしばし目を瞑り、決断をする
シノ『では、恋愛はダメだがオナニーは解禁だ!』
解禁って‥‥どのように?
さらに某日、シノは生徒からの相談を受けてた
シノ『私は口もかたいしな、ちなみに下の口も堅いぞ。ガードが
いつも一言多い‥‥と思う津田
そんな生徒会に新聞部から取材のオファーが舞い込む
生徒会へのインタビューの指導は津田がするコトに決定!
津田『なんでオレが?』
アリア『AVでもあるぢゃない。インタビューのシーン』
かくして新聞部の畑ランコが取材にやってくる
畑『あまり緊張せず、楽に』
シノ『そうか。では‥‥』
シノはいや〜んなポーズで挑む
シノ『いや、今日は多い日でな、立ってても座っててもツラい』
畑『仕方ないですね。では、私も
畑もいや〜んなポーズでインタビュー開始
次は写真撮影
アリア『ポーズをとったほーが良い?』
畑『生徒会室をバックにフツーに撮ります』
シノ『なるほど! ギャルゲー画面撮りってヤツだな!
最後に男子代表として津田から今後の抱負を一言!
津田『男女とも隔たりのない関係を築いていきたいと思ってます』
当たり障りのない言葉に一同は驚愕する!
シノ『つまり、更衣室やシャワー室の壁を取っ払うつもりか?
アリア『エロスね‥‥』
スズ『性欲の固まり』

畑『えーっと。副会長はエロい‥‥
アンタまでそっちの側?
(第1話END)

とゆ〜共学化した生徒会の驚愕なエロ噺でした
オイ、コラ。いつから日曜深夜は猥談アワーになった?
って立て続けに同じ系統の作品が並んでしまいました
とはゆえ『みつどもえ』に比べたら雲泥の差!
新大阪のGOHANDSがすンげぇ〜力を入れてます!
脚本にしてもリズム良く、四コマな下ネタギャグが
容赦なく私の脇腹をヒットしてきましたし

でもって背景がメチャクチャ凝ってんですよ‥‥
リストを見たら美峰のチーフ級なスタッフを使ってる
フツーこの手の作品なら、カネはかけないだろーって
そんなこんなで力任せに笑わせようとゆ〜力学
もはやお手上げです。良いでしょう、◎で!

猥談作品でこれほど差が出るとは‥‥

オオカミさんと七人の仲間たち
【脚本】伊藤美智子さん 【監督】岩崎良明さん 【制作】J.C.STAFF
視聴日7月5日(月曜)25:00-25:30
放送局テレ玉
第1話『 おおかみさんと御伽銀行の仲間たち 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【OP】
それは御伽町でのオハナシ。とある不良が追われてました
追ってるのは、それはそれはお酒の大好きな静御前‥‥ではなく
大神亮子とゆ〜それはそれは恐ろしい銀行員でした
やがて不良は不慮なコトから袋小路に追いつめられました
大神『御伽銀行だ! おとなしく観念しな!』
あらあら。はしたない!
大神『彼女に付きまとうのはやめな!』
すると大神の隣から出てくるのは、昔キャラなりしてたかな恵工務店
ではなく赤井林檎
林檎『さもないとこの写真。警察とご実家に容赦なく贈ります』
まあ、キャラに似合わず大神さんのサポート役ですか〜
隙あらば静御前のピンチヒッターを狙ってますね
不良『あの女はオレのモンだ!』
困ったあげく不良はナイフで逆ギレしました
大神『なめんぢゃねー!』
大神さんは気勢を揚げますが、相手はナイフ。分が悪い
そんなとき、辻の影から小石が飛び込んで来るではありませんか
不良は一瞬の躊躇をみせます。すかさず大神さんは
大神『へぇえええええあ!』
パンチを一発お見舞いし、不良はギャフンと伸しちゃいます
大神『一生寝てろ!』
とてもヒロインとは思えない捨てゼリフにゲンナリです
それにしても、大神さんを助けた小石、誰が投げたのでしょ〜か?

【Aパート】
むかーし、昔‥‥とゆってみ、それほど昔ぢゃないんですが
あるトコに御伽学園とゆ〜チンケな学校がありました
そこに通うのは大神さんと林檎さん。ちょっと胸が残念な二人です
大神『ムッ!』
まったく。このナレーションの黒子に喧嘩を売るなんて
良い度胸してますわね! お姉さま! お姉様!

二人が向かうのは御伽銀行とゆ〜名の部活
部室は学園のちょっとした地下に建設してますの
御伽銀行の部長は頭取さん。その他に7人の銀行員が
学園生活で困った貴方の相談に乗りますわ。そして
貴方に協力とゆう〜名の融資を行う代わりに
あとで強制的に借りを返して貰うとゆ〜
明朗会計システムで、貴方のお越しをお待ちしてますわ
そんな取り立て屋の一番の使い手さんが、大神さん
常日頃、ボクシングジムで身体鍛える体力バカ
でも、せっかくのシャワーシーンも胸がなくて残念
大神『ムッ!』
そんな大神さんの帰り道。不届きなストーカーがつけてきますわ!
まったく。ココはこの黒子めにお任せあれ。ジャッジメント‥‥
森野『大神亮子さん、好きです』
あらあら。何だか様子がおかしいですわね
大神『なんだ? ハッキリいえ!』
森野『好きっす。大好きっす』
大神『だれても付き合う気はない』
森野『待ってください!』
森野と名乗る生徒のよーです。森野は大神さんの足を引っ張ります
大神『ぢゃ聞くが、オレのどこが好きなんだ?』
森野『強いトコとか、野性味溢れてるトコとか』
全然誉めてません。大神さんは去ってしまいます
そんな突然の告白を聞いた林檎は、その腹黒い頭脳を駆使して
森野について洗いざらい調査し、御伽銀行で報告しました
林檎『よーするに目立たない人間。だから御伽銀行に勧誘してみた!』
ちゃっかり森野を連れてきてしまいました
視線恐怖症の森野はビクビクと小動物のようです
頭取『いつ頃かせつけてる?』
森野『一週間前から』
頭取『異存はないよね?』
森野『はいス。オレで良ければ』
大神さんと一緒にいられるとゆ〜下心みえみえです
大神『オレは認めない。昨日、ナイフで襲われそうになったときも見てたな
惚れてる相手がピンチの時に出てこない
そんなヤツに背中は預けられねぇ

ま〜! なんてホレボレするよーな決めゼリフ!
私のお姉さまにもゆってもらいたいものですわ!

さすがに森野は落ち込んぢゃいます
と、そこに御伽銀行に依頼が入ります
頭取『チャンスかもしれない』
この稟議を決済すれば大神さんも見直すのでは?
との巧妙な口車に森野は唆されます。さすが頭取ですねぇ

【Bパート】
さて。依頼主の榛原さん持ち込んだ稟議書は
榛原『テニス部の先輩を助けて欲しい!』
かつて大けがをしてテニスをやめた榛原さんを
ずっと励ましてくれたテニス部の先輩がケガをして
部活を止める決意をしてしまったそーな。そんな先輩の
テニス部の退部を妨害して欲しい、そんなカンジです
要は一週間後の部長会議までに退部届を出させなければ良いワケ
その大役を森野が請け負うコトとなりました
さすが存在感ゼロの森野は、尾行こそ完璧だったのですが
問題は退部届の奪取。こちらがダメダメでして
銭湯に行ったときなど番台にハタキで叩かれ
女湯の大神さんに全裸を見せつけ殴られる始末‥‥
そんなヘタレを延々と繰り返してるうちに一週間が過ぎ
部長会議の5分前となってしまいました
頭取はマジョーリカさんの手配でカボチャのチャリを用意し
榛原さんを部長会議の教室に送ります
森野『オレが漕ぐっす! 好きな人に告白するならできるっス』
かくしてアイマスクをした森野がチャリを漕いで教室へ
すると、前方に先輩の後ろ姿を捉えました!
ブレーキ‥‥! そんなモンありません。マジョさんの造るモノですから
大暴走したカボチャのチャリはベンチに激突!
宙に放り出される榛原さん。でもそこで榛原さんは
昔獲ったキネヅカとやらで体勢を整えて先輩を背後から足蹴り
ぶっとんだ先輩は悶絶し、午後5時の鐘が鳴ります
頭取は先輩から退部届を奪い、榛原さんのシューズを遺して撤収しましたとさ
まあ、コレで森野は充分に男をあげたのですが
これでは大神さんはただの暴力女で1話目は終わってしまいます
そんな不安を感じた岩崎監督は、OPの不良を再登場させ
大神と林檎がフルボッコ
最後に不良の鉄パイプの不意打ちを森野に阻ませ
晴れて大神さんの仲間となった‥‥と仕立て直す始末
まったく、みっともないコトこの上なしですわ‥‥

【ED】
一方、先輩はシューズの姫を求めて
先輩『蹴ってみろ! 違う! 次!』
蹴られ蹴られて、辿り着いたのが榛原さん
先輩『コレだ! もっと蹴ってみろ! もっと! もっと!』
先輩はヘンタイだったんですね?
先輩『一緒にテニスをしよう!』
榛原『はい、コーチ』
こーしてテニスの王子さまはシンデレラを育てるとゆ〜
生き甲斐を見つける、とゆー無様なオチを見つけ
岩崎監督なりの保険を打ちましたとさ。めでたし、めでたし
(第1話END)

とゆ〜、まったくオメデたいまでに脳天気なハナシでした
どーも黒子のナレーションがウザくて集中できなかったのですが
つまり。おとぎ話を元ネタに学校の諸問題を解決すると?
なるほど、ただ『赤ずきん』や『シンデレラ』は
御伽草子ではなくグリム童話からの出典
ではないかと‥‥‥
へ? 大きなククリでおとぎ話? あっ、そう?
ま。そこらをスルーしても、ちょっとね‥‥
ラストは大神&林檎のために不良がボコられてた
オチもイマイチだったし、森野は感情移入できない
頭取はもっとエゲツないキャラのほーが良かった
あらゆる意味でヌルいんですよ!
ただ、コレは脚本の伊藤さんやキャラデザの飯塚さんのせーではなく
昔すごかった過去のヒト=岩崎監督の意向だろーな‥‥
アイツ、何でも『良いヒト』『ゆるキャラ』
『ホンワカギャグ』にするコトに生き甲斐を求めてるでしょ?
世の中、こんなに荒んで病んでるってのに
ホント、おめでたいヒトですよね?

松倉よぉ〜、そろそろヤツを見切ったほーが良いんでね?
原作の示す方向性や企画のねらい所は確かに良いんです
問題は仕立て方。例えば取り立て時のアイテムが
大神の身体能力オンリー
ってのぢゃ味気なくない?
いっそ御伽銀行の本店=生徒会にしちまって
大神たちは本店からの赤手形を回収する取り立て専門部隊
とかにしちまったほーが、設定的にも定まったのでは?
そーすりゃ本店に『何か弱みを握られてる』とゆ〜
勢いのある枷が生まれるでしょ?
緊迫感! それがこの作品にないトコが残念ですよね
ま。緊迫感ある設定にし直したにせよ

どのみち、岩崎ぢゃ役不足だけどねぇ〜〜!

世紀末オカルト学院
【脚本】水上清資さん 【監督】伊藤智彦さん 【制作】A-1 Pictures
視聴日7月5日(月曜)25:30-26:00
放送局テレビ東京
第1話『 マヤの予言 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【OP】
月の下の広がる漆黒の森。その中を走る工作員No.5
彼を必要に追う野獣。工作員は必死に通信する
工作員『電送してくれ! バケモノに追われてる!』
一方、指示をしてる工作機関は、対応に必死
司令『落ち着け! いま、ゲートを開く!』
司令は装置を操作。ゲートから電送されるのは工作員の死体
工作員たちは蒼白になる『No.5でもダメか』
司令『残りは?』
あと一人です。No.6のみしか残ってない

【Aパート】
1999年7月‥‥日本がノストラダムスの大予言で
終末思想に酔いしれてる
頃、長野県松代駅に
白いワンピースを着た女が立った。神代マヤだ
マヤはタクシーに乗り山奥にあるヴァルトシュタイン学園に着く
通称・オカルト学園と呼ばれる、その学園では、その名の通り
不可解な彫刻ばかりで彩られた不気味な洋館のようだ
大聖堂では学院長の死を追悼し、生徒達が黙祷してる
そこに入ってくるマヤ。教頭の川島の案内で正面のパイプイスに座る
黙祷が終わり、川島が演壇に立つ
川島『ココで皆さんにお知らせがあります。亡き学院長が
生前、生徒の皆さんのために遺したお別れの言葉があります』
と、カセットテープに入ったメッセージを再生する
学院長『親愛なる生徒の皆さん。皆さんの目の前には私の柩が
置かれてるコトでしょう。しかし、そこにあるのは役目を終えた
ただの肉体‥‥我が魂は偉大なるコスモサイクルの旅に出ようしてます
皆さんにはヴァルトシュタインの思想に基づき真理を探究していただきたい
オカルトを怖れてはいけません
真理は我々が目を背けるモノの中にあります
その証拠として皆さんに最後に精霊をお目にかけましょう
えーっと。コレでもないな‥‥あ、あった
サンギス・ビヒムス・コロプス・エディムス・アベサターニ
‥‥何も起こらない
学院長『いかん、間違えた
コレは太古の死霊を呼び覚ます呪文だ!

同時に窓が開き、怒濤のように押し寄せる謎の煙
煙は学院長の柩に雪崩れ込み、死霊化した学院長
学院長『一人遺さず殺してやる!』
パニックになる生徒たち。人々は大聖堂から脱出を図るがドアが開かない
そんなパニックに生徒の成瀬こずえはメガネメガネと床を這う
学院長はこずえめがけて突進
そんな学院長を足蹴にするマヤ
マヤ『これがアンタのなれの果てか』
マヤは学院長を柩に押し込み、蓋を足で踏みつけ、マイクを掴む
マヤ『静粛に! この世に死霊など存在しない!
コレはヤラセです! ペテンです! そもそもオカルトとは
宗教考古学にしか他ならない!

だが、そんなマヤの背後に学院長の顔が浮かぶ
説得力ゼロ! 生徒たちはさらにパニック!
学院長は天蓋を突き破り本館へと消える
マヤ『早く捕まえないと犠牲者が!
死霊に乗っ取られると死霊になるんだ!
マヤは黒木亜美とこずえを連れて外へと急ぐ
亜美『もう! どっちなのよ!

【Bパート】
本館に逃走した学院長の死霊を退治するため
図書館で作戦会議をするマヤ。亜美に連れられてきたのは
デブのJKとヤサ男のスマイルだった
スマイルはダウジング棒で死霊を見つけるとゆ〜から使えない
そんな5人は本館へと突入するが、すでに魔の手はこずえの頭上に‥‥
スマイルのダウジング棒が反応する
スマイル『くるぞ!』
ダウジング棒は背後をさす
こずえ『殺してやる』
死霊化したこずえがスマイルを急襲
スマイル『寄るな!』
パンチで反撃。メガネメガネ‥‥との空回りなギャグの後
今度はJKにとりつく。慌ててJKをスマイルが殴ると
口から大量の液体を吐き、ヨツンバになって逃走
死霊を追うマヤが辿り着いた先は学院長室だった
ドアを開けると、そこには暖炉でくつろぐ学院長の姿が
学院長『すまなかった。すべてはヤラセだった
こーでもしなきゃ戻ってこないと思ってな‥‥
ママは死んだか? そうか、ワシはお前たちをナイガシロにした
私は父親失格だ‥‥』
マヤ『良いのよ、パパ』
などと、あからさまな愁嘆場にフラグ立ちまくりです!
コレはオカルトとゆ〜より豊島園のお化け屋敷!
学院長『マヤ‥‥積もるハナシも‥‥』
マヤ『ねえ。パパ、知ってる? 邪悪な霊はヒトの心を読む
その弱みにつけ込むんだって』
学院長『ほう?』
マヤ『そしてダミーを仕留めるには最初に取り憑いた肉体の!
クビを切断しなきゃいけないのよ!
暖炉の火掻き棒で父の首と胴体を切断するマヤ
首を落とされた学院長の身体は、なおもマヤを求めるが
やがてこと尽きる‥‥
すると暖かい暖炉は消え、代わりに拷問部屋が広がる
これが学院長室の真の姿だった
マヤ『父は‥‥オカルトは‥‥父を狂わせた
このオカルト学院が‥‥』
マヤは学院長室を後にし、屋上へと出て学院を見下ろす
マヤ『オカルトなどヒトを滅ぼすだけ。いずれこの学校は
災いのもとになり。世に厄災をもたらす
この学校を潰す! 私はそのために帰ってきた!
オカルトなんて大ッッッッッキライだーーーーー!

そんなマヤの足下に、ポトリと堕ちる携帯
ふと、時計台が午後5時の鐘を鳴らす
同時に天空から一筋の光が落ち、全裸の男が降りてくる
工作員No.6を載せた光のゲートが消えて
工作員『ふう、眩しかった』
と、ふと眼前を見ると驚愕するマヤの姿
マヤ『ヘ‥‥‥』
(第1話END)

とゆ〜、おそらくヘンタイだーーー!と叫びたかった第一話でした
このハナシの見所はみおが『オカルトなんて大キライだー!』
叫ぶトコ。ここがポイント。やりたかったトコ
それ以外は何もありません。ただのチマいハナシです!
まずストーリーに工夫が足らない。もっとゆえばホンキ度がない!
オカルト学院を潰す=父への復讐ではなく
もっとヤバい国家機密があって、それをマヤが
学術的な知識とハイセンスな武器を準備して
次々と敵を殲滅してく‥‥オカルト対科学とゆ〜
対立軸を鮮明
にして、初めて土俵は成立したのでは?
なのに視点はすべてオカルト全肯定。コレではつまらない
そもそもオカルトにもいろいろジャンルがあるでしょ?
バケモノ系、超常現象系、歴史ミステリー系、時空系‥‥‥
それらをゴチャマゼにして良いトコ取りしてるから
設定から何から漠然としすぎてる‥‥
コレと絞り込んでじっくり攻めてったほーが
『ひぐらし』的なカブリツキが出来るんです
あとはこずえのメガネメガネな演出ですね
どーして世のアニメーターな人々は困ったときは
この古典芸能に飛びつくのかな? カナ? 花澤香菜?

‥‥とまあ、ざっとまとめてこんな欠点なワケよ
これをザックリゆえば企画がヌルい!

本ウチの段階からやり直せ!

デジモンクロスウォーズ
【脚本】三条 陸さん 【シリーズD】えんどうてつやさん 【制作】東映アニメーション
視聴日7月6日(火曜)19:27-20:00
放送局テレビ朝日
第1話『 タイキ、異世界に行く! 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【OP】
ゾロゾロと向かってくる怪物たち
それに勇敢に立ち向かう工藤タイキ
対峙する怪物とタイキ
タイキ『デジクロス!』
かけ声とともに光を放ちシャトウモンが戦闘モードに
次々と敵を殲滅してく‥‥‥とゆ〜タイキの夢オチ
目覚めたタイキに日常が広がる
タイキ『あー、ヘンな夢見ちまったな。疲れてるのかな、オレ』
とヘタレるが、疲弊した自分にムチを打つ
タイキ『ヘバるのは早いぞ。何たって本番は今日だからな』
などと、オンエア前からお疲れの主人公でした

【Aパート】
やたらゴミゴミとした埋め立て地・江東区東雲‥‥
タイキたちはそこで暮らしてた
幼なじみの陽乃本アカリは明日の海の日の準備のため
タイキに電話すると、区立体育館でバスケの助っ人にいってるとゆ〜
タイキ『スーパーミラクルシュート‥‥とみせかけてパス
などとフェイントをかまして33-32で東雲東中が勝つ
バスケ部の連中は、助っ人のタイキを褒め称えるが
聞けばドリブルとシュートを死ぬほど練習しただけの
素人だとゆ〜‥‥部員はタイキの運動神経に驚く
タイキ『なんとか凌げて良かった‥‥』
タイキは酷使しすぎた身体でぶっ倒れてく
そこにアカリが現れ、すかさず座布団を差し出す
レギュラーが食あたりで代わりに出た、とのタイキの説明に
アカリは毎度毎度のコトで呆れた様子
何かとゆえば『ほっとけない』と自分を犠牲にするタイキに
幼なじみとして見てられないのだ

そんなタイキたちの前に剣ゼンジロウが現れる
ゼンジロウ『オレと勝負しろ』
また余計な用事が! 今日は海の日のための準備が!
アカリとゼンジロウがタイキのスケジュールの争奪を始める中
当のタイキは、どこからか発する声を耳にする
声 『オレは死ぬ‥‥』
タイキ『誰だ! お前は!』
声 『オレの声が聞こえるのか? オレは死ぬ
ホントはキングになるはずだったが』
タイキ『キング? 王様?』
そのとき頭上を見上げると、車がビルにのめり込んでた
さらに廻りの人々の携帯や公衆電話などがクラッシュ!
次々と巻き起こる謎の事故にタイキたちは唖然とする
声『右にぶっ飛べ!』
その声に従い、タイキは2人とともに右へ
すると頭上の車が崩落し、間一髪助かった
その瞬間、タイキは声の主を目撃する。路地裏へと歩み
地面に輝く小動物が、声の主だった
声 『いけね‥‥もう限界だ』
相当弱った様子の小動物にタイキは叫ぶ
タイキ『オレには‥‥ほっとけない!
すると光が輝く。光の中からさらに別の声が‥‥‥
声 『少年よ。その命のメロディを救いたいか?』
タイキ『ああ。救いたい』
声 『キミの名前は?』
タイキ『工藤タイキ』
光の中から出現するクロスローダー。タイキの名前が登録される
同時に光のトンネルが現れ、タイキら3人は落ちてゆく

【Bパート】
タイキたちが目覚めると、そこには異世界がひろがってた
小動物のシャウトモンは自分を助けてくれた礼を述べてる
それより迷い込んだ、この世界は‥‥地球ではない
マンモス型のデジモン兵が何体も現れ
それを統率するマッドレオモンが威嚇してきた
マッドレオモン『人間? お前たちは人間か?
人間はオレに引き裂かれろ!
ワケがわからずいきなりの攻撃です!
すかさずシャウトモンの仲間たちが加わり
シャウトモン『さあ! オレをリロードしてくれ!』
リ、リロード? こうか?
シャウトモンが実体化。マッドレオモンに立ち向かう
マッドレオモン『このクズども! やれ! 皆殺しだ!
シャウトモン『オレはシャウトモン。いずれキングになる男だ
てめーらのハートに刻みこんどきな!』
どーやらこの世界では攻撃の際、一言カマすのが掟のよーです
シャウトモンがデジモン兵士を殲滅すると
マッドレオモン『このクズどもが! 人間に頼るなどオレは認めんぞ』
すっかりキョヒられたタイキたちの前で巨大化し
アームドマッドレオモンへと姿を変える
マッドレオモン『クタバレ! 小僧! 我が軍に叛逆する者は
死あるのみだ!

たった3体をとっちめるのに、この言葉の勢いは‥‥
そんな言葉の勢いに負けたシャウトモンは劣勢です
タイキ『アイツをほっとけないよ!
主人公の使命感に燃え、慌てて駆け寄るタイキ
クロスローダーを使え、との自動説明の声に従い
タイキ『デジクロス!』
とクロスローダーを掲げてると、あの熱血調なBGMが鳴り響く!
シャウトモンはパワーアップし、マッドレオモンはたじろぐ
マッドレオモン『コレはまさか‥‥伝説の‥‥』
そう! 太古の時代に東映アニメーションがポケモンをパクッた!
あの伝説のデジクロス!
 ワケあって2010年に参上だ!
21世紀のクソガキども! 容赦はしねーぜ!
シャウトモン『デジクロス・スターブレイド!』
ドーーーーーーーーン! と吹っ飛ぶマッドレオモン
マッドレオモン『おのれ! ゆるさん!』
が、ココで大泉学園から召還のお時間です
マッドレオモン『お待ち下さい。まだオレは戦えます』
アンタが戦えようがシャクがないんだよ! とばかりに強制召還
一方、六本木のテレ朝内の一室で、番組を牛耳る松久智治P
松久『東映アニメーションともあろー者が
私の輝かしい社歴にドロを塗るとは‥‥‥
火曜ゴールデンタイムは手に入れる! パーフェクトに!』

(第1話END)

とゆ〜問答無用のクソアニメでした
まさにクソアニメです。それ以外の何者でもない
ストーリー的にはハヤい話
病的な『ほっとけない』強迫観念に囚われる主人公
デジタルワールドでデジモンバトルに目覚める、とゆ〜モン
この流れは次番組の『みんなの家庭の医学』と併せて
疲弊しきった人々へのテレ朝からのメッセージ
‥‥
‥‥のつもりかね? え? 松久智治Pよぅ!
ハッキリゆっとく! この時間テレビを見てる連中は疲れてない!
よく考えろ! 火曜7時台にお茶の間にいる人物とは?
まずターゲットの小学生でゆ〜と、金持ち=成績の良い連中は
すでに将来を見越して塾に通ってる!

次に両親! ひもじい家庭の両親は共働きで見てない
金持ちの家庭の両親も、アニメなどに関心は寄せない!
となると、残るのは誰か? そう!
塾に通うカネがなく『将来絶対に使われる側』を約束された
年収200万円以下のクソのよーな無教養のドラ息子どもと
年金生活に勝ち抜けした、ジジイとババアのみだ!

コイツらからカネを巻き上げ、グッズを買わせる方法が
『お疲れ様』にこの一本、病的デジモンアニメと来たか?
見下げた根性だな! メッセージとして間違ってる!
疲れてないモンに『お疲れ様』と甘やかすコトで
『あー、オレって生きてくコトに頑張ってんだ』
壮大な勘違いをして、何の努力もせずにジジババどもの
有り余る年金をグッズへと投資させていった先に待ち受けるもの!

それは世界一使えないブルーカラーの誕生です!
コレから中国相手に喰う喰われるの壮絶な経済戦争が
始まるって時
にだ、このメッセージはあまりにも‥‥
あまりにも残酷すぎる!

30年後、日本が滅んだら松久Pのせーですからね!

ぬらりひょんの孫
【脚本】高橋ナツコさん 【監督】西村純二さん 【制作】スタジオディーン
視聴日7月6日(火曜)23:00-23:30
放送局東京MXTV
第1話『 魑魅魍魎の主となれ 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【OP】
かつて人々は妖怪を怖れた
どの妖怪よりも先頭に立ち、百鬼夜行を行う
魑魅魍魎の主
を人々はこー呼んだ‥‥ぬらりひょんと!

【Aパート】
ある雷の轟く夜のコト‥‥
牛鬼のもとを密かに訪れるリクオ
リクオ『何を考えてる、牛鬼‥‥』
牛鬼『やはり来られましたか。若が総大将の血を継いでるのは
確かなコトです。だが、朝になればまた人間に戻り
忘れてしまう
とゆーのか‥‥‥』
リクオ『お前。そんなにオレのコトが気になるのかい?』
リクオは刀を抜き、牛鬼に迫る
リクオ『血に目覚めたその時から、オレに‥‥』
牛鬼『‥‥!』
リクオと牛鬼の刀が交わる
リクオ『オレは三代目となり、お名前ら全員の上に立つ
牛鬼『12才の若造が、妖怪の上に立つだと?』
リクオ『全ての妖怪はオレの後ろで百鬼夜行の鬼となれ!』
そんな密談の夜が明け、奴良家の朝が始まる
妖怪たちはリクオに朝の挨拶をする
『喧嘩でも出入りでも何でもおっしゃってください!』
だが、リクオは昨晩の勢いはなく
リクオ『今夜、旧校舎に近寄っちゃダメ
とだけゆって、学校へといってしまう
学校では4年前から旧校舎に妖怪が出る、との噂が流れてたのだ
それを面白く思った級友たちは、今夜、旧校舎の探検を決意し
リクオを仲間に誘う
リクオは困惑するが、片想いの家長カナ
カナ『私、参加する。どーせ妖怪なんていないんだし』
と気軽に答えてしまったコトで、リクオも参加するハメに

【Bパート】
夜。奴良家で夕食が終わり、出かけようとするリクオに
祖父の初代ぬらりひょんが口を挟む
祖父『三代目を継ぐ気になったか? お前の身体には
4分の1のオレの血が流れてるんだ』
リクオ『そーだとしてもオレは人間として生きたいんだ。ぢゃ〜ね!
そんな孫の素っ気ない態度に、祖父はすっかり落胆し、酒を頼む
旧校舎の前にはクラスメイトの面々とカナが集まってた
リクオが旧校舎を見ると、ふと気配を感じる
リクオ『なんだろ。このヤなカンジ‥‥』
ドアを開け、いよいよ妖怪探検が始まる
夜の旧校舎の雰囲気に、すっかり呑まれたカナは
カナ『どーしよー。やっぱりちょっと怖くなってきた』
リクオ『とにかく何かあったらボクが守るから!』
それはカッコツケ半分、自分に対しての宣言半分だったのだろう
だが、そんなリクオの真意を試す機会が早くも訪れた
美術室の備品の中に妖怪が隠れてたのだ
リクオ『‥‥‥』
軽くスルーし、異常なしと報告する
次に給湯室‥‥は存在感バリバリだったため皆を止め
階段では先頭にたって妖怪どもを払って進む
次々と遅いくる妖怪をリクオは誤魔化すのに必死だ
リクオ『どーしよ‥‥知らない妖怪ばかりだ』
一方の生徒たちは、からっきし妖怪と出逢えないため
そろそろお開きモードとなる
そしてラストに撰んだのは調理室‥‥ドアを開けると
リクオ『マズい!』
強烈な悪感! 同時に獰猛な妖怪がカナに襲いかかる
気絶するカナ。なおも必用に妖怪は襲いかかる
リクオ『このままでは守りきれない!』
リクオは意を決し、目がマジに‥‥
そのとき! 背後から妖怪を殴る腕が!
見れば雪女と青田坊が!
雪女『ご安心を。私がお守りいたします』
青田坊『若に手をだすんぢゃねー!』
妖怪と対峙する二人
雪女『凍えておしまい!』
雪女は冷気を吹き付け、妖怪はフリーザー状態
そこに青田坊のパンチが炸裂し妖怪は壊滅する
リクオ『どうしてココに?』
青田坊『若。4年前のあの日からずっと守ってきました』
青田坊と雪女は人間の姿に変化する
雪女は1組の大井川さん、青田坊は倉井くんだった
青田坊『三代目を継いで貰うために、ずっと4年間守ってきました』
だが、リクオは物憂げに語る
リクオ『ボクはその日のコトを覚えてないんだ
そして人間として生きるコトを決めたんだ』
青田坊らの説得も虚しく、リクオの決意を聞いたトコで
気絶してたカナが目覚める
リクオはカナを家に招待する
妖怪『若、お帰りなさいませ!』
玄関先に居並ぶのは黒いスーツに変化した妖怪たちだった
リクオはヤクザの坊ちゃんだった‥‥とゆ〜コトにしたのだ
初めての任侠世界に戸惑うカナ、案内するリクオ
その姿を見ながら青田坊は雪女に語る
青田坊『あのとき、もう少し止めるのが遅ければ
若の覚醒を見られたのかもしんないな』
(第1話END)

とゆ〜二重人格な12才の三代目襲名なハナシでした
ヤベぇ‥‥意外と面白い‥‥
や。妖怪でしょ? ディーンでしょ? 堀江由衣でしょ?
すっかりナメてかかっていった
グッと来ちゃった
ストーリーは結構シッカリ造ってだわ‥‥
昼=人間夜=妖怪の顔を持つリクオが
妖怪の総大将三代目をずっと固辞してて
人間らしい生活を求めてるってアタリは
なんだか『静かなるドン』なんですよ‥‥
ま、コレだけだったら、そこまでなんですが
青田坊『4年前のあの日からずっと守ってきました』
と、生徒に化けて身辺警護してた、と明かすシーンが
すげぇグッと来ちゃった‥‥
野郎どもはゆう‥‥それはストーカーではないか
でも。女として生まれてきた者にとっては
やっぱゆわれてみたいセリフですよ〜〜〜〜!

ヘタな告白なんかより、心臓を貫きまっせ!
そっか‥‥任侠ワールドってこーゆーストイックな部分が
女心を駆り立ててやまない
ワケね、とスゴく納得です
ちなみに私の大好きな『静かなるドン』はビデオ版です
香川照之さんが良い芝居してんだわー!!!

TV版やマンガ版はダメダメですけどね!

ストライクウィッチーズ2
【脚本】浦畑達彦さん 【監督】高村和宏さん 【制作】AIC
視聴日7月7日(水曜)25:30-26:00
放送局テレ玉
第1話『 ふたたび空へ 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【OP】
1944年、人類はネウロイとゆ〜未知の種族により欧州ガリア地方は占領された
だが同年連合軍501統合航空団の活躍で、敵ネウロイは壊滅
ガリアは解放された。しかし、闘いはまだ終わってなかった‥‥
1945年春、ヴェネツィア上空に突如ネウロイの巣が出現した
前期にも登場した人型ネウロイとの接触を謀るフランチェスカ
フランチェスカ『もし、ネウロイとのコミュニケーション実験に成功すれば
この闘いは終わるかも知れない
だが、その期待は辛くも裏切られた
ネウロイの巣の上に、新たな巣が出現し破壊する
こーして新たな巣は再占領開始。ロマーニャ地方を併呑した
かくして人類・ネウロイ間の共存計画・トラヤヌス作戦は失敗
欧州戦線は新たな局面を迎えた

【Aパート】
ミーナ『攻撃開始!』
ミーナの号令のもと、504統合航空団と新生ネウロイとの空中戦が始まる
大空を駆るウィッチユニット。激しく飛び交う銃撃とパンツ‥‥
前線より報告。本日の戦闘員各員のパンチラ情報を入電
フランチェスカ=白と青のシマパン
シャーロット=パステルブルー
ペリーヌ=白パンに黒のタイツ、リネット、エーリカはともに白
エイラ=白スパッツ、サーニャ=白パンに黒タイツ
ゲルハルト=パステルブルー、ミーナ=黒パン

‥‥以上、本日最大級の見せ場でした!
そのころ、扶桑王国の横須賀では、宮藤が第四女子中を卒業した
トラクターに乗って帰途についてた宮藤の前に
左足をケガした小熊が横たわってた
宮藤『すぐに治してあげるからね』
と持ち前の治癒魔法で小熊の左足を治療にとりかかる
だが、そこに親熊が現れ宮藤に迫りピンチに
宮藤『もうちょっと‥‥』
ジリジリと迫る親熊。ギリギリまで粘る宮藤
あと一歩のトコで小熊は回復し、親熊とともに森へと帰ってく
それを見てたトラクターのオヤジは
オヤジ『大したコぢゃ』
と宮藤の度胸に感服した様子
実家に帰った宮藤は、父の後を継いで宮藤診療所の医師となる
最初のお客さんは小鳥だった。すぎに治療し空へと戻すと
今度はストライカーユニットが落下してきた
陸軍に所属する諏訪は、宮藤の父からの手紙を渡す
手紙には何かの設計図らしき青写真が同封されてた
坂本少佐ならわかるだろう、と宮藤は翌日、海軍基地に赴く決意をする

【Bパート】
翌日、宮藤は半年ぶりに横須賀海軍基地を訪れた
先の戦線を退役し、予備役となった宮藤は顔パスで衛兵に取り次ぎ
倉庫の中へと案内される
倉庫には坂本のストライカーユニットが置かれてた
宮藤『懐かしいなー』
そこに土方がやってきて坂本はしばらく留守だと伝える
しかたなく父からの手紙を、坂本が戻ってきたら渡すように託すが
技術屋野郎たちと再開し、ハナシが盛り上がる
そこへ欧州から緊急入電が入る
『ガリア上空のネウロイに異常が発生し
504統合航空団は戦闘不能に陥った』

その知らせに土方の顔が色めく
土方『504統合航空団とゆったら、ウチの連中も参戦してるぞ』
このため欧州戦線はウイッチの数が足りない、とゆ〜支援要請
現場は混乱してるらしく、無線にジャミングが入る
宮藤は、その声の主がリネットだとわかり
宮藤『リーネちゃん! 返事をして!』
マイクに叫んでると、背後から坂本が現れる
坂本『宮藤、なぜココにいる! お前には関係ない!
欧州の危機は扶桑海軍に任せて貰う。今すぐ出てけ!』
と基地を追い出されてしまう
宮藤の手紙は研究室に廻し分析をするよう土方に伝え
坂本は欧州の緊急支援要請に対応するため
まだ実験中の新型ユニットをテストなしに実戦配備するコトを決意
空輸のために水上輸送挺を手配し、自ら欧州へと乗り込もうとする
一方、基地を追い出された宮藤は、トボトボと街を歩くが
戦艦大和を欧州戦線に向けて配備
にわかに臨戦態勢となる横須賀基地
坂本を載せた輸送挺が離陸するのを見ながら
宮藤『坂本さんはまたネウロイと闘うんだ。もうシールドが使えないのに』
そう思うと気が気でならならず、基地に入り込み
技術屋たちの目を盗んで坂本のユニットを履く
宮節『宮藤芳佳、発進します!』
その声に驚く技術屋たち
宮藤『お願いです。坂本さんといかせて下さい』
そんな命令出てません! と技術屋たちは止めるが
覚悟を決めた宮藤の瞳に説得されてしまう
正面ハッチ、開け! 発進準備、完了!
宮藤『発進!』
ユニットが着火し、桜が舞う中、宮藤は空へ翔る
上空の輸送挺に並んだ宮藤は、坂本に叫ぶ
宮藤『お願いです。連れてってください』
坂本『ダメだ。お前はこの国でやるべきコトをやれ』
宮藤『でも、やっぱり、私、私‥‥守りたいんです!
守りたい‥‥との一言に坂本の心が揺れ動く
坂本『こい! 宮藤!』
宮藤『はい!』
こーして再び宮藤の闘いが始まった
一週間後、アドリア海上空にさしかかった輸送挺に
背後から未確認機の反応が報告される
背後から姿を現したネウロイは輸送挺を襲撃
第一エンジンに被弾し緊迫した事態
となる
背後から迫るネウロイの姿に宮藤の顔が硬直する
宮藤『ネウロイ‥‥‥』
(第1話END)

とゆ〜第二次パンチラ戦線の幕開けでした
ム‥‥ムダにディテールが細けぇぇぇ〜!
とくに戦艦大和が恐ろしく3DCGを凝らしてるあたり
AICのミリタリーオタクぶりが際だってます‥‥
1期のGONZOだったら絶対あり得ませんね‥‥
ストーリーも極度にあは〜んなシーンもなく
しっかりしたのを造ってきたあたりに
『パンツだけの作品と思うなよ!』との
並々ならぬ決意を感じてなりません
もっとも。Aパート冒頭の空中戦たるや
全員のパンチラを様々なアングルで魅せるとゆ〜
離れ業に近い諸行に、男子どもはスロー再生で
さぞや堪能されたかと思います

あらゆる意味でオタクの成せる執念!
コイツは一目の価値があります!

やるぢゃん! AIC!

屍 鬼
【脚本】杉原研二さん 【監督】アミノテツロさん 【制作】童 夢
視聴日7月8日(木曜)25:30-26:00
放送局フジテレビ
第1話『 第遺血話 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【Aパート】
1999年8月2日火曜日、とある地方の人口1300人の寒村・外場村‥‥
急激な高齢・過疎の進み、牛がモーモーと鳴くこの村の中に
ピンクのワンピースを着飾って歩く高校生・清水恵がいた
村民A『恵ちゃん、オシャレさんをしてお出かけかい?』
村民B『このヘンにそんな気張って行くトコ、ないだーろに
村民C『近頃牛の乳の出がイマイチでなー』
そんなイロバタ話で盛り上がる商店タケムラの面々を見て
イライラしながら歩く恵み
恵『こんな村、大ッッッッキライよ!
オシャレして呑めるカフェはない! 出てってやる!
卒業したら都会にの大学に行って、芸能界にスカウトされて
夜は倶楽部でハンガーナイト! そんな夢を抱く年頃だった
そんな村でも、彼女が大切にしてるコトは2つある
@ 古い屋敷が壊されて突然立てられた瀟洒な洋館
A 都会から引っ越してきたイケメン・結城夏野
この2つがなければ、彼女はとっくの昔に弐号機に乗ってただろう
恵『結城君とあの洋館で暮らせたら、最高なんだけどな』
それから4日後の6日土曜日、山入地区で事件が幕を開ける
同部落に住む村迫三重子、秀正夫妻が変死体で見つかったのだ
警察官2名の立ち会いのもと、第一発見者への事情聴取が始まる
第一発見者は村の副住職の室井静信。今朝、村迫家の親族・
後藤田秀司が外場村で夏風邪をこじらして死亡し
その知らせを村迫家に電話したが繋がらず、直接来てみたら
夫妻が死んでるのを発見したのだ。慌てて都名乗り大川義五郎に
電話を借りにいったら、大川も死亡してたのだ‥‥‥
警官『ほかに人影を見たとか』
室井『ありません』
警官『わかりました。ご協力‥‥』
室井『あの、死因は?』
警官『検死によると三重子さんは自然死でした
他の二名はバラバラな上に腐敗も激しくて。詳しくはまだですが
刃物で切断された形跡もなく欠損もあるコトから
野犬の仕業ではないかと‥‥

室井『野犬?』
警官『ええ。最近、このあたりでは多いんですよ
ではご協力ありがとうございました』
と警官たちは帰ってしまう
ふと、現場の母屋から出てくる尾崎医院の尾崎敏夫
尾崎『だが、どーみてもジーサン2人より婆さんは後に死んでる』
室井『え?』
尾崎『おもしれーだろ? つまり三重子婆さんはここ何日
死体と暮らしてた
コトになる‥‥』
その頃、恵は夏休みとゆ〜のに補習のため学校に通ってた
バス停の前で結城の姿を見つけ『おはよー』と声を掛けるがシカト
結城(またきたか‥‥)
恵『また無視されちゃった。しょーがないよね。私のコト、キライだもん』
二人は気まずい思いをしながらバスを待つ
8月9日火曜日、深夜2時、外場村のドライブインでクラクションが鳴る
叩き起こされた店の女房が外に出ると
引っ越しトラックと高級車と1台のセダンがいた
桐敷と名乗る彼らは、引っ越し先の外場村の洋館を目指してたのだ
店の女房から洋館の位置を聞き、車両群は洋館へと登ってく
そんな深夜の引っ越し劇に村人たちは『変わり者がきた』と噂し
好奇の目で見られる
。何でも桐敷家には娘さんがいて
家族そろって変わり者だとか‥‥
そんな村人たちのウワサを耳にした恵みはカッとなる
恵『コレだからヤボったい村の連中は
大ッキライ!大ッキライ!大ッキライ!
恵は駆け出し、いつしか洋館の前に立ってた
ふと洋館から視線を感じる
恵『他の住民とは違うんだから』
恵は洋館へと歩く。洋館の門は開、中から人の姿が‥‥

【Bパート】
夜、恵のクラスメイトの田中かおりの家に電話が入る
相手は恵の母。9時をすぎたのに恵が帰ってないのだという
やがて恵が洋館のほーに歩いてったとの目撃情報から
人々は山狩りをし、行方不明の恵を捜す
懐中電灯を照らし、村民あげて山を一斉捜索する

一向に恵の姿は見えず夜は更けてった
日付が代わり8月11日未明、山道の下に恵が倒れてるのを発見
自宅へ連れられた恵を尾崎医師が診察すると
尾崎『貧血だな。念のために、血液検査の血を貰うぞ』
と恵の腕から血を抜く
恵『眠い‥‥』
翌日、かおりが恵の様子を見に訪れると
恵の顔は頬ごけ、土黄色で衰弱しきってた
かおりは恵に、新たなウワサで洋館の女主人の情報を伝えると
恵『知ってる。洋館の奥さんはキレーな人だよ。とても‥‥』
と、まるで譫言のよーに呟いた
そして8月15日、恵は謎の病で息を引き取った
(第1話END)

とゆ〜ド田舎のアスカモドキの変死事件な第一話でした
うーん。わからん、ミステリーだなー
別にアスカが誰にどーやって殺されたのかなんて興味はない!
私にとっての最大のミステリー
8月6日土曜日の山入地区ジジババ3人変死事件
なぜ警察は初動捜査をミスったのか? です!
三重子=自然死で片づけたのは良いとして
問題は大川と村迫秀正の死亡原因
人的外傷がなく遺体が破損=野犬の仕業とした
警官の判断。あれが、そもそもあり得ません!

だって、よく考えてよ。仮に野犬だとしたら
人間2人の血と肉を喰ってんですよ?
警官『ええ。最近、このあたりでは多いんですよ』
ですますか?

人間の味を覚えた野犬をどーしてほっぽらかす?
ましてや、この外場村では牛を飼ってんでしょ?
村の収入源の牛が襲われるかもしれないんです!
警察、農協などが連携をとって
村民あげて野犬狩りするのがフツーぢゃない?

なのに、そっちを選択するルートはないまま
外者の洋館の輩を怪しみアスカモドキの失踪には
山狩りをする村民
の神経はフツーぢゃない!
で。仮に野犬狩りをしたとしよう。だったら
どんなタイプの野犬なのか、を検証したとき
村迫家でより精度の高い鑑識を入れる必要性に迫られる
そのとき、新たな事実を発見するかもしれないでしょ?
あ、ココに足跡が‥‥とか、薬物が、とか
そーなったら、恵の死はなかったかもしれない
つまり。この先、どんなに村民が変死しても
キチガイじみた犯人が猟奇殺人をしても
警察が8月6日の事件で初動捜査をトチったとゆ〜事実に
かわりがなく、一連の事件が解決したあとに
この地方を管轄する県警本部長は処分されるべきです
にも関わらず、この手のミステリーときたら
アリバイやら動機やら人間関係やら曖昧なモノばかりを重視
警察による物証捜査方法に関してはすんごいお座なり!
何で? 何でそんなに警察の捜査力を甘く見るの?
この謎を解くのに22話もいらない!

フジテレビよ! 警察庁の室井参事官を呼べ!

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
【脚本】黒田洋介さん 【監督】荒木哲郎さん 【制作】マッドハウス
視聴日7月9日(金曜)26:00-26:30
放送局テレ玉
第1話『 Spring of the Dead 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【Aパート】
春、公立・藤美学園高校の非常階段で
授業をバックレてた小室孝が街を見下ろし、物思いに耽る
孝の脳裏に蘇る子供の頃の宮本麗との約束
麗『アタシ、大きくなったら孝のお嫁さんになったげる』
だが、その約束はつい最近、反故にされた
親友の井豪永が麗とつきあい始めたのだ
指切りゲンマンまでしたあの頃の約束は何だったんだよ!
そんな想いに鬱になる孝に、背後から声がかかる。高城沙耶だ
沙耶『バッカぢゃないの! ヤなコトがあったら
いつも同じ場所に逃げ込むなんて、まんま小学生ぢゃない
沙耶は最近、妙に孝に突っかかってくる
孝『高城、なんでいつもオレを‥‥』
沙耶『バカがキラいだから。それも自分がバカであるコトを
認められないバカが。アンタは少なくとも自分がバカだと
知ってるバカだからバカだと教えてやったら少しはバカ
なくなるかもしれないからよ、バカ!』
総計8回、バカモノ扱いした沙耶
出たよ、黒田節‥‥と孝はため息をつく
沙耶『何よ。幼なじみにフラれたぐらいで‥‥』
とだけゆって沙耶は教室に帰る
そこで沙耶を追えば、孝の傷は癒される未来があるのだが
そこは社会経験のない高校男子!
女のよーにゼロカウントで心変わりはできない
わだかまる感情を堪えて、孝は非常階段から動けずにいた
が、そのとき、眼下の校門で異変が‥‥
バンバンと校門を叩く不審者がいた。慌てて飛び出してきた教師たちは
校門を挟んで不審者と対峙する
門を叩くのを止めない不審者に、体育教師の手島が
不審者の手を掴みグッと校門に引き寄せると
不審者は手島の腕に噛みつき、悲鳴を上げる
手島は血を吹き出しながら、その場に倒れる
林『そんな! この程度の傷で!』
慌てて女教師の林が駆け寄ると、手島が血相を変えて
林の首に食らいつく‥‥教師たちは息を呑む
教師が殺し合いを始めた! と
なぜか瞬間的に理解した孝は
慌ててクラスに戻り、麗の手を掴む
孝『こいよ。逃げよう!』
麗『どーゆーコト?』
いきなりの行動に麗、そして永が驚く
孝『校門で人が殺された。ヤバいぜ!』
麗『なんなのよ! いつも何考えて』
麗をバシと叩く孝
孝『いーから! ゆーコトを聞け!』
孝は麗を強引に連れ出し、永もその後を追う
孝は麗たちに校門での目撃談を話すと
永『そのハナシが本当なら武器がいるな』
孝にバッドを、麗にモップの取っ手を掴まし
永は持ち前の空手で対抗する
決意をする
麗は携帯電話で両親に電話をするが
110番通報が殺到して繋がらない、とゆ〜異常事態
そんな中、校門から逃げ出した教師が校内放送をする
放送『ただいま校内で暴力事件が発生中です
生徒は先生の指示に従って避難してください』
突然の放送に、生徒と先生は呆気にとらわれる
唯一、沙耶と軍事オタクの平野コータが素早く教室から脱出
出遅れをとった『その他大勢』のガヤ部隊が
よーやくその意味を理解した
のは
放送『繰り返します。ただいま‥‥や、やめろ! 助けて!』
響き渡る惨殺の音。校内は緊迫した静寂に包まれる
それでも身動きがとれない『羊たちの沈黙』
内心、誰もが思う‥‥
頼む、誰か、誰か、逃げ出すキッカケを!

そのときチョークをポトリと落とす教師
チョークが床に落ちたコトを合図に生徒たちにゴーサイン!
出口を求めてパニック状態

そんな教室棟での騒動を目の当たりにした孝らは
管理棟に迂回し外への脱出を試みた
だが。彼らの行く手に現国の脇坂が立ちはだかる
血の気のない顔色。すっかり獣化してた
永『気を付けろ!』

【Bパート】
獣化した脇坂は麗の巨乳に目がけて突進!
慌ててモップで払いのける麗。かなりマジな勢いの脇坂に
麗『クソ! ナメんな!』
モップで心臓を抉り、脇坂をつるし上げるが効果ナシ!
麗『そんな! 心臓を貫いたのに!』
襲いかかる脇坂。すかさず永が空手で払うが
想像以上の力で永の腕を捉え噛みつく
永『死んでる‥‥死んでるのに動いてんだ!』
永は捕まり、脇坂ピンチ!
麗は背後で身動きできず身震いする孝に叫ぶ
麗『男でしょ? 何とかしてよ!』
その声に、よーやく決意を決めて孝はバットを大きく振りかぶる
孝『わーーーーーーーー!』
バットは脇坂の頭を粉砕。脇坂は倒れる
ピンチをすり抜けた孝らは、階下を見ると次々と獣化してく生徒たち
そんな地獄絵図から逃れるように、屋上を目指す
だが、屋上では、さらに深刻な光景を目の当たりにする
眼下に広がる床主市は、いたるトコから火災が発生し
道路とゆー道路には獣化したヤツラが人を襲ってる

孝『なんだ、何が起こってんだ‥‥』
そのとき上空に爆音が‥‥自衛隊機のブラックホークだ!
助けを求めようとする孝。だが、永はムダだと察知する
近くに駐屯地があるワケでもなく、まして街の光景を放置して
飛んでるとゆ〜コトは、きっと特別な任務のためにきたんだ
つまり。政府レベルでお手上げ状態だ、とゆ〜事実に
永、孝、麗はひどく落ち込む
それをよそに階下の学園内では無惨な光景が続いてた
喰う者、喰われる者、裏切る者、発狂する者‥‥
男子は瞬殺され、女子はパンチラしながら抉り殺され
教師は落胆し校舎から身を投げる‥‥
そんな絶望的な光景を目の当たりにしながら
永は自らの頭脳をフルに回転し、傾向と対策をまとめる
@ 獣化した人間をヤツラと呼ぶ
A ヤツラは人を喰う、そしてヤツラとなって人を喰う
B ヤツラを殺すには頭を潰すしかない

以上の3点の定義をふまえた上で、オレたちの助かる道は?
永『屋上だ! それも一番上の天文台! あそこでやり過ごそう!
との補助線を描く。そしてその後に
永『何か原因があるハズ! 原因を捜せば
と、秀才は模範解答を、残る二人はコピる!コピる!
かくして3人は天文台を目指す。次々と襲いかかるヤツラを倒し
天文台へと逃げ込み、バリケードを築く
だが、そんな永にも手負いの傷が‥‥脇坂に噛まれた痕が疼く!
永は血を吐き、その場に座り込む。そして孝に呟く
永『噛まれるだけで、もうダメなんだ。孝、手伝ってくれないか』
と手すりの向こうを指さす
永『あそこからなら地面まで真っ直ぐだ。ぶつかった衝撃で
頭が砕かれるハズだ

最後まで冷静にヤツラを分析するオヒトヨシ
冷酷無比な黒田洋介の口封じが迫る!
永『オレはヤツラになりたくないんだ! なあ、孝、頼むよ
オレは最後までオレでいたいんだ』
よーやく人間味を魅した永は激痛にのたうち廻る。死期は近い‥‥
麗『死んぢゃダメ!』
嗚咽する麗。一方、孝は今は何も出来ない‥‥
いまヤったらただの殺人だからな!
やがて永がピタリと静まり、仰向けになる
死を見定めた孝はコレで正当防衛が成立する
と判断したのかバットを握りしめる
孝『離れろ‥‥麗‥‥』
麗『ダメ! そんなコトしちゃ!』
孝『離れろ!』
麗『ほら孝、永が‥‥』
と不意に起きあがった永を見ると獣化した瞳
麗『そんな‥‥こんなのウソ‥‥』
孝は麗の手を引き、バットを携え、永へと歩み寄る
孝『確かに有り得ないよな。バカバカしー。でも
ホントのコトなんだよな!』
孝は永へバットを振り落とす。響き渡る麗の悲鳴

【ED】
砕かれた頭をタオルで包まれた永
それに寄り添う麗
麗『なんで‥‥』
孝『やらなきゃ麗が喰われてた』
麗『私は助けて欲しくなかった! 永のこんな姿なんて
見たくなかった。こんなふーにして生き残るんだったら
永に噛まれて、私もヤツラになりたかったのに‥‥』
孝『永がそれを望んでるとは思えない』
麗『孝に何がわかるのよ! 孝は本当は永を嫌ってたのよ
私と付き合ってたから!

孝『‥‥‥』
孝は麗のもとから離れ、バリケートに向かう
麗『ちょっと? どこに行くのよ?』
孝『一緒にいると邪魔だろ? 下に行ってヤツラを叩いてくる』
バリケートを乗り越えようとする孝
麗『何してんの! 一人でどーなるってワケぢゃないでしょ!』
孝の覚悟はホンモノだった。バリケートによじ登る孝
麗『やめて! ゴメンなさい!
ホンキでゆったんぢゃなかったのよ!
お願いだから、お願いだから一緒にいて‥‥

手の平返しで抱きすがる麗を、そっと抱きかかえる孝
背後のバリケードがヤツラに押される中、孝は想う
すべてが終わってしまった今、親友を手にかけ
好きだった女の子を抱きしめた‥‥‥
(第1話END)

とゆ〜おおきく振りかぶって親友を撲殺した第一話でした!
好きですよー! こーゆーパニック系!
思わず途中で速記がとまっちまったよ!
自分が生き残るためなら
なりふり構わず『心さえも売っちまう』その態度!

人間の本性が良く出てます!
ま。女子が襲われるときは
ムダに巨乳を揺らしてみたりパンツを強調してみたり
あいもかわらず低能な演出をしてますが
そこはマッドハウスのご愛嬌!
深夜まで起きてた男子視聴者へのアピールを忘れてません!
作品的には大まかにゆってパンチラ&バイオレンス
昔ながらの青臭い反社会的な目線とゆ〜
かなり微妙な立ち位置ではありますが
それでも、作品の底辺にあるコンセプト‥‥
社会秩序が崩れたとき、人は何をするのか?
が良く描かれてますし、何より恋人を奪い取るとゆ〜背徳
深く心を撃ち抜きます!
この蒸し風呂のよーな今年の夏の暑さの中で
各作品はホラー、オカルト、サスペンスなどに力を入れてますが
コレぐらいの刺激がないとコッチとしてもついけません!
すっかりヤキが廻ったと思ってたら
こーゆーコトを描ける年になったんですね。オヤビン‥‥

さっすがオヤビン! オルフェの生ける屍!

戦国BASARA 弐
【脚本】むとうやすゆきさん 【監督】野村和也さん 【制作】Production I.G
視聴日7月11日(日曜)17:00-17:30
放送局TBS
第1話『 乱世再び!裂界武帝・豊臣秀吉降臨! 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【Aパート】
真説・安土城落城の変から数年後、川中島で武田・上杉が合戦をしてた
そこに突如割り込んできた伊達政宗
正宗『ヒサシブリだな! 真田幸村! You doing! OK?
幸村『この時を待ちわびてた!独眼竜正宗! いざ尋常に勝負!』
正宗『上等だ! 最高の気合いを入れてオレを楽しませてくれよ!』
両者は激突! なぜか爆風が舞う
そんな正宗の背後で伊達軍を指揮する片倉小十郎
小十郎『良いか、おめーら! 正宗様の勝ちが突撃の合図だ!』
と、武田・上杉に奇襲をかけにきたハズなのに
なぜか正宗と幸村の勝敗を待っての待機状態

幸村『この川中島は御館様と謙信公が黄泉を持って雌雄を決する場
貴殿に邪魔はさせぬ!』
正宗『悪いが突破させてもらうぜ。天下を獲るのは
奥州の独眼竜だ! Have a harry!!
正宗の突撃を阻む幸村のはるか後方の川の中では
武田信玄と上杉謙信が激戦を繰り広げてる
信玄『久々に疼きおる! 今度こそ存分にやり合おうぞ』
謙信『毘沙門天の加護のもと。私の全てをもってアナタを
モテナシ討ち果たしましょう』
そんな爽やかに爆風が舞う、殺し合い・川中島の空に
にわかにドス黒い雲が渦巻き出す
信玄と謙信のもとに猿飛佐助とかすがが舞い込む
かすが『火急の知らせが』
佐助『北西より大軍勢、奇襲です!』
一方、幸村は正宗の剣に破れ、大地へと伏す
それをみた小十郎は伊達軍に突撃を宣誓し、雪崩れ込もうとしたとき
正宗『‥‥ん?』
森の中から五三桐の紋の幟旗を掲げた軍勢が出現
丘の上から川中島を見渡す豊臣秀吉と竹中半兵衛
竹中『川中島に集う全武将、全兵士に告ぐ。この戦場は豊臣軍が
完全に包囲した。豊臣の軍門に下り給え。降伏の暁には
全ての者に確たる処遇と路頭の安堵を保証しよう!』
臍をかむ武田信玄
信玄『ぬかったわ!』
豊臣軍は刀を構える
信玄と謙信は互いに目で合図し
謙信『放て!』
武田上杉の両軍から豊臣秀吉に矢が一斉放射
秀吉『ふん!』
気合い一発で払いのけ、矢は跳ね返って両軍を逆襲する
秀吉『我が名は豊臣秀吉。我の前で屈し、我の前で1つとなれ
強き兵として、この国が富めんがために!』
豊臣? 羽柴ぢゃないの? 豊臣姓を名乗ったのは1586年!
その頃は四国平定後
‥‥とゆ〜史実はもはや意味はない!
良いんです! コレを見てるのはバカどもですから!

秀吉と竹中のもとに正宗と小十郎が歩み寄る
正宗『新参者にしちゃ結構なパフォーマンスだな!
だが、どーにもクールぢゃねぇ
竹中『伊達政宗くんか。やはりね』
秀吉『我に従え。従えぬ者は容赦せぬ』
正宗『喧嘩なら売ってやるぜ。竜の鱗の1枚でもはがせりゃな』
秀吉『己が器を思い知るが良い!』
正宗『上等だ! ひさびさに虫唾が走るほどに気にいらねぇ
そんな言い争いの中、小十郎は知略を巡らし
信玄と謙信にひとまず撤兵の指示を託した密使を送る

竹中『稀代の名将・甲斐の虎、越後の軍神、奥州の独眼竜‥‥
少しもったいないけど潰すしかなさそーだ』
秀吉『構わぬ。我等が欲するのは兵のみ‥‥』
秀吉と竹中のもとに正宗と小十郎が歩み寄る
正宗『奥州筆頭・伊達政宗、押して参る!』
身長8mはある巨身の秀吉に正宗が襲いかかる
激しい激戦が繰り広げられる中
ふと竹中が眼下の川中島を見ると武田上杉軍が撤兵を開始
爆圧に乗じて小十郎は正宗に進言
小十郎『正宗様。これを期に我らも引きましょう』
正宗『くっそー!』
正宗は馬に乗り奥州へと引き返す
かくして取り残された秀吉、竹中、豊臣軍‥‥
秀吉『追わなくて良い』
秀吉は作戦の中断を決意し、兵を引く
かくして川中島に平和が戻ったとき、やってくる前田慶次
慶次『オレってヤツは、また肝心なときに間に合わなかった』

【Bパート】
加賀・前田屋敷で慶次が利家と接見し、松の手料理をご馳走になってる
慶次『どーして豊臣なんかについた? 京でウワサを聞きつけ
大あわてで駆けつけたんだ。もし、あの亡骸の中に2人がいたら、オレは‥‥』
先の本能寺の変に、利家と松が巻き込まれたと思ってたら
秀吉と結託して加賀にいた利家に言い寄る
利家『秀吉殿に共感したのだ。日の本は弱き国となってしまった
天下布武の掲げた織田信長様の忌むべき諸行によって
そこには我々もいた。豊臣は日の本の国を強く豊かにしよーとしておる
国どーしが争うのではなく、皆が1つになって頑張ろうとゆ〜のだ
‥‥お前の帰りを待ってた』
慶次『あ?』
利家『力を貸してくれ。お前は秀吉殿とは旧知の仲、親友であろう』
慶次『昔のことだよ。いつかこんな日がくるんぢゃないかと思ってた
けど、まさか利がそんなコトをゆいだすとは思ってなかったよ
松ねーちゃんはそれでも良いんかい?』
松『中立を貫く道もあったでしょう。けれど
犬千代様はそれを潔しとしなかったのです』
秀吉は豊臣と名乗ってるのに、利家=犬千代‥‥
この作品の時代考証は大河ドラマ基準?
慶次『利が決めたコトには従うってコトか?』
松『それが武門の妻のあるべき姿‥‥』
利家『秀吉殿は愛する者を失っても悲しみに喰われるコトなく
一途な志を胸に‥‥それがしとて、もしも松を‥‥秀吉殿は
松を失ったそれがしだ。慶次、わかってくれ‥‥』
慶次はメシを置き、立ち上がる
慶次『利、豊臣は次にどこを攻めんだ?』
利家『それは‥‥‥いえん!』
慶次『それゃそーだ』
一方、甲斐の武田館に戻った信玄は
甲斐の山々を見ながら猿飛佐助から報告を受ける
佐助『豊臣は潜伏侵略を発動させました。面目ないッス
完全に欺かれました。ヤツらはかなり前から周到に、各軍に伏兵を』
信玄『宇都宮と小田原が獲られたか‥‥』
そこにやってくるボロボロな真田幸村
幸村『この上は大坂を攻めるより他ございますまい!
川中島では不意をつかれましたが、我ら最強の騎馬軍団!
万全を期して臨みさえすれば充分に勝機はござ‥‥‥』
信玄『馬鹿者〜!』
と信玄の右アッパーで幸村が宙を舞う
信玄『宇都宮、北条領が奪われた今、迂闊に甲斐を
留守にいたせばどーなるか、容易く察せられよ!
って。なぜに信玄、幸村に対してこの部分だけ謙譲語?
幸村『なればこそ! 豊臣が油断致しました処を‥‥』
挑みかかる幸村。対して『ふんむー!』と殴り飛ばす信玄
信玄『それこそが豊臣の思うツボ! 破滅を招くであろう!』
幸村『では、ただ座して豊臣に攻められるのを待てと申されるのですか?』
信玄『はやるでないわい!』
信玄は幸村を殴打。幸村は回転しながら吹っ飛ばされる
信玄『幸村よ! キサマの心中は察しておる!
独眼竜に不覚を取り、また豊臣の出現がなければ
キャツに完全なる敗北を喫してたであろーコトを!』
幸村は地に跪く
幸村『申し訳ござりませぬ。御館様
それがし挽回とさらなる精進の場を求めるあまり』
信玄『その心をまず抑えるコトが肝要。一度死んでみた身なら
なおのコト‥‥しかと目を見開くが良い』
幸村『心得ましてございます』
信玄は佐助を見やる
信玄『西の動きはどーぢゃ?』
佐助『安芸の毛利と豊臣方が接触を重ねてるそうです』
信玄『同盟か‥‥』
佐助『おそらく。大所帯となって身動きが取りにくい毛利と
てっとり早く勢力を広げられる豊臣の利害は一致する
毛利としてはそろそろ四国の長曾我部と雌雄を決したい処でもあるコトでしょ〜』
信玄『となれば‥‥』
幸村『やはり大坂を攻め落とす以外にござりません!』
信玄『たわけが! また狭い視野でモノを見る! その時点で豊に敗北しとる』
信玄のパンチで幸村は空高くぶっとぶ。だか着地し、挑みかかる
幸村『毛利領と統合いたせば、はや、豊臣の所領は日本の半分にまで達しますぞ』
幸村は信玄に両足蹴り。だが、それを両手で止める信玄
信玄『馬鹿者が! 所詮は半分に過ぎぬわ!』
信玄は幸村の両足を掴み、ブルンブルンと振り回して放つ
幸村の身体は空の彼方へと消え、星となった‥‥‥
が、すぐに地球に戻り、息を荒げて
信玄のもとにやってくる
信玄『キサマは先だっての敗走から何も得ておらん!
囲まれた時に活路が見いだせぬ時、何とする?』
幸村『囲みの外へ』
信玄『うむ。西へ向かうのぢゃ』
幸村『西とは? 瀬戸内、いや、さらに西へでございますか?』
信玄『うむ。九州には豊臣の手に堕ちてはおらぬわ。最南端の薩摩に
その侵略を阻む勢力があると聞く』
幸村『なんと‥‥』
信玄『ワシの名代として薩摩に赴き、その者たちとともに
九州の地を守り、しかる後、西から豊臣、毛利を攻めよ』
幸村『御館様! 我等が囲んだと思いし豊臣を逆に挟み撃つのでございますね!』
信玄『コトが為るまでワシは甲斐を動かぬ。全てはお前の働き次第』
幸村『御館様! この幸村、必ずやご期待に応えてみせまする!』
信玄『察して厭なきコトも忘れるでないぞ?』
幸村『心得ております!』
かくして武田家内の業務連絡が消化したトコでいつものお約束
信玄『幸村!』
幸村『御館様!』

いつまでも掛け合う声に、佐助は耳をふさぐ
一方、奥州の伊達屋敷では武将たちが軍議を開いてた
正宗『宇都宮と小田原が落とされるとは。武田のオッサン
何をしてやがんだよ‥‥』
小十郎『甲斐の虎が直接届かぬ武田領を伏兵が同時多発的に攻めたモノと‥‥
加えて安芸の毛利元就が豊臣と手を結ばんとする由‥‥』
小十郎の報告に武将たちはどよめく
小十郎『しかしながら我々にとって目下の懸案は
平定した周辺国に不穏な動きがあるコトです』
正宗『その潜伏侵略ってヤツが、この奥州でも始まってやがるってコトか?』
小十郎『左様。すぐにでも大坂に攻め登りたいお気持ちは察しますが
留守に足下を獲られてはかないませぬ。周辺国の動きを見定め
コトによっては再度平定の戦をせねばなりませぬ』
正宗『まどろこしー連中だぜ』
小十郎『あるいは伏兵はすでに‥‥。武田上杉の動向のみならず
再び川中島に割り込まんとした伊達の動きさえ豊臣は掴んでおりました
この軍議の場におらん限り、得られるハズのない情報です』
武将たちはそれぞれ顔を見合わせ、それぞれ疑い出す
正宗『豊臣は川中島でコトを決するつもりでいやがった
スパイ野郎の役目がひとまず、そこまでだったとしたら‥‥』
小十郎『いえ、おそらくあの竹中半兵衛とゆ〜男
ならぬ場合を見越してもあるはず。引き続き紛れ込んでおるものと‥‥』
ふと、正宗は小十郎の真意をくみ取り、芝居に出る
正宗『だったら‥‥あぶりだすか?』
小十郎『身内に手荒なマネは気が引けますが。早速明日にでも』
正宗『しかたねーな』
正宗は目の前の武将どもを視線で威嚇する
その夜、ショボい城下を見下ろす畑へとやってきた小十郎は
屋敷から脱出する者がいないか、目を配らせてた
小十郎『夜陰に乗じて逃げ出す者はナシか
思い過ごしか? 腹をくくってやがるのか?』
と一息つき、畑の芽を撫でる
そこに竹中半兵衛が姿を現す
竹中『随分優しい顔をするんだね? ボクたちの完璧な包囲を破り
窮鼠の虫に等しかった三国数万の軍勢に見事退路を拓かせた
伊達の軍師‥‥それが竜の右目の素顔とゆ〜ワケかい?』
小十郎『竹中半兵衛‥‥!』
竹中『国元にいる時のキミは夜、床に就く前に必ずココに来る
そうだろ? 正宗くんとキミの日課は一通り彼から聞いてるんだよ』
と、傍らには伊達の家臣と人質
小十郎『竹中! てめぇ!』
いきり立つ小十郎。だが小十郎を豊臣の隠密が取り囲む
竹中『取引をしよう。片倉くん、キミに豊臣の一員になってもらいたい』
小十郎『なに‥‥‥?』
(第1話END)

とゆ〜騙し逢ってナンボな『秀吉の野望』第一話でした
今回、コレを初めて目の当たりにしたビギナーな方々
おそらく、このブッとんだ設定にヤラれたかと思います
『伊達政宗が英語を喋った!』とか『川中島に伊達軍が?』とか
‥‥そう。初見では誰もがツッコむんですよね
ま。1期を一通り見て、ルールを把握した上で語ると
2期目は虫唾が走るほどに気にいらねぇな!
前半でハデな戦闘シーンをしたかと思ったら
後半はツラツラと状況説明で右往左往して
バランスの悪い、精彩に欠いた1話目となってしまいました‥‥
そもそも1期で信長が武田・上杉・伊達が共闘して
信長を安土城で討ち取った後の世界
を描くにあたり
もはや史実云々のレベルは超越してるワケですから
秀吉が信長を上回る日本統一をなすとしたら
もっと想像を絶するファクターがあるハズです!
それこそ竹中がポルトガル王国の傭兵だったり
魔法や時空操作をするぐらいの力の持ち主
だったり
それぐらいちゃぶ台返しな技をなさなきゃ満足いきません!
ったく、武藤の野郎、すっかり丸くなりやがって
信玄が幸村に謙譲語で喋ってるし!
時代考証が大河ドラマ基準だし!
古文苦手だな!
18禁アニメ『バイブルブラック』の頃の勢いはどーした!
あと。IGに関してゆえば、1期2期ともに
背景が恐ろしくショボすぎます!
なんか見たカンジ、前田屋敷は武田館の使い回しっぽいし
青葉城下があんなブザマなコトになってるんでは
聖地巡礼を志す者たちに勇気が与えられません!
日曜夕方5時とゆ〜一般の視聴者を獲得する
絶好のチャンスなんです!

一般視聴者が『夏休みは仙台にいこう』と欲するよーな
ロケハンをしっかりやって下さい!

あそびにいくヨ!
【脚本】高山カツヒコさん 【監督】植田洋一さん 【制作】AIC PLUS
視聴日7月12日(月曜)26:00-26:30
放送局テレ玉
第1話『 ちきゅうにおちてきたねこ 』
■ ペロッと斬♪鮫の批評
【OP】
とある日、テレビは緊急ニュースを伝える
『先日の自衛隊のデジタル回線内でも同様のメッセージを
受信したコトを受けて総務省はITURとともに発信源の調査!
行う方針です。世界各国て受信されたメッセージは
どれも同じ内容であるコトが確認されており、日本語では
あそびにいくよ、の一文が繰り返し発進されております』
そのニュースと呼応して金武城真奈美は自宅で無線で通信してる
真奈美『今のところわかってるコトははないわ。OK、ジャック
何か見つけたら報告する』
一方、糸喜洲もチャット通信する
そんな謎の機関が水面下で情報収集に躍起になってる中
沖縄近海の海上では、海保の巡視船が不審船を追ってた
船長『威嚇射撃を行う。不審船上空に向けて20mm機関砲を!
だが、そのとき不審船の後甲板の人影に、船員が色めく
船員『ロケット弾です!』
不審船から放たれたロケット弾が艦艇の右舷水面に着弾
艦艇の倉庫で待機してた双葉もみじは対白兵戦用スーツを着る
もみじ『出ます!』
−−−まだだ! もみじ!
もみじ『死人が出ますよ?』
−−−お前が出ても同じだ
もみじ『誰が死ぬのかが変わります』
−−−命令があるまで待て
もみじ『七式、起動』
同時にメット内のアクティブモニターに
七式柔剛型人力増幅服・起動の文字が
もみじは背後の電力ケーブルをふりほどき、ランチャーポットから発進
不審船の甲板に着地し、工作員の前に立つと
もみじ『エスワン、青龍!』
同時に鉄パイプ状のサーベルが出現し工作員3人を殲滅
モニターで船内をサーチするもみじ
もみじ『積荷は武器と違法薬物。船員以外に乗員はナシ』
−−−工作船だ。制圧しろ
もみじ『最初からそーゆえば良いのに‥‥』
軽装備モードに切り替え、船内に侵入したもみじは
工作員たちを次々と殲滅し、ブリッジへと入る
船長は自爆ボタンを持って最後のアガキ
もみじ『逃げ場はないわよ。投降しなさい』
その気がないと見たもみじは
もみじ『アポー・ツー!』
同時に二丁拳銃が召還され、自爆スイッチを持った手を狙う
が、そのとき上空から迷走したUFOが不審船を襲う
ゆらめく船内。床にたたき付けられるもみじ
それを見た船長は自爆スイッチを押す
もみじ『ダメーーーーーーー!』
船は爆発し、東シナ海に強烈な光が輝く

【Aパート】
一夜明け、沖縄のとある海岸‥‥‥
嘉和旗央は爺ちゃんの命日のため、コンビニで買ったビールを持って
参拝した人々のもとへと歩いてきた
ふと、上空を見ると空自の戦闘機が哨戒してる
嘉和『今日はヤに飛んでるな‥‥』
と見上げてると、伯父の宮城雄一がすでに出来上がった様子で
ビールを煽りながら
宮城『よう! 高校は慣れたか? 彼女は?』
嘉和『いないよ』
宮城『いかんぞ。Hなら大人になっても出来るが
手を握っただけでドッキドキー! なんてのは
今だけのオタノシミーーーーーーっ!

高山先生は日頃から思ってるホンネを吐露する
ったく。立木さんに何を喋らすんだかなー!
宮城は集まってる近隣住民の中から一人の女をさす
宮城『ほら。あのコなんてどーかな?
プロポーションだって良いし、顔だって可愛い。ネコ耳だって!』
嘉和『ネコ耳?』

良く見ると、ネコ耳とシッポを付けてる
宮城が女に酒を勧めるのを慌てて
嘉和『なにやってんです! 未成年にお酒はダメです』
ネコミミの女・エリスは料理を食べながら
エリス『とってもオイシイです。この食べ物』
嘉和『ターモンの田楽? 沖縄料理は初めて?』
聞けばエリスは漂着し嘉和のネコにココに来れば
おいしいモノを食べるコトができる、と聞いて来た

ネコに聞いて? とのツッコミをするトコが嘉和はこのとき
エリスの巨乳に目のやり場を探すのに懸命だった
そのとき、徹夜明けだった嘉和は頭がクラつき倒れる
翌朝、嘉和が爆睡から起きあがると、自分の家だった
ふとベッドの隣にむにゅ、とゆ〜感触。エリスが寝てた
エリス『あんにゃ〜?』
嘉和は驚きのあまり、頭を打つ
エリス『あら。頭を打ったんですか? ちょっと待ってください』
と携帯型の体内診断装置を取り出し、嘉和の頭に掲げる
するとすぐに痛みは消えてしまう
エリス『脳内出血の恐れがあったんでちょっと治療させていただきました』
それより、なぜ‥‥ココにキミが?
エリス『伯父さまの雄一さんが好きなトコで寝て良いとゆわれましたんで』
あのクソジジイ! と怒ったトコで呼び鈴が鳴る
お迎さんの真奈美がやってきたのだ
嘉和『ヤッバ! こんなトコ見られたら!』
慌てて玄関へと赴くと
真奈美『昨日一緒に帰ってきた女の子ってどこ?』
嘉和を監視してた真奈美は直球で聞く
真奈美『とても口ではゆえないよーな情熱的で、濃厚で
トレビアーンでセクシーボーンな夜
だったのね?
それで今は彼女はオネムだから優しくモーニングコーヒーを
運んでるトコ?』
嘉和『どーしてそんなに下品なの?
エリスが姿を現す。真奈美は巨乳を見て
真奈美『が‥‥外国産!』
と強い衝撃を覚え、嘉和に迫る
真奈美『変態。いくらゲームやマンガが好きだからって外人さんに
コスプレさして一晩中トレビアンでセクシーボーン
なんて
どー考えても変態でしょ? だったら、どーして
ネコミミつけた女の子がハダカでウロついてるの?』
困惑する嘉和。だが、さらにそこへ
糸喜洲『今のハナシ、本当?』
と映像部の合宿について相談する約束で訪れた糸喜洲が食いつく
そんな糸喜洲の前に現れたエリスを見て
糸喜洲『は‥‥舶来!』
かくして女教師・糸喜洲の説教が始まる
糸喜洲『嘉和君ってまだ高校生なんて破廉恥な!
今からそーゆー趣味だと大人になって困るわよ
妙に説得力があるのは、それが高山先生の経験談だからだ!
嘉和『シッポと耳はもとから生えたもので』
糸喜洲『大人をバカにしない! 辛いコトがあるかもしれないけど
そんな現実逃避をしてもダメよ
と諭す糸喜洲たちにエリスをみせる
シッポもネコミミもホンモノだった‥‥
糸喜洲&真奈美『アンタ、何者?』
エリス『宇宙人です。地球について調べモノのついでに
遊びに来ました』

【Bパート】
リビングで説教を垂れる糸喜洲
糸喜洲『バカなコトゆーんぢゃありません
宇宙人なんて低俗なスペースオペラなんか
いらないわ!

なぜか『マクロスF』を全否定する糸喜洲
糸喜洲『証拠をみせなさいよ、証拠を』
エリス『そーですね‥‥』
とエリスが考えてたとき胸の鈴が発光する
バーチャルパペットが出現し
パペット『エマージェンシーでしゅ。船が見つかりました
網状のモノで海面まで引き上げられてまし』
真奈美『それって、コレ?』
真奈美がテレビを指さす
テレビは港で引き上げられたUFOを中継してる
エリス『あ。私の船。ま、しかたないか
では、リアクティブ、プログラム、あの24番起動
以降はヘの11番で』
と船の航行システムを作動させる
するとテレビ中継で引き上げられたUFOから
『我々に攻撃の意志はありません。でも捕まるのは困るので
消えます。どーか捜さないでください』

と警告しUFOは打ち上がり、雲間に消える
一連の出来事を目撃した糸喜洲と真奈美は
糸喜洲『先生、帰ります。ちょっと具合が悪いの』
真奈美『私も帰る』
と、それぞれ嘉和の家からそそくさと出てく
嘉和『それで。地球に何をしに? 侵略?』
エリス『まさか。友好を結びにきたんですよ
侵略なんてしたら銀河知性連盟に種族ごと破壊されます』
銀河知性連盟は精神生命体にまで進化したオルソニア人によって
組織された、おっかない特殊な組織
だそーだ‥‥
エリス『私の星も地球って呼んでるんで
ややこしいのでキャーティアってコトにしました』
とのリビングの二人の会話を傍受しながら
真奈美は無線で謎の組織と通信する
真奈美『とびきりの情報が入ったわ。私も任務に加えてくれない?』
−−−真奈美、現場はまだ早いデス
真奈美『お願い。協力実績があったほーがカンパニーに
入る審査に有利
だもん』
−−−しょうがないデスね。では研修がてら特別にお願いするデス
真奈美はPCで画像を送る
−−−ワオ! 大当たり!
さらに糸喜洲は自宅に戻り、チャットを立ち上げる
糸喜洲『本人と遭遇しました。あの素顔です
日本語も喋りました。赦せません。あんな存在が
我々のファーストコンタクトの相手とは』
−−−コレは由々しき事態です。早急に何らかの手を
ヒトを貸しましょう。海軍と空軍に同志がいます
糸喜洲『感謝します。全ては美しい接触のために!
そして翌日、すっかり居心地の良さを堪能するエリス
そんなエリスに留守番を頼み学校へと向かう嘉和は
道ばたで双葉もみじと出逢う
嘉和『DVDありがとー』
嘉和ともみじは映画談義にハナシが盛り上がる
もみじ『今日、お暇ですか? よかったらDVDを借りに行くの
付き合って欲しいの』
とナニゲに誘惑するもみじに、やや興奮する嘉和
そのとき黒塗りの公用車が現れ、顔を出す
もみじは『遠藤のオジさん』だと紹介し
約束は明後日に持ち越し。またねーと別れ
もみじは公用車のリアシートに乗り込む
−−−お邪魔だったかな?
もみじ『ココに来るのは契約違反では?』
−−−緊急の仕事だ。私もきたくはなかったんだ
彼とはホンキかい? それとも演技かい?
もし彼にキミの素顔をみしたら
どんな顔をするんだろーね? 試してみるか?

M体質な高山先生の筆がノリまくってます!
もみじ『構わないですよ。私は転校するだけですから。でも‥‥』
もみじはブローニングで拳銃を召還し、運転席を狙う
もみじ『その前に私はアナタを殺します』
−−−やめろ。今撃つと車が
もみじ『私は傷一つつきませんよ。悪運もみじですから
また一つ伝説のエピソードを重ねてみましょーか?
もみじは発砲。銃弾はフロントガラスを打ち抜き、車は停止
もみじ『冗談です。仕事の内容は?』
−−−いつものとーりだ。危険不法入国者の逮捕および
その幇助者の口封じ。標的はAクラスアッパー‥‥‥
遺憾の意を使ってもかまわない
もみじ『期限は?』
−−−できるだけ早く。標的の存在が公になるのを避けたい
他にも非合法組織が活動してるとゆ〜情報もある。混乱は避けたい
良いか、コレはあくまでも任務だ、私を殺さないでくれよ
もみじは写真を見て呟く
もみじ『どうして‥‥どーしてあなたなの? 嘉和くん!』
(第1話END)

とゆ〜ヒロイン全員が三竦みな諜報員な一話目でした
ったく。なんて緻密な脚本を書くんだよ!
高山カツヒコ大先生!

テキストを拾い出すのに一時間かかっちまったよ!
とくにメカニックとか諜報関係とかの
味の利いた陰謀系会話テクに魂を込めてます!

さらにストーリー展開、コレがも〜ニクったし〜!
思いかえせば『喰霊−零−』で1話ごとに
衝撃的な終わらせ方
をして
『コレをどーやって続かせるんだよ!』
先の見えない展開に視聴者どもがお手上げしてるのを
ポニキャンのPが、こーゆーのやってみたいと思って
麻枝准さんに『Angel Beats!』を企画依頼した経緯からして
いま、日本のアニメ業界で一番期待できる脚本家
の異名はダテぢゃないですね!

確か、先生は『バカテス』の時、某誌のインタビュー
まずEDから造ってから中を構築するスタイルをとってる
とのハナシに、そらービックリしましたよ!
仮にコレをドン臭い横谷あたりの脚本家がやったとしたら
限りなく中身がスカスカになってしまいます
高山先生ときたら、ミリ単位で伏線を張り巡らし
精密な多重構造に積み上げちゃう
のですから
先生の脳は、恐ろしくビットの速い理系脳なのでしょ〜
ホント。アニメ業界はこの先生を大事にするべきです!
100年に一度の天才とは、こーゆー人のコトをゆいます!
てなワケで。高山先生の期待を裏切らない本に脱帽し
今季の1位! 安全保障を差し上げます! おめでと!

最後の最後でデカい作品に出逢えて最高ですっ!

2010年 夏季税関検査TOPへ‥‥‥
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